5/2 「燃えないごみ」と「廃プラスチック」の分類
季節の言葉で始めるのは珍しいのですが、青空と新緑のきれいな季節になりました(と書くので花粉症以外は本当に気持ちのよい季節です)。
環境という話で、市役所からごみの出し方に注意喚起が行われています。
廃プラスチックごみに、危険物を混ぜないで、という案内です。
朝霞市では「燃えないごみ」の日に、「燃えないごみ」とリサイクルごみである「廃プラスチック」を同じ日に収集しています。混入しないように、市民のみなさまには、ぜひともご協力をお願いいたします。
また「燃えないごみ」の日に出されるごみも、そのまま埋めるのではなく、作業員が手作業で分類して再資源化できるものは再資源化しています。危険なまま出されると、作業員が事故にあうことがあります。全国的にはしばしばこうしたことで収集員、分類作業員が事故に遭遇しています。
ごみは、出したとたんに、その先のことがまったく頭の中になくなりやすいものです。
その処理に責任を持つ市が、袋に入れられた廃プラスチックごみは誰が片付けているのだ、ということを示している写真を、今回のホームページに入れていることはとてもいいのではないかと思います。
ごみは、収集車に積まれていったあと、どこかの誰かが処理しています。燃やしたごみでもその灰は誰かが引き受けて最終処分場に持ち込めるごみとして整理しています。
●ごみ分別のやり方が変化していくなかで、かつての分別をひきずった呼び方がこうした混乱を招いているのではないかと思います。
廃プラスチックは、本来、リサイクルごみのはずですが、びんかんペットボトルなどのリサイクルごみの収集に量が集中してしまうため、「燃えないごみ」と同じ日に回収しています。
「燃えないごみ」は、われものや十分に気を抜いたスプレー缶などと同じタイミングで収集するので、よくわからない市民には、市のホームページで問題にしたような出し方をされるのではないかと思います。
最終処分の姿を想定して分類名を再定義した方がよさそうです。
例
1.資源化できるごみ
①びん
②かん
③ペットボトル
④衣類
⑤書籍
⑥新聞古紙
⑦その他古紙(のりつき・サーマルペーパー以外)
⑧廃プラスチック
(⑨生ごみ…これだけ引き受けることができれば)
2.埋め立てるしかないごみ
⑩われもの・刃物
⑪燃やせないごみ
3.燃やすことが適したごみ
⑫燃やした方がよいごみ
※この灰に金属や燃え切れないものが混入すると最終処分場の受け入れ拒否にあい、処分コストがはねがあることも説明した方がよいのではないかと思います。
●しかしこの記事のタイトル、もう一工夫した方がいい。「廃プラスチックのごみ袋に危険物を混ぜないでください」ぐらいがよい。「プラスチック資源化施設からのお願いについて」は、「について」が不要。そして、意味を理解するのに本文を読み下さないとわからない人が多いのではないかと思います。市民へのお願い記事は、見出しと写真だけで意味が伝わるぐらいにした方がいいのではないか、と思います。自分のブログへの反省も含めてですが。
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