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2013.09.04

9/1 4日本会議で議案質疑を行い、決算から見えた問題点を追及します

9月に入りました。1日には市の総合防災訓練に参加しました。
県内最高レベルの県南西部消防本部の指導と、市内消防団の尽力により実現できた防災訓練でした。
わきには展示ブースや、地震や豪雨の体験コーナーもあって、ちょっとしたお祭りのような会場でした。来年は子どもづれで来てみたいと思います。

ところで8月29日に9月定例会が招集されて、議論が始まっています。

9月5日9:00~本会議で議案質疑が行われ、各議案の概要について本会議で質疑が行われます。
どなたでも膨脹できます。

私は以下の議案について質疑通告しています。

平成24年度朝霞市一般会計歳人歳出決算認定について
  決算の公開のありかた、財政調整基金、各種貸付金、支払った指定管理料を戻して流用していること
平成24年度朝霞市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
  保険給付データと予防保健対策との関係
平成24年度朝霞市朝霞都市計画下水道事業特別会計歳人歳出決算認定について
  下水道管の交換状況
平成24年度朝霞市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について
  保険給付データの入手
平成24年度朝霞市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について
  水道管の交換状況
平成25年度朝霞市一般会計補正予算(第1号)
  財政調整基金の方針、市内への補助金のあり方、子ども子育て会議
朝霞市職員定数条例の一部を改正する条例
  実職員数との乖離
朝霞市朝霞都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例
  負担金の計算式
朝霞市部室設置条例
  「市長公室」の語源、労働関連担当部課について
朝霞市一般職の任期付職員の採用に関する条例
  給与金額の記載がないこと、任期付短時間職員制度の整備はないか
朝霞市子ども・子育て会議条例
  委員の依頼先、子ども参加、待機児童問題の保護者の参加、民間保育園や家庭保育室、幼稚園預かり保育の保護者参加、労働団体委嘱先の委員の性別、分科会・専門委員会・部会の設置、コンサルタント選定方法、報酬のあり方(学識経験者は低くないか、当事者参加分は払う必要があるか)
市道路線の認定について(都市計画道富士見通線 百歩ラーメン前からインド料理店前までの新設道路)
  当道路の全通見通し、交通安全対策

●決算では、指定管理料を返還させている問題が大きいかな。
昨年追及した社会福祉協議会関係への指定管理料が、事業によっては10%も市の一般会計に返還させられています。昨年よりも額が大きくなっています。不適切だからやめろ、と昨年の決算審査で再三指摘したにもかかわらずです。
指定管理制度とは、管理権を相手先に全面的に委ねて創意工夫でその事業を質の高いものにしてもらう制度のはずです。入札のような受注競争はあるわ、創意工夫はできないわ、では、市民サービスそっちのけの市職員のための財政至上主義です。予算管理の面からも、福祉で支出したはずなのに、返還されて補正予算の財源になっているというのもおかしな話です。
このようなことを続けていけば、社会福祉協議会は、工夫しても市からお金を取り上げられる、と創意工夫をしなくなるし、返還金を出すことが市役所側の評価になってしまう可能性があって、そうすると、従業員が休暇を取らせてもらえないというような労基法違反のような運営も聞こえてくるわけです。昨年、そう指摘したのに、改善されず、また額を膨らまして続けているということに呆れてしまっています。
社会福祉協議会の財布を自由に使って恥ずかしいとも思わない親会社の体質かもわかりません。

それから貸付金関係、善政として貸付金制度をいくつか整備していますが、高金利時代の民間金融機関との連携したサービスの残骸のようなものもあり、利用はされないのに職員の仕事の負荷になっているものについて見直しを図ったり、家族関係や朝霞市の都市化で前提条件が大きく変化しているなかでの奨学貸し付けのあり方について検証したいと思っています。

●28日に早稲田大学マニフェスト研究会の中村健先生をお呼びして、議員一同で研修会を行いました。
テーマは議会改革の必要性と向こうにあるもの。
議会は、市の執行部のやっていることのチェック不足や、住民に見えるやりとりをしていかないから、住民に無視されていく、と指摘。改革も自己満足ではなく、改革をした後の、「アウトカム」=成果ではなく成果のあとの効果をはかりながら合意形成を図らないと、満足度の低いまちになり、議会不要論が蔓延していく、というお話をしていただきました。

議会は合意形成の場ということで、「話し合い」の意味を図解しながら、単に主張をぶつけてあうところだけやるのではなくて、歩み寄って、プラスの価値を出すことなのだ、というお話は参考になりました。そのために議事日程が混乱するのを怖がってはいけない、大事なのは成果の先の効果だ、とおっしゃっていただき、私のふだん考えていることを言っていただいたと思いました。

議員に質問をなげかけながら行う講義の進め方もよかったですが、先生が「日頃質問にはなれているけど、双方向の議会が必要ですね」とカツをいれていただきました。

早大マニフェスト研究会の議会改革ランキングでは朝霞市議会は約1700自治体中、1094位で、かなり遅れている状況です。とくに情報公開では1211位、住民参加では840位、機能強化では903位と、他の自治体が何らかの改革に取り組むなか、制度改悪はしていなくても、どんどん順位が下がり、いずれの項目でも痛々しい数字で、私が今の議会改革で担当している情報公開と住民参加の部分だけでも何とか挽回したいと思います。いくつか、さすがこれだけはやらなきゃ、という情報公開では最終段階まで話が進んでいて、それがあればだいぶ順位が挽回できると思いますが、住民参加はまだまだこれからという状況です。

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