9/26 社会民主党の党首選
社民党の党首選挙が行われるのですが、参議院議員の吉田忠智さんが立候補したのに続いて、豊島区議の石川大我さんが立候補。立候補要件を満たすことに難航すると言われてきた第二の候補。石川さんの東京都の地方組織が立候補を承認・推薦し、党首選挙となったようです。
社民党員でもない私がいうのもなんですが、福島党首時代に、市民運動家の政党を模索したところ、そのお株は緑の党や民主党やみんなの党に奪われ、存在意義を問われていたところではないかと思います。また民主党が崩れてくれば、という期待で福島党首はさかんに民主党批判を続けましたが、残念なことにそれは、保守の側が垂れ流してきた民主党の中の社民党的な立場の人たちを冷笑する世論と結びつき、福島さんはそんなこと意図していないのですが、民主党が崩れた支持層は社民党が吸収するのではなく、維新やみんなの党を元気づけてしまった面も否めないのではないかと思います。
そのような状況のなかで、勤労者のことを考えて政治活動をしてきた吉田さんと、マイノリティの課題と社民党のプロデュースに取り組んできた石川さんが立候補して論戦をたたかわせていくことは社民党にとっても、野党第一党が混乱状況の野党業界にとっても、大切なことではないかと注目しています。
お二人ともお会いしたことがありますが、社民党に嫌な印象を与えず、好人物でまじめなことは間違いないことを証言しておきたいと思います。
●よく間違えられますが、私は党員ではないので、今回の党首選の論戦を見守り論評し、党外から日本の社会民主主義や中道左派の政治勢力がどのようになっていくのか関心を払っていきたいと思います。
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