12/13 あすは総選挙・野党土砂降りの情勢でも善戦を願う
あすは総選挙の投票日です。
解散風がびゅうびゅうなんて記事を書いて、たった1ヵ月。あっという間の政局が、国民の審判という経路を経て終わります。
安倍晋三さんが再び首相になることはほぼ確実で、さらに自民党が公明党を切りす捨てても好き勝手できる議席数を与えることになりそうな予測があるなか、野党が接戦に持ち込んでいる選挙区で、どれだけ安倍晋三さんを牽制できる議席を上積みできるか、が問われているのだと思います。
とくに気になるのは接戦区。ご縁のある選挙区では、札幌の横路さんや、旭川の佐々木さん、大宮の枝野さん、埼玉6区の大島さん、高槻の辻元さんなどが気になっています。
全体として脱原発志向の議員が残る、増えるなどしてほしいとも思っています。とんでもないいいがかりで失脚させられた小樽の鉢呂さん、地方自治の逢坂さんも小選挙区を勝ち抜いてほしいと思っています。
2009年マニフェストで必要以上に挑戦的で混乱ばかりしていた民主党の厚労省関連施策を立て直し、故山本孝史さんをルーツにする穏健な改革路線に引き戻した細川律夫さんなども再選してほしいと思っています。
マンションの不良施工で建築政策の相談を受けていただいた若井康彦さんも再選願っています。
この1ヵ月、友人で埼玉12区(熊谷市・行田市・加須市・羽生市・鴻巣市の一部)で立候補している本多平直さんを応援してきました。友人ということの評価だけではなく、朝霞の公務員宿舎建設中止では、野田前首相の補佐官として、協力していただいた面もあります。民主党のなかで、軍縮路線を主張し、挑戦的な安全保障政策への歯止めとして大事な存在になってきたと思っています。
無所属の自治体議員なのであまり民主党を中心とする議員ばかり肩入れするのもどうかと思いますし、自民党にも共感する政治家はいますし、いろいろ義理がある方もいます。
しかし国会議員の最大の仕事は「首班指名」で、総理大臣の選挙人を選ぶことです。そのことを考えると、自民党がデリカシーのない安倍晋三さんを首相候補として担ぐ国政選挙である限り、それは選択肢に入れるべきではないと思います。
また、あす投票の茨城県議選では友人の玉造順一さんが、脱原発を訴え、6議席の定数の7人目の候補として挑戦しています。私も2度ほど応援しましたが、ぜひとも当選してほしいとと思っています。
●私は、この1ヶ月、議会日程や先約の入っているもの以外は、総選挙の対応に費やしました。簡単なブログ記事も書いていられないほどで、毎晩深夜に帰宅して、朝また出発する日々でした。
上にも書きましたが、2003年から埼玉12区で立候補している本多平直さん(民主党)から応援を頼まれ、主に届出や選挙運動はがきの整理・差し出しなど選挙事務を中心に支援しました。2012年の落選で、秘書もわずかで、急な選挙で地域の人も日程を割けるように調整がついたのは公示日前後。私のようなものが中心的事務の一翼を担うことになり、熊谷までの毎日の往復と、その事務の責任、追いつくか追いつかないかのロジスティックの間で相当重圧におされた1ヵ月でした。多忙で重圧で議会対策もあっててんてこ舞いで、ブログもご無沙汰、報告すべきこともたくさんあったのですが、そのことはお詫び申し上げます。
●今回の選挙で一番面白い経験は、立候補届の当日、後から届けてもよいが当日届けるのが望ましい書類があり、夕方、熊谷市選管にうかがう機会がありました。県選管の事務の繁忙で、市選管から県選管へのうかがいに手間取り、3時間ほどただ座っているのはもったいないが、外にも出られないので、受付会場で熊谷市選管職員と選挙事務の経験談についてお伺いすることがありました。
前回、立候補締切の直前に、全国最高齢の候補者がやってこられて、そこから何時間もかけて、立候補の手続きをしたというエピソードを聞かせていただきました。今回は残念なことに立候補されませんでしたが、立候補届締切時間が近づくにつれて選管職員が緊張していくさまを感じ取りました。また開票事務の苦労話などもお伺いいました。候補者が4人ぐらいまでは開票はイチゴパックが早く、7人ぐらいから開票読み取り機の方が早いというような話もおうかがいしました。
●応援した本多さんは我を失わない人なのですが、選挙中に間近で接触するなかで、いつ解散があるかわからない小選挙区選挙の候補者とはかくも精神状態を安定させるのに大変なのだと思い知ったものです。じっくり自分の信じる政策に取り組める、超大選挙区制の一般市の市議という選択肢はありがたいと改めて思ったものです。
●この総選挙によって、私にとってまた予定が狂ったものがあります。一つはにっちもさっちもいかないのではないかと思います。また来年に挑戦ということになりそうです。くやしいですが、腰掛けが残るという意味ではよいのではないかと納得させています。
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