8/19 東洋大の敷地の一部が病院移転用地へ
午前中、市議会全員協議会で、市の機構改革案と、東洋大学の土地売却が、行政から報告されました。
市の機構改革は、市長公室を設置し、トップマネジメントに取り組む政策企画室を組み込み、広報あさかの発行や情報公開を扱う市政情報課を総務課から移管するなどの内容です。
市民サービスに影響するところでは、青少年関係の事務と、幼稚園のお金関係の管轄を福祉部に移管するということで、子ども子育て新システムの移行を意識した再編成です。朝霞における幼保一元化はまだ時期が到来していないと思いますが、すでに幼稚園教育要領と保育所保育指針のすりあわせは行われており、幼稚園の預かり保育の乗り入れもあったり、障がい児や発達障がい児の対応では福祉と教育の共通の課題もあることなどから、こうした動きは歓迎したいと思います。
東洋大学の土地売却は、朝霞台中央病院などを運営している社団法人武蔵野会(通称「中央医科グループ」の一法人)に対して行われたもので、朝霞台中央病院の移転が検討されている、という内容。
私の質問に対して、行政からは
・平成29年度に新しい施設でスタートすることを想定して準備をする見込み
・脳卒中関係の治療と、2次救急医療が強化されると聞いている
・道路や下水道の改修は病院側が負担する見込み
・当該地は市街化調整区域なので、病院の建築は認められるものの事業者から市を経由して県の承認が必要。ただし市議会の承認は不要となっている
・交通機関は現在近隣を走行している「わくわく号」がある(のみ)
と内容を明かしています。
私は、朝霞市内に基幹的病院の強化が必要なので、朝霞台中央病院の機能強化には期待しつつ、通院者の交通問題をきちんと解決すること、市街化調整区域を公共的施設がパラパラ虫食い的に開発されていかないようなことが期待されなくてはならないのではないかと思います。
交通機関については「朝霞台駅から歩ける葬祭場のちょっと先」という答弁をされていて問題意識が薄いのかなと思いました。利用するのは病人であるので、公共交通機関の確保は避けられないし、歩く人目線の問題意識をもってほしいものです。現在の朝霞台中央病院の交通環境が便利なので、マイカーを使わない利用者も少なくないのではないかと思われます。
また、市長公約の「はまさき健康タウン」構想で、保健センターの移転新築などがこの先検討されるようなのですが、市街化調整区域に公共施設が分散して作られると、それぞれに公共交通機関を確保しなくてはならない問題も浮上します。そうしたことも考慮に入れた、市の施策との連携を求めていきたいと思います。
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コメント
「社団法人武蔵野会」ではなく
「医療法人社団武蔵野会」ですね
投稿: 金田 | 2013.08.21 06:43
朝霞台中央総合病院が、東洋大学キャンパス跡地に移転するとなると、交通の利便性から、移転しなことを期待したい。
投稿: 林 稔 夫 | 2013.11.13 11:15