4/3 多数派が押し切るだけの県議会にしないために~きょうから県議会議員選挙
きょうから埼玉県議会議員選挙です。今回は県議会の機能が問われる、解決するための選挙だと思います。
①多様な立場や意見から、話し合い、合意を作り上げていく県議会に変えていく必要があります。選挙を通じて、3分の2の議席を自民党が一つで占める状態が変わらない限り、県議会は脱皮できないとみています。
緊張感のある県議会にするための投票をお願いします。
②埼玉県議会は千葉県議会と並んで、全国で1,2を争うほどネット右翼的な決議を出し続けています。朝霞高校は、県議会にいわれなき政治的非難を受け、一部県議が子どもの修学旅行の感想文の検閲を求めました。多様な意見や立場の県民に、無用な亀裂をもたらす政治家もこの際、排除する投票をお願いします。
(この問題では、朝霞市選出の醍醐県議、新座市選出の吉田芳朝県議は朝霞高校への介入はすべきでない、という対応を取っておられます。)
さて、今回、朝霞市選挙区の候補者ではありませんが、大切に考えている候補がいます。
1人区で自民党候補をぶつけられた、和光市選挙区の現職・井上わたるさんの必勝を期したいです。彼は、
・この間の羽田国際便増便のために、朝霞市、和光市上空に国が航路を設定する提案に、県のやや甘めの姿勢に釘をさしています。
・子宮頸がんワクチンの副反応に苦しむ人の声を拾い、県としての調査徹底を働きかけてきました。
・県道である旧川越街道の改修には、朝霞市選挙区選出の県議とともに取り組んでいただきました。
和光市議会議員のときには、議会改革を積極的に推進し、全国の会議でもその成果を発表しています。県議会が、議論をする県議会、多様な意見をまとめていく県議会に脱皮するときに、必要な人材だと確信し、みなさまにおすすめいたします。
●県議会と直接関係ありませんが、県の近年の保育政策は、評価しなければならないことがあります。
国が保育園整備など、子育て支援の施策に使いなさい、と押し込んだ「子育てあんしん基金」。埼玉県はこの大半を保育所の増設に使ってもらえました。その結果、朝霞市でも飛躍的に保育所が増え、待機児童問題が緩和されてきました。
他県では、1年に1市1園しか補助金を出さない、保育園整備をせず一般的な子育て支援に使ってしまう、などなどあるなかで、問題を直視し解決してきたのではないか、と思います。
保育園と介護に関しては、自治体の積極的な財政支出がない限り、問題解決しません。規制緩和では何も解決しない、そのことを愚直に取り組んだのがここ5年ぐらいの埼玉県の保育政策ではなかったかと思います。
●朝霞市選挙区からは、醍醐清さんのほかに、神谷大輔さん、石川啓子さんも立候補されています。
お2人は市議会民生常任委員会でご一緒し、よい議論をすることができたと思っています。保育士のない保育園の参入に道を開いてしまう条例案に、それを認めない修正案を出しましたが、石川さんには多大な協力をいただきました。市の予算の半分を占める福祉・医療関係の予算審議では、徹底的に問題点を洗い出す石川さんの姿勢には頭が下がりました。
神谷大輔さんは、市議会の議会改革で、議会の情報公開を担当する委員会でご一緒し、ホームページでの議場の中継・録画公開や、賛否の公開、委員会議事録の公開など前進するときに、ご尽力くださいました。イデオロギー的には正反対の神谷さんですが、市議会では世代も近いことと、ご本人のお人柄から、多大なご厚情をいただきました。
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