6/7 朝霞市上空3000フィートに東上線より多い航空機が来る
昨晩からニュースで報道されていましたが、羽田空港の離発着のために、都心を通る新ルートを開設し、羽田空港の離発着回数を増便、それを海外旅行便に割り当てるという報道がされました。
悪い予感がして、国土交通省のホームページを開いて、これかあれかと探した資料が(やや重たいので注意)この資料です。交通政策審議会航空分科会基本政策部会の下に設置された首都圏空港機能強化技術検討小委員会の中間報告です。
この新ルートは、朝霞市にも影響があるようです(9頁)。
南風の日には、羽田A滑走路の着陸コースとして、最大1時間に13便が、朝霞市の東側の上空を3000フィートの高さで縦断します。
羽田C滑走路の着陸コースも、朝霞市ではありませんが、滑走路の離れている分東よりに、和光市上空を、最大1時間31便、上空4000フィートの高さで縦断します。
北風の日は、離陸コースとして通過します(10~11頁)。着陸コースほどの量ではありませんし、いったん羽田空港から東に旋回して離陸し、荒川沿いに高度を上げて、西方向の航路が、足立区上空で分かれ、254号線バイパスのあたりを東西に横切る航路が設定されています。
市民の安全と生活環境のためにどうするか、さらに調査して対応を考えていきたいと思います。
●この報告書は、航空需要が右肩上がりに伸び続けることが前提となっています。ほんとうにそうか、と思います。これから石油価格が上がりっぱなしになると言われているし、そもそも人口が減っている、さらには所得格差の拡大や、マイルドヤンキーなどの新しいカルチャーの出現で、航空機の旅行が増えるのか、と思います。そんなに増えているのなら、搭乗率の改善で経営の効率化が行われ、航空運賃が下がるように思うのですが、今や運賃は規制緩和前の1.5倍ですから。
●羽田にばかり集中させるのはどうなんでしょうか。今でも、週末ともなれば、定時着陸が不可能で、何時に到着するかわからないような空港です。いたずらに国際線を羽田に設定するために、詰め込んで増便をすることが賢明なのか、考えてほしいところです。
●1時間に13本の航空機って、減便される前の日中東上線の本数です。生活のための交通が減便されて、やたら出張する日本のビジネススタイルの問題や、趣味みたいなもののために犠牲になるのは納得いかんなぁ。
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