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2014.01.22

1/22 一発革命には与しない

社会党構造改革(江田三郎)派にあこがれてきた私は、世の中、一発で根本から変えるなんて主張には与できないんですよ。

日々の仕事のなかで思想的転換を込めた仕事を積み重ねない人が、ましてや「ん」だけで会話するような人に脅かされて失敗して逃げちゃって雲隠れして、総括も何もしてこなかった人が、世の中変えるんだ、ったってうまくいくわけないじゃん。だいたい公開討論会も逃げ回って人でしょ。

民主党が勢いだけで何かを打ち上げて、裏付けがなくて失敗するパターン、あるいは首・辞任カードをいつも安易に差し出して、かえって自殺行為になるパターンなどは、日本新党・さきがけで始まった神話のミステイクじゃなかったんでしたっけ、と思います。

だいたい脱原発を争点で出るなら、国政選挙に挑戦してから言えよって思いますね。あのとき誰がたたかったのさ。菅直人元首相がスケープゴートになって、それをみんなであざ笑っていただけじゃないですか。

●私は国政課題でしか選挙の話題を作れなければ、知名度だけで選ぶ選挙を当たり前と思ってしまって、自治でも何でもなくなった自治体・東京都知事選挙はやめて官選にしたらどうかと思います。議会だけでいいんじゃないかと思います。

●東京から国政を変えるということですが、1995年以来、都知事選挙が国政選挙に影響を与えたことは、美濃部都政誕生の神話でしかないんです。ほとんど外れています。マスコミと、美濃部都政のまま頭がフリーズしている左派がそういう幻想を垂れ流しているだけです。
①1995年4月無党派の力で青島都知事誕生→1995年7月参院選、組織政党の自公共が圧勝、リベラル派は粉砕される。
②1999年4月、民主党が推薦した鳩山邦夫惨敗→2000年総選挙で民主党95→127議席に、社民も14→19議席に躍進。
③2003年4月、民主党が応援した樋口恵子惨敗→2003年総選挙で民主党137→177議席にさらに躍進。
④2007年4月、民主党が応援した浅野史郎惨敗→2007年7月参院選民主党が改選議席の第一党に。
⑤2011年4月、民主党が不戦敗→2012年衆院選、民主党が惨敗
⑥2012年12月、民主党が不戦敗→同時に行われた衆院選が都知事選の趨勢を左右してこの時だけは国政が都政を左右。

●美濃部都政の最も生産的な支援者たちが、後の自治体改革の運動に継承されて、今の活発な地方自治の可能性を引きだそうとする取り組みに展開されてるはずです。そういう意味では、美濃部都政の再現のような劇的な変化を期待する人たちは、その争点は、東京としての自治をどうするか、ということが優先されるべきです。でもそんな話、誰も争点設定していません。東京都って原発を止める権限あったんでしたっけ。電力を消費しているだけの土地でしょう。

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