8/26 新幹線のオンライン予約の縄張りシステムを解決してほしい
誰も考えていないみたいですが、東京から北陸方面の鉄道切符のオンライン予約システムには課題があります。
東京から北陸との間の往復きっぷとも、関係するJR東日本、西日本両社の予約システムが利用できるのですが、切符の受け取りは、JR東日本の「えきねっと」で予約したらJR東日本の管内(東京・直江津間)で、JR西日本の「e5489」で予約したら、JR西日本の管内(直江津以西)でしか受け取れません。
オンライン予約した切符のうち、乗車変更ができる切符というのは、それぞれの両社の管内の発行するクレジットカードに連動している予約システムしか利用できず、クレジットカードの特性から、JRのそれぞれの会社の管内に住居か職場のある人にしか発行されません。
そのため、往路は居住地のJR会社のクレジットカードと連動した予約システムで予約変更ができる状態で予約できるのに、帰路は、相手会社の管内で、予約変更ができない覚悟で出発地で切符を買うか、予約せず出たところ勝負で現金の切符を買うしかありません。
とくに仕事の移動ほど帰路の時間が定まらず、予約変更の余地を残しながら予約したいものです。しかし、現在の北陸方面の旅行はそれができないのです。
まったく不便なものです。
来年北陸新幹線が開通するにあたり、こんなシステムを改善しなければ、あんまり使いやすい新幹線ということにはならないのではないかと思っています。
解決策としては、JR各社の予約システムで予約した切符は、どこの会社の営業エリアでも受け取れるようにすることです。そのために予約システム自体の統合が必要なのか、単に発券できるようにすればよいのか、私にはわかりませんが、改善してほしいところです。
●同じ問題が東海道新幹線の東京駅にも言えます。丸の内側には、JR東海の予約システム「エクスプレス予約」で予約した切符を発行できる自販機も窓口もないので、八重洲口に回るか、入場券だけ買い足すか、乗車券をJR東日本の窓口で買い直すか、しなければなりません(ex-ic予約だとスイカやパスモのカードで入って入場券分が引き落とされないようにできていますが、これも面倒)。
池袋をターミナルとする地域は、丸ノ内線で東京駅に出ることが多く、毎回不便な思いをしています。
また、JRの沿線でも、東京都区内から乗れるはずなのに、JR東日本管内では、切符が受け取れる場所がないので、東京駅まで払わなくてよい加算料金を取られることになります。
●民営化して便利になるはずが、各社分立したシステムがどんどん強まって、こうしたところは不便になっています。
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