12/23 マッサージサロンのような介護予防専門デイ
首都圏にいると実感しませんでしたが、厚生労働省などが要支援1・2を敵視した政策を取るのはなぜかわかったような写真です。
まだこの写真のところは良い方なのですが、その向かいにはマッサージサロンのような看板で、小さな文字で介護保険適用の介護予防専門のデイサービス施設と書いてある店が、北海道の地方の空きコンビニに乱立しています。
実際に自立能力を維持する支援が行われているのか、予防段階の改善につながる支援が行われているのか、窓には選挙事務所みたいに大きなカラーシートが貼付されて中が伺い知れないのでわかりません。
そして利用者も、大変なリハビリ訓練より、楽になるマッサージばかり受け続ければ好評になることは間違いありません。
それでもこうした施設で社会的な関係性を高齢者が作れればいいのですが、と願わずにいられません。
組合の仕事をしているときの友人で、北海道のある自治体で福祉事業者の監察みたいなことをしている職員がいるのですが、最近、デイサービスを名乗って、満足なサービスも提供しない施設が、というので耳を疑っていましたが、このようなことになったと理解しました。
出てくれる施設にありがたいありがたいと施設偏重の高齢者介護をやっていると、いつかこういう事態になっていく可能性は否定できないと思います。
●コンビニ・デイサービスで検索をかけたら、出てくるサイトどれも経営論的視点でビジネスチャンスと煽るもので、コンビニでやる意義とか、人生のチャンスとかそんな言葉ばかりです。もちろんコンビニの跡地にちゃんとしたデイをやるところもあるでしょうが、その場合、利用者を入れてくる腕の良いケアマネに信用されるような看板の出し方をするのではないかなぁ。
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