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2013.12.04

12/4 教育委員会が情報公開条例に反する行動、さらに問題の上塗り

昨日の市議会で、教育委員会が審議会・委員会の公開を原則とする朝霞市情報公開条例をふみにじり、非公開としたことの問題はお伝えしたとおりです。

そのことを小山議員から指摘された教育委員会事務局は、「ホームページに教育委員会の議事録をアップしたので、事後的には情報公開条例にのっとった対応をした」という内容の答弁(それはそれで問題ですが)をしました。そのため、小山議員がホームページにアップされた議事録を確認したところ、個人情報保護に関わるから非公開にする、と宣している委員長の発言の録音の部分が、政策決定過程に関わるから非公開にする、と記載されていることが判明、その後の議会審議で小山議員が指摘しています。

私も今朝、その議事録を確認して、小山議員が言っているとこが正しいと確認しました。ところが、午前10時過ぎにはアップした議事録のデータが削除されリンク先に接続しなくなりました。私はこの時点で教育委員会事務局職員に、証拠隠滅したら大変なことになるからすみやかに復元するように、訂正記事は訂正が分かるように記載しないとますます立場が悪くなる、と抗議電話をいたしましたが、先ほど確認したら議事録へのリンクを示す記載から削除されていました。

議会という公の場で明らかになった以上、議会の議論の題材になった資料を消去したり改変することは問題行動です。さらには、このこと全体が、朝霞市教育委員会職員による、刑事罰に該当する行為の可能性もあります。

あることがないことになってしまって反論する機会すら喪失させてしまう、朝霞市の事務処理を信頼してよいのか、不安になる事件です。

●特定秘密保護法案の審議過程で、役人が勝手に国民の共有物である公文書を捨ててしまう問題が指摘されています。役所が適当に公文書を捨てたり、情報を秘密扱いにして、好き勝手にやることの問題が、全くクリアになっていないなかで強行採決をされようとしている中、自治体で先行して問題が露呈するのは情けないものです。

●この調子だと、教育委員会関連答弁の部分も、議会事務局に圧力をかけて議事録の書き換えを要求する危険性もあります。要注意です。

●誤解されるといけませんが、多くの市長部局の職員たちはミスやトラブルがあってもこうした悪質な業務をしていません。おそらく昨日の議場にいる市長部局職員の表情を見る限り、今回の沙汰について呆れていると思います。早急に、教育委員会の事務を正常化してもらいたいものです。

●追記 昨日の市議会で、小山議員の会議非公開にしたことが問題だとの追及に対し最終的に教育委員会は「各回の教育委員会の開催にあたり公開・非公開を判断していく」と答弁していましたが、一般論としては正論ですが、朝霞市の情報公開条例にのっとれば「原則的に公開とするが、情報公開条例に定める非公開に該当するときに非公開にすることもある」というのが正しい答弁だと思うところです。公開と非公開が都度選択するような同じ重さの選択肢ではありません。

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