4/15 18時過ぎにお迎えに行く母親は家でコーヒーを呑んでいるのか?
同僚の議員で人権派を標榜している方が、18時過ぎて19時までの保育に関して、わかりにくい制度の沿革や仕組みを理解しようともせず、不明朗会計などと非難し、18時過ぎに保育園のお迎えに行く保護者を、コーヒーで一服してからお迎えに行っているかのように書いています。
保育園の送迎をやってみるとわかりますが、サービス残業が当たり前の日本の企業文化のなかで17:30きっちりに仕事を終えて、電車に飛び乗って、駅から近いとは言えない保育園にお迎えに行き、晩ご飯を用意して、と、ギリギリの時間で生活している保護者ばっかり見てきたので、こんな書き方をして、保育園利用者の保護者に悪印象をふりまき、また保育園利用者に肩身の狭い思いをさせる市議会議員の言動には、いつか責任を取ってもらいたいと思っています。
書いてある内容も、実態も制度もろくに調べず、市の表層的な資料だけで、他人の生活の土台になるような政策を翻弄している、ということでしかありません。
●子ども子育て新制度への移行にあたっての条例案に、保育士のいない保育所を認めないよう当該項目を消去する修正案を私が提出したのですが、当該議員、こうして言う割には、私が提出した修正案に「立法事実がない」と反対されています。民間団体が保育資格保有者の有無で事故率の比較を出しているにもかかわらずです。ここで厳密な立法事実を要求されたら、子どもが死ぬまで制度は改正できない、ということになります。
●保育政策での思いつきの議論を抑制してもらうために、県議選に出馬した共産党の石川啓子さんには市議会にカムバックしてほしいと切に思います。この3年間、若干スタンスが違うところがありながらも、私とともに保育制度のチューニングをしてきました。
●自治労で福祉政策を担当したときに、よく相談にうかがった民主党の石毛えい子さん(当時、衆議院議員)に、福祉制度は、必要としている人にとっては空気や水みたいなものなので、なくなれば途端に生活が立ちゆかなくなり場合によっては死を意識せざるを得ない状態に追い込まれる、いたずらに政局の材料にしてはいけない、変革には当事者との合意形成が大事だ、と言われました。まことにその通りで、以後私の教訓にしています。
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