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2013.10.02

10/2 児童虐待の再発防止のために

あす、2年前にあった児童虐待死事件をめぐる、朝霞市児童虐待防止等検討委員会の報告書を、市議会民生常任委員会で審査します。内容がセンシティブなため、秘密会となります。議事録も委員会としての報告部分以外は、当事者が全て死亡するまで公開されないだろうと思います。

検討委員会の提言でいただいた、①アセスメント能力、②ケース支援・援助における進行管理体制の改善、③個別支援会議の運営の改善、④モニタリング体制の充実、⑤再発防止に向けた組織体制の整備、強化、⑥関係機関の要望(朝霞市担当の県児童相談所の担当児童福祉司の欠員解消)が解決されたのか確認することになろうかと思います。

現在、その審査のための事前学習中です。

検討委員会が提言している、①アセスメント機能の確立は、専門職を固定しにくい700人の市役所で可能かどうか、⑤外部のスーパーバイザーを置く再発防止が可能か、などは、少し難しいのかなと思うところもあります。かなり思い切った対応が必要だと思います。

朝霞市は、都心に近く、アパートも多いという地理的特性から、孤立した子育て家庭の存在を無視できない都市です。どうしても児童虐待の発生要因が高く、周期的に事件となっています。積極的な児童虐待防止と、児童虐待への対応が不可欠だろう、と考えていますが、県児童相談所のからみや、発見の難しさから頭を抱えることが多くあります。

●児童虐待の対応は、憲法の生存権に由来するもので、財政論を超えていくものではないかと思います。そのなかで都道府県児童相談所の体制の弱さが課題にあるのではないか、と常々思っています。児童虐待が社会問題化した10年ぐらい前に、公務員を全く増やせない政策が打たれたことの遅れは大きいのではないかと思っています。

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