11/25 アダルトな議会を脱出
25日12月定例市議会が始まりました。いろいろ身辺にありそわそわする中での議会です。また解散・総選挙もあり、私も周囲も日程が大混乱です。
しかし、朝霞市議会は、選挙があるからって日程変更したりせず、きちんと市民への責任を果たしていきます。
●25日の市議会終了後、議会改革推進会議の全体会が開かれました。
一般質問について、演説を重ねていく一括質問方式から、国会の予算審議みたいに一問一答式に移行することで議論はされているのですが、今回、その部分を検討する委員会の委員長の報告があり、一問一答式に移行するが、一項目3回の質問・答弁を繰り返す方法を提案されました(言い方がディーティルばかりでよくわかりませんでしたが)。
私は、3回しか聞けない一問一答式は変だと意見申し上げましたが、委員会の合意にかかわっていた保守系会派から、そもそも反対という意見が噴出して、委員会に差し戻さずに全体会で再検討することとなりました。
その上で、私は、3回であっても一問一答式の方が傍聴も議事録もわかりやすくなるので、一つの到達点として進み後退させないこと、さらに何が課題なのか、各会派・各議員洗い出して、制度を見直していくような話を進めてほしい、と申し上げました。
また、議会の情報公開を検討している委員会から出された、児童や乳幼児の傍聴制限を撤廃することについては全体会で合意しました。子どももおとなも騒いだら傍聴席を退出してもらう、という規則があるので、それで十分という判断です。
●児童・乳幼児のことが政策として多く上げられているのに、当人たちが参加できず、「子育てにやさしいまち」にはならない、という問題意識に、公明党、共産党、絆などが乗り、最終的には慎重に検討を続けた進政会など保守系会派も同意して提案になりました。
児童・乳幼児で杞憂されるのは騒ぐことですが、それはおとなにも言えることで、それは議事を妨げるとき、ということで議長が退出を命ずることができることになっています。
もちろん「退出を命じる」というのはよほどのときですから、基本的には、静かになるまで外にいてもらえますか、という運用になると思います。
●全国にはまだ18歳未満の子どもの傍聴を制限している自治体議会はたくさんあります。
先日、某所でその話になったときに「18禁か~」という意見が出て、子ども議会の話なんかもまざり、子ども議会じゃない議会は何だ、という話になって、18禁なら「アダルト議会」だよ、という話が展開されました。
朝霞市議会も、そんな言われ方されないところに進化できてよかったと思います。
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