1/30 次の障がい者福祉計画の策定へ
30日午前中は、障害者プラン推進委員会を共産党の山口議員と傍聴。
議題の最初は、2014年度までの朝霞市障がい者福祉プランの進捗報告が行われました。
施策の提供量が報告されました。これ自体は大切ですが、障がい者関係団体などから出てきている委員のみなさまの前に、施策の供給量だけ報告するのはもったいないのではないかと思います。
提供量だけ報告されても、委員のみなさまには「だから」という感じで、どう質問しようとするかも見つからないのではないかと思います。その提供した福祉サービスで何が解決されつつあるのか、そのことがないと委員のみなさまにはどう意見したらようか判断つかないのではないかと思いました。
次の議題は、2015年度からの新しい障がい者福祉プランの策定が来年度から始まるという報告で、7月頃アンケートを実施し、12月頃に素案をまとめ、2016年1月にパブリックコメントにかけて計画として始動する、という報告でした。
話題は行政の作る計画の皮切りでいつも議論に出るとおり、アンケートの実施対象と内容でした。12月定例会で私は指摘しましたが、行政が計画を作るインプットは、行政職員の問題意識と、実施するアンケートしかないのが問題解決能力の足りない計画が濫造されることになる、と見ています。
とくに障がい者福祉は、多種多様なごく少数ずつの障がいに対応していかなくてはならないため、アンケートという大量生産方式にそぐうような調査方式だけでは、問題解決の到達点が見えてこないのではないかと思っています。
●多様なニーズの現れ方をする障がい者福祉は、コンテンツにふりまわされてはまずい分野。何がその人にとって最善か、解決できることかを考えて、コンテンツを重ねていかないと、と思うのですが、どうしても行政は細分化された事業の遂行という視点で考えてしまいがち。
そんなことを感じながら聞いてきました。
もう一つ、人権という問題がきちんと柱にないと、最後、政策判断の詰めの段階で、安易で希望的観測にもとづく結論によりかかりがちだなぁ、ということも。
次の障害者プランの策定のアンケートについて議論が出ていましたが、3月市議会の質問したアンケート偏重の策定方針が改善されていなかったので、終了後、課長に、障がい者福祉こそ、当事者ヒアリング、グループディスカッション、支援者聞き取りなど多様な手段を重ねないと、政策目標が設定できないのではないか、とお伝えしました。予算審議でも委員会で話題にしたいと思っています。
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