4/13 県議会に議論をする議会改革を望む
県議会議員選挙の結果が出ました。
朝霞市選挙区では、現職の醍醐清さんが圧勝、市議から転身した神谷大輔さんが続く展開となりました。
醍醐さんは前回より5000票上積みし、地元の田島や内間木で相対的に高い投票率だったことも勝因だと思われます。
神谷さんは前回の父・裕之さんの票とほぼ同じぐらいの票を確保して逃げ切りました。
石川さんは追い上げ、共産党の基礎票より相当上積みしていますが、及ばす、という結果だったと思います。
投票率は32.13%で、前回の34.46%より下がりました。低下は鈍化しましたが、引き続き注意が必要です。個々の投票区ごとに傾向分析が必要です。
●県議会の全体の結果は、自民党が過半数割れしていますが、所沢市など追加公認とされるとみられる無所属候補(朝霞市も、か?)が数人いるので、これでかろうじて過半数を確保するのだと思います。
ここ数年、上田知事への対抗戦略で、自民党県議団が政局に溺れているのではないか、と思われる場面が目立ちます。そういうことが可能なのも、過半数の議席を握っていて、ふだんは一緒に行動する他の政党がどんなに呆れても、やれてしまう現実があるからだと思います。
※もちろん県政に問題がないわけではなくて、いろいろ追及してほしいところもあるのですが、それは県立病院の開業予算を人質に取って、開院を遅らせることではないだろう、と思うわけです。
今回、いくら過半数を確保するにしても、追加公認という裏技を使ってのことなので、自民党県議団には、政局を自重して、三重県や鳥取県のような、議論する、決めることは判断する議会改革に取り組むことを期待します。
当選した自民党県議にもそうした改革に理解のある方もいますが、残念なことに猛烈に抵抗する議員も残っておられて、心配に思っているところです。
定数、報酬、政務活動費の情報公開で議会改革のお茶を濁さないでほしいと思っているところです。
●県議選で投票率が下げ止まっているので、11~12月の朝霞市議選でも投票率が下がらないよう、気持ちを引き締めていきたいと思います。
●県議会で当選した無所属23人のうち、推薦や地域事情から次の会派に流れるように見えます。
自民党会派に入りそうな当選者 6人
「せんたく」としての会派に入りそうな当選者 8~9人
民主党会派に入りそうな当選者 2~3人
中立系・不明 6人
これで自民党の県議会会派は51議席は確保するので、引き続き過半数を維持することになります。
●9日の記事で紹介した私とご縁のあった議員の当落をご報告します。
【埼玉県議会】
当選 和光市選挙区 井上わたるさん(無所属・現職)
当選 越谷市選挙区 山本まさのさん(民主・現職)
当選 熊谷市選挙区 田並尚明さん(民主・現職)
落選 川越市選挙区 船橋一浩さん(無所属・現職)
当選 川越市選挙区 山根史子さん(民主党・新人)
落選 蓮田市選挙区 森伊久磨さん(せんたく・新人)
あと少しの惜敗でした。
落選 浦和市桜区選挙区 小高真由美さん(無所属・新人)
健闘しましたが及ばずでした。
【他の道県議会】
当選 北海道議選・札幌市西区選挙区 道下大樹さん(民主党・現職)
落選 山形県議選 鶴岡市選挙区 草島進一さん(無所属・現職)
わずかの差で惜しい人材が浪人になってしまいました。
当選 群馬県議選・高崎市選挙区 角倉邦良さん(民主党・現職)
当選 富山県議選・高岡市選挙区 井加田まりさん(社民党・現職)
落選 徳島県議会 阿南市選挙区 松崎清治さん(民主党・現職)
当選 愛媛県議選・新居浜市選挙区 石川稔さん(無所属・現職)
当選 福岡県議選・福岡市中央区選挙区 原中政志さん(民主党・現職)
当選 福岡県議選・福岡市西区選挙区 仁戸田元気さん(民主党・現職)
当選★福岡県議選・田川市選挙区 佐々木まことさん(無所属・新人)
激戦を制しました。今回一番心配した結果でした。
【政令指定都市】
当選 札幌市議会 西区選挙区 中村剛さん(民主党・現職)
当選 さいたま市議会 中央区選挙区 高柳俊哉さん(民主党・現職)
当選 京都市議会 左京区選挙区 鈴木正穂さん(民主党・現職)
当選 堺市議会 西区選挙区 西哲史さん(無所属・元職)
当選 堺市議会 南区選挙区 小堀清次さん(無所属・現職)
当選 福岡市議会 早良区選挙区 栃木義博さん(民主党・現職)
当選 熊本市議会 南区選挙区 西岡誠也(無所属・現職)
★印1人区の候補者。
●ネガティブな話ですが、札幌市議でアイヌ民族に関する見当違いな発言で人権侵害を繰り返した議員は落選しました。辞職云々ありましたが、そこでガス抜きせず、市民の力で結果をつきつけたことはよかったのではないかと思います。
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