8/5 市議会の録画公開など情報開示の前進に向けて
5日、市議会の議会改革推進会議が開かれ、私が副委員長として担当している「広報・広聴推進委員会」の会合が午後からありました。
野本一幸委員長ほか全委員の英断のもと、
①本会議のライブと録画公開を行う。目下の財政難を受けて経費のかからない一般的な画像公開サイトを利用するが、試行事業として将来的な見直しを含めて始める、という結論を議会改革推進会議の全体会に答申する、
②ホームページについては推進委員会で結論を出すばかりではなく議論したものを参考に事務局として修正できるものは修正していくことを可とする、、
③委員会議事録のホームページの公開を行う(本会議は公開済)。当面、財政難を受け、議事録システムではなく、PDFデータでの公開とする、という結論を議会改革推進会議の全体会に答申する。
④本来は公開を想定していなかった会派代表者会議や全員協議会、傍聴人数の弾力運用をしてきた委員会での現行運用などを申し合わせ事項として整理するよう議会運営委員会に諮る、
⑤委員会の傍聴を原則公開とし、冒頭の傍聴許可の手続きまで廊下に市民を待たせる運用を改善することを議会運営委員会に諮る、
⑥傍聴規則第5条第2項に、18歳未満の傍聴禁止原則を定めた条項がありますが、子どもも市民であり、子どもがうるさいならおとな同様に騒いだことを理由に退場を求める運用とすべきとして、廃止するよう議会運営委員会に諮る
などを決めました。
議会の運営のルールは、少数派に不利にならないようにできるだけ全員一致して改革しなければならないなかで、①以外は若干の異論があり、膠着してきた課題でしたが、昨今の自治体議会への批判の高まりから、変えなきゃという気持ちが高まるなかでの合意形成だったのではないかと思います。
議会運営委員会の議論次第のところもありますが、シンプルでフェアなルールになるように今後の議論をしていきたいと思います。
●これからの議論の課題として、重点課題として整理されているのは、①議会だよりの充実、②請願・陳情の提出者の意見陳述の実施、③議会報告会の開催が残っています。
①は、議会だよりを単独発行するのか、現行のまま「広報あさか」の紙面の一部を利用して継続するのか、一般質問偏重の記載を議案審議へシフトさせるのか、などが課題です。
②は、従来も行われていましたが、提出者に意見陳述の機会を原則的に設けて、提出した市民が議会を身近なものとしてとらえてもらうようにするばかりではなく議員にとっても趣旨をきちんと確認できるようにする、
③は、議会の運営について市民に責任を持って説明して意見交換をする場をどう設定するか、
という課題が議論になると思います。
時期的に、次の市議改選前までに結論を出して、次の市議会選前後に、実施に移されるのではないかと思います。
| 固定リンク
コメント