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2013.07.25

7/25 菅追放劇で始まる維新と民主の合流

戻り露ですが、水源地に降ってほしいものです。

●21日に参議院議員選挙が終わり、予想どおり民主党が大敗し、お約束のように野党第一党内の責任のなすりあいが始まっています。

民主党は、24日に役員会に次ぐ意思決定機関である常任幹事会を開き、菅直人元首相に対して、民主党の公認を取り消した大河原まさこ候補を応援したということで、「除籍」として党から追放することを提案したようです。

私は、①公認を選挙直前に取り消された大河原氏を応援したことに対する「反党行為」と「除籍」の量刑のバランス(量刑妥当性)、②大河原氏を公認して取り消すまでの民主党執行部の側の問題、などから、今回の提案はあまりにもむちゃくちゃだと思っています。

これに対して、菅元首相は必死に反論しているようですが、私はこういう政治的狂気にとりつかれた組織は、決着つくまで止まらないと思います。佐藤優氏も小泉政権期にスケープゴートになった政治家にそう助言してきたようですが、身近におきるとそうだなと思わざるを得ません。
今回「除籍」されなかったとしても党員資格停止や発言権を奪うような処分が下され、そのことをめぐって何もできない状態にされるだけではないかと思います。意図は選挙の後処理ではなく、とにかく菅氏を追い出したい、というポスト菅世代の総意なのでしょうから、そんなところに居留まってもしょうがなない、自分から離党するのもばかばかしいので、「除籍」させればいいのではないかと思います。

では、菅氏を追放し、また一部離党者も出てくることでしょうから、残った民主党がどこへ行くのでしょうか。マスコミや政治評論家の「野党よまとまれ」の大合唱のもと、みんなの党の一部を巻き込みながら維新への合流をせざるを得ないのではないかと思います。維新と、前原的価値観が合流して「坂の上の雲新党」になっていくのでしょう。
あまりある民主党への愛党精神から鈴木寛さんを応援した民主党の若手自治体議員が、かなり声高に菅氏の追放を求めている(中選挙区制時代の選挙を知らないからほんとうピュアなものです)ということですが、肝心の彼らもどこに連れて行かれるかわからない政局になってきているということだと思います。
そもそも今日の菅追放劇から逆算して、大河原公認取り消しが行われたのではないかと穿ちたくなるぐらいの流れです。

その「坂の上の雲新党」が成功するのか、私は否定的です。維新側の度重なる国益を損なうような失言が治るとも思えませんし、民主党側の今回の蛮勇ふるった勢力も、処分をちらつかせるだけの非民主的な運営が体質的にあり、まともな統治能力を持っていると思いません。一時勢力を伸ばすでしょうが、どこかで限界が来ることでしょう。どうなるにしても歴史の評価にたえられないことが明らかになる時が来ると思います。

旧民主党的な価値観、源流は社会党を追放された江田三郎さんあたりにあると思うのですが、世間に解釈されている「リベラル」なもの(私はネオリベラリズムも含むこの言葉に違和感があり、先日ワーク&ウェルフェア派と書きました)を継承する政治グループを、あと2~3年かけてまとまりにしていき、受け皿をつくっていかないといけないのではないかと思います。

●民主党が逆風の選挙が何回かありしまたが、そのときに、民主党の選挙を支えたのが大河原さんの出身の地域政党・生活者ネットワークです。民主党が街頭演説部隊しか用意できないなか、電話かけなど嫌がる仕事を引き受けてきたのが生活者ネットワークの活動家たちで、そういう人たちへの敬意のない政争はほんとうに良くありません。

●twitterなどでは、民主党を心配する文化人などを中心に、鈴木寛さんが比例区に回れば、あるいは大河原さんが比例区に回れば、よかったのに、とおっしゃる人がいます。いまさらたらればの話も仕方がないのですが、これはかなり無理な調整です。
参院の比例区は個人名投票をかき集めなくてはならず、これがさして政治に深い理解のない有権者にはわかりにくい話で、誰も個人名を書いてくれないというのが現実です。労働組合だって2~3年前に候補者を決めて、しつこく運動をして、それで組合員の2~3割しか個人名を入れてくれないぐらいですから、公示日直前に移ったのでは大惨敗となるもので、そのことが引退勧告になります。
大河原さんの場合で言えば、大河原さんがしたかったことを民主党というステージでできるような仕組みを用意して、しばらく非議員の政策責任者として処遇することが妥当だったのではないかと思うことがあります。ただし今日のこの粛清劇を見ると、そんなお花畑の話でまとめられた話ではなく、大河原さんが利敵行為として立候補させて菅元首相の追放するための助演として必要だったのではないかと思わざるを得ません。

●もちろんこんなポスト菅世代が跳梁跋扈する民主党にしてしまったのは、結党直後からの菅氏の振るまいにあったことは否めません。あるいは寝首をかくであろう質の悪い子分たちをかわいがってきた面は否定できません(このことは何度もブログに書きました)。処分強硬派の長島昭久代議士など、もともとは菅氏→最も優秀な後継者山本譲司氏を経て、今の地盤を継承しているんですから。もう今から名簿返せなんて行っても後の祭。非合理的ですが、因果応報な面は否定できないと思っています。

●24日の常任幹事会には鳩山由紀夫氏が民主党離党後の発言をめぐって処分を行う提案をしようとしたらしくて、何とも頭を抱えました。また、抗議集会でも開けばいいものを、処分で何とかしようとしているところに、ポスト菅鳩山世代の思考回路が見えるというものです。
党を離党した人が、離党した後の発言をめぐって、政党が処分するというのは、私的自治を超える違法行為で法的思考全般にももとることです。例えば、日本からアメリカに国籍を移した人が、国籍を移した後、アメリカの領土内で、日本の法律にしか抵触しない違反をしたからって日本政府が逮捕できるのか、という問題です。ちょっと考えればわかるのですが、自分たちが天下国家と思い込んでいる志士たちには気づかないということを物語っています。
私も労働組合の関係で一時党員であったことがあります(民主党政権誕生前ぐらいに離党したと思う)。そういう私が、参院選で大河原さんを応援したことが「反党行為」で処分にかけられるかも分かりませんね(笑)。

●そもそも政党助成金をもらっている天下の公党が、国民に影響の大きかった元首相まで務めた人を追放する、辞職を迫るということなら、ホームページなりに、常任幹事会で具体的にどのような提案したのか、情報公開すべきなんじゃないでしょうか。人には情報公開や説明責任を求めているのに…。

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2013.07.22

7/22 埼玉県選挙区の市町村別の順位

埼玉県選挙区の市町村別の開票結果に順位をつけると興味深いことがわかります。

当選者と同じく①②③位に古川さん、矢倉さん、行田さんが入った自治体が大半ですが、

民主党の山根さんは、さいたま市西区、北区、大宮区、中央区、川越市、狭山市、鴻巣市、上尾市、桶川市、北本市、伊奈町で②③位に入っています。

共産党の伊藤さんは、飯能市、ふじみ野市、皆野町で③位に入っています。

山根さんは、枝野代議士、大島代議士の選挙区と、地元川越市で善戦したことがわかります。
伊藤さんは、共産党の市議の数の多い自治体で善戦したことがわかります。なお、新座市も④位とはいえ、③位にぴったりつけている数字になります。

●この手法、かつて朝日新聞社から発行されていた朝日選挙大観の市町村別得票の記載方法がそうでした。市町村別の順位のグラデーションを見ると、地域性や得票構造が浮かび上がってきます。
小選挙区制ではあんまり意味のないことで、その場合は純粋に得票率で見た方が状況をつかめます。

●埼玉県選管の開票結果のホームページは印刷しにくいし、データの転用もしにくい。
埼玉県庁は統計資料的なものについて、ホームページが弱いです。

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7/21 参院選、自公共の勝利とワーク&ウェルフェア派政治家の壊滅

参院選の開票が進みましたが、自民、公明、共産が強い結果となりました。
民主党も生き残った方のうち、脱原発や規制緩和に対する問題意識が少ない方が多く、また遠くなったなぁ、という感じがしています。
また維新が大勝しなかったものの、息を吹き返したな、というのが受け止めです。あれだけの暴言や、繰り返される公費をめぐるスキャンダルについて、愛国心っぽいこと言えば免罪されるのか、と思うとやりきれません。

●いずれにしてもまた私の理想とするワーク&ウェルフェアを重視する政治勢力の壊滅的結果と言わざるを得ません。

●選挙区選挙で、東京選挙区で大河原まさこさん、埼玉選挙区で山根りゅうじさんを推薦いたしましたが、両候補者とも残念なことに落選いたしました。
あとは比例区での推薦候補の当落の結果待ちですが、国政課題では私の与することができない政治勢力だけが伸長した結果は、しんどい時代だなという認識をしています。

推薦した候補者を応援いただいたり、投票していただいた方には、残念な思いをさせてしまいかたじけないと思っています。

変なことがなければ次3年後まで、国政は臥薪嘗胆で進むことになるでしょう。ここは国政に携わる政治家や政治スタッフの良識を期待しつつ、次は統一自治体選挙、その半年後の朝霞市議選があります。そこでは国政と関係のない私自身の政策的取り組みの審判を受けます。
引き続き選挙モードから戻り、地域生活圏である自治体をどう変革し、ワーク&ウェルフェアの観点での市民福祉の向上に取り組んでいきたいと思います。

※比例区ではあいはらくみこさんは当選、かわいたかのりさんは次点落選となりました。

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2013.07.20

7/19 わくわくドームや福祉センターをバスで利用していただくために

蓮祭の記事で指摘した、市内循環バス「わくわく号」が全路線乗り入れて、路線ごとにバラバラに確認しなくてはならない北朝霞駅とわくわくドーム間の時刻表を、別途統合してインターネット上にアップする話ですが、事務調整の遅れということで市役所から説明を受けました。

作業終了次第、インターネット上に掲示されることになると思います。わくわくドームへの来訪者を少しでもバスに乗っていただければ収支改善につながるのではないかと思います。

●また、健康増進センターである「わくわくドーム」にマイカーで行くよりも、バスに乗って行く方が健康増進になる、という観点で何かできないか、健康増進政策の観点から考えてみたいと思います。

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7/20 夏祭りと選挙運動最終日

お日柄のせいか、市内数カ所と、近隣市(とはいえ地理的には我が家のすぐ隣の地域)のお祭りが集中する今日です。私もいくつかまわってみようと思っています。

●長い参議院選挙も、選挙運動をする日として最終日です。私が支持を表明し、応援いているのは下記の4人の候補者です。

埼玉県選挙区      山根りゅうじ(民主党・現職)
東京都選挙区      大河原まさ子(無所属・現職)
比例代表・個人名投票 あいはらくみこ(民主党・現職)
               かわいたかのり(民主党・現職)

私は、現在どこの党の党籍もなく、市議会でも数少ない純粋無所属なものですから、どこかの陣営に肩入れする義務はありません。そのなかで私の政策の基本理念「ゆりかごから墓場までの安心感」と価値観を一つにする候補者たちを応援して歩きました。

①埼玉選挙区。民主党の「山根りゅうじ」さんは「雇用と福祉」という、今いちばんぐらついている政策にきちんとくさびを打ち込む1議席が必要という意味で応援しています。
いたずらな雇用や流動化政策や福祉の競争政策で、現場を疲弊させるだけの改革ではなく、社会の安心感につながる改革に取り組んでもらいたいと思っています。

②東京選挙区で無所属の「大河原雅子」さんは、元々、生協組合員を母体にした東京の地域政党「東京生活者ネットワーク」の自治体議員経験者です。国会議員になってからは、食の安全などの観点から、脱原発や反TPP、巨大公共事業の見直しなどにも取り組んできました。また、自治体議員の時代から、当事者参加や市民参加の福祉政策づくりにも携わってきた方で、私も国会議員になる前から一緒に政策を考えてきた同志のような方です。
今回は、公示日2日前に民主党の公認も外され、やや手薄になった応援態勢のなかで、私も県境を越えて何度か助太刀に選挙運動に参加しました。大河原さんはかえって、良心の自由を思う存分訴えることができたと思います。

③参議院の比例代表選挙は、政党が獲得した票で政党ごとに議席が配分されますが、配分された議席の中で誰が当選するかは、個人名投票の獲得順で決まります。したがって、同じ政党のなかでも「誰を」当選させるかということは有権者の審判に委ねられています。例えば、脱原発を掲げる政党のなかで、原発を推進する人が組織票で上位を占めたりすることだってあります。したがって個人名投票で対抗していくことは重要です。

そのなかで、私は、パート・アルバイト・派遣労働者が4割という時代に即して、労働問題から社会を改良しようとしているお2人の個人名投票をよびかけます。ときに主流派閥の所属議員が、労働者の政策要望チャンネルを切れと暴言をはく彼らの所属政党に納得いっているわけではありません。しかし、権威主義で正解ばかり有権者におしつける政党ではなく、他に労働問題に関してもの言える適当な政党がない選択肢のなかでは仕方がないかと思っています。

あいはらくみこ」さんは、札幌市役所の非常勤職員の労組のリーダーを振り出しに、一貫して自治体のパート労働者の安定雇用と待遇改善に取り組んできました。自治体の行政サービスの多くが最低賃金に毛が生えた程度の賃金水準のパート労働者で担われて、継続雇用すら全く保障されない今の公務員制度の改革は、市民にとっても重要な課題になります。民主党の比例候補のなかでは明確に脱原発を掲げている候補です。

かわいたかのり」さんは、繊維工場、デパート・スーパー、ファミレス、介護、喫茶店、葬祭業などの職場のサービス業の労働組合であるUAゼンセン同盟の推薦候補です。UAゼンセン同盟はこの数年、労働組合のなかでは数少ない、パート労働者を積極的に組合員化してきた労働組合で、多数のパート組合員を背景に、ぶつ切り雇用やパート労働者の低賃金問題、パート・アルバイト労働者の正社員化への道筋づくりに力を注いできています。

●また激戦区で緊張感あるたたかいをしている以下の選挙区でこの人をと呼びかけます。とくに私の支持者が多数いるわけではないですが、政治家としての良心もしっかりしている候補者たちなので、このブログを読んでいる当該地の有権者の方々が投票して当選することができれば、政治の流れは少しはましになると思います。

岩手選挙区(定数1)  平野達男さん(無所属・現職、元復興担当相)
山形選挙区(定数1)  舟山康江さん(みどりの風・現職)
  農村・国土を疲弊させるTPP&農業土木のバラマキに立ち向かう農政のプロです。
神奈川選挙区(定数4) 牧山ひろえさん(民主党・現職)
  世の中の進歩のネックになっている保育政策の前進のために必要な議席です。
三重選挙区(定数1)  高橋千秋さん(民主党・現職)
大阪選挙区(定数4)  梅村聡(さん民主党・現職)
  堅実な医療制度の改革を考えられる民主党では少ない良心です。
沖縄選挙区(定数1)  糸数慶子さん(沖縄社会大衆党・現職)
  自民、民主の議員に、沖縄の基地問題をきちんと考えてもらうためのタガをはめる大事な1議席です。

●候補者の名前の紹介や投票依頼がきょうまで。名前ばかり宣伝しても、投票所に行くことをお願いしわすれてはいけませんね。
ここから先は選挙運動に当たらないのであすも書きますが、国政に関しては、有権者が税金を使う人を審判できるのは選挙だけです。
選挙結果は、投票に行った人たちのなかで決められます。棄権した人はいなかった扱いになります。選挙に行かない人の票は、行った人の票を増やすことになります。誰も気に入った人がいないと思っても、そのなかで一番ダメじゃなさそうな人に入れていくことをしないと、必ず選挙に行く人の票を増やすことになります。

●今回参院選で各候補の支援にまわるなかで、選挙制度から政党の体質の問題まで、いろいろ感じることがありましたが、投票箱のふたが閉まった後に書いてみたいと思います。

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2013.07.18

7/18 投票所入場券で本人確認をすることを考える

選挙ネタばかり続いて申し訳ありません。今回はみなさんの投票の手続きについて、前から考えている疑問です。

朝霞市では選挙の投票上に入るための切符、投票所入場券を世帯単位で配布しています。自治体によっては有権者一人ひとりに郵送しています。昨今、DVが問題になったり、単身赴任や就学で住民票を移さない人たちの問題が話題になっていますが、そうした観点から、私は投票所入場券は個人配布にすべきではないか、と考えています。しかしそうするためには選挙にかかるコスト論が立ちふさがることでしょう。しかし民主主義の手続きの基礎的な部分においてコスト論で話をごまかしてしまっていいのか、と思っています。

そのようなことを言いましたら、政治学者の方から、そもそも投票所入場券で本人とみなしてしまうことの方が危険ではないか、きちんと本人証明できる書類を見せてもらうなど、他の手段で本人確認を取るべきではないか、とご指摘を受けました。

確かに、とくに統一自治体選挙などのたびに、投票所入場券でなりすまし投票をした、という事件が後をたちません。昔は入場券が売買されたなんて話もありました。入場券を持っている、ということで本人かどうか確かめる注意力が低下してしまう、ということは否定できないと思います。

そして今の選挙制度においても、投票所入場券がなくても本人確認できれば投票所では投票を拒まないということで、むしろそのことをきちんと広げていくことが必要なのではないかと思っています。

家父長が厳しすぎて自由に投票に行けない、DVで避難している(しかしまた住民票を残した自宅近傍をうろうろすることは危険かも知れませんが)という人も、入場券がないからと投票できないということはない、ということを覚えて、ぜひ大事な公民権を行使していただけたらと思っています。

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2013.07.17

7/17 選挙中盤の新聞世論調査の情勢から~自民党を牽制できる参議院の構成を~

新聞各紙が13~14日に電話調査した選挙中盤戦の世論調査の結果、自民党がほぼ全勝、公明党が全勝、当初民主党の議席数を下支えすると思われていた2人区の2番目の議席、3議席の3番目の議席も共産党やみんなの党、維新に接戦に持ち込まれ壊滅的状況、という情勢が伝えられています。4~5日に行われた世論調査より与党が圧勝する傾向が強まっていると思います。

そうした中で、石破自民党幹事長が、軍法会議の設置や敵前逃亡の重刑化などを改憲後の課題として打ち出したり、首相が、憲法96条の改正から9条改正にダイレクトな話にシフトしたりしています。安全保障政策には比較的寛容な私でも、身震いせざるを得ません。これらは、自公圧勝、その上で民主と社民が壊滅するという読みの上での、調子づいた話なのだろうと思います。

また、うまくいっていると宣伝されているアベノミクスも、自民党が民主党を最も攻撃し実績を示そうとしたデフレ退治も、安倍政権が誕生した1~3月は半年前に比べて▲1.2と悪化しています。乗っ取った日銀から市中銀行にお金を押し込んだ結果、そのまま株価が上がって、ということなのだろうと思います。

今回の参院選では、こうした自民党に全権を与えてしまうのか、自民党を牽制できる参議院にすることができるのか、問われているのだと思います。

読者のみなさまには必ず選挙に行っていただき、自民党を牽制し、それが単に意見が違うから×というだけではなく軌道修正計れるような「議席数」になるような投票をお願いしたいと思います。それは自公与党が過半数であっても安定多数や絶対多数(単なる過半数では中立を求められる議会内の役職があるので過半数に好き勝手できませんが、それをも上回る勝ち方)にならず、そこそこ政治の安定がありながらも緊張状態が続くところにもっていってほしいと思います。

そういう意味では、埼玉県選挙区の投票行動は重要になるのではないかと思っています。

●私が支持を表明し、応援いているのは下記の4人の候補者です。他にも応援したい方はいますが、手がまわりませんので割愛させてください。

埼玉県選挙区 山根りゅうじ(民主党・現職)
東京都選挙区 大河原まさ子(無所属・現職)
比例代表・個人名投票 あいはらくみこ(民主党・現職)
               かわいたかのり(民主党・現職)

●反原発、脱原発運動に関わった人たちが共産党に票を集中させようという動きがあります。それも一つの選択肢だと思いますが、現実的な主張をする政党や候補の中に反原発・脱原発を主張した人を当選させていくということも大切です。
主要政党のなかで脱原発を主張している人たちが落選することが多くなると、そうした政党のなかで脱原発を主張することが何の意味もない、ばかばかしいし無駄、ということになってしまいます。
1人区2人区は選挙協力で、3~5人区はバランスのよい投票で、脱原発の主張が国会の議席のうちある程度を占めるようにならないといけないと思います。ところが運動にのめり込んでいる人ほど、この逆のことをしているように思えます。
一部の革新系無所属にきれいな脱原発はオレだけだというような候補者がいますが、国会は複数の政治家による合意形成の場です。重要な政策ほどオレだけだという姿勢でやれば、かならず反作用が優っていきます。間違った主張の仕方と言わざるを得ません。

●選挙の注目ですが、新聞各紙の情勢分析では若干の違いはあるにしても、
① 1人区は、沖縄で自民党の巻き返しがあり接戦、岩手も接戦、山形と三重は今後次第で逆転含みの自民優勢ということでこの4選挙区が注目です。
② 2人区は、自民・民主で盤石というのは長野と静岡だけ。北海道もぬかるむと負け。その他は民主党に、共産党(京都、福岡)、みんなの党(宮城、茨城)、維新(兵庫)に追撃されるか接戦に持ち込まれています。
③ 3人区は、千葉が自民×2、埼玉が自民・公明が決まり、残り一議席を民主、みんなの党が争っています。
④ 4人区は、神奈川が自公とみんなの党が確定、最後を民主と共産、大阪が自公維新が確定に最後を共産と民主が争っています。
⑤ 5人区の東京は、自自公の3人は確定したというのが各紙共通。その後、共が当選圏入りというマスコミと、それ以下の候補ともつれているという評価に分かれていますが投票率が低下すれば基礎票50万人に反原発太鼓どんどんの票が上積みされるので当選したという感じでしょうか。残りを、民主、山本太郎、大河原、みんなの党で争うという感じです。

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2013.07.14

7/14 きょうは蓮祭

きょうは朝霞市のアジアンテイストな人たちが集合する、「蓮祭」が、浜崎の総合福祉センター(社会福祉協議会)となりのどろんこ保育園で開かれます。市民が休日の保育園を借りて主催する年に1度のイベント。遅めの時間になりますが、うかがおうと思います。
※蓮祭は駐車場が少ないことと、飲食ブースが出ますので、北朝霞駅(JRの改札のすぐ前)から市の「わくわく号」で、「わくわくドーム」バス停まで行くのがオススメです。バス停下車徒歩3分程度です。時刻は以下のとおりです。
10:08,10:35,1049,11:18,11:55,12:30,12:44,12.53,13:50,13:50,
14:53,15:08,15:10,15:40,16:14,16:15,16:43,17:40,1743,
18:02,18:05,18:40,19:08,19:35,19:44

また、昨日に引き続き、朝霞税務署向いの「朝霞の森」ではプレーパークも開かれています。

Dscn3554●13日午前は、あさか市民大学に聴講生として参加いたしました。
基地跡地利用市民連絡会の大野良夫代表が講師で、米軍基地跡地の植生について説明をいただきました。1974年、米国からの返還以降、鳥類の持ち込んだ植物と、米軍が置いていった植物が繁茂しながら独特の植生を作っている、というお話でした。
講義の前に、米軍基地跡地と「朝霞の森」を周回しました。そのとき、少年たちと遭遇し話しかけると、「クワガタ虫が採取できた!」と元気のよく自慢してくれました。

●市民大学が終わった後は、東松山市の原爆の図丸木美術館を訪問し、同日13日からはじまった「坑夫山本作兵衛の生きた時代~戦前・戦時の炭坑をめぐる視覚表現」のオープニングイベントに参加してきました。
山本作兵衛さんは、戦前・戦中の近代化される前の炭坑の仕事を書き続け、黄色と黒の色使いと断面を使った構図、絵の中に書かれる絵解きが独特で近年注目されている作品を多く残しています。
Dscn3559オープニングイベントには、作兵衛さんの曾孫でバイオリニストの緒方ももさんたちのバイオリン曲6曲の演奏と、学芸員らの討論を聴かせてくださいました。討論では、絵の構図や色使いを他の炭坑画と比較しながらつかみ、作兵衛さんがメモ魔であったこと、記録と記憶、イラストと絵画の境界領域にある存在であることなど興味深い話が続きました。

●蓮祭のわくわく号の時刻表を転載していて気づいたことです。
北朝霞駅→わくわくどーむ間のバスは4路線全てが乗り入れる区間ですが、朝霞市のホームページでは路線ごとバラバラに時間を確認しないと最も利用したい時間のバスが見つけられません。現地の北朝霞駅のバス停にはまとめた時刻表を掲示しているのですが、猛暑や極寒の天候の中で、バス停に行ってはじめて時間がわかるというのもどうかと思い、昨年の議会質問でこのことを取り上げ、ホームページにまとめた時刻表を掲載せよ、と指摘して、やると答弁受けました。しかし私は見つけられませんでした。
私のチェックの怠慢ですが、やるとい言った答弁の対応が未だに着手されておりませんでした。不便を感じていた利用者のみなさまにお詫び申し上げます。

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2013.07.10

7/11 新聞各紙の予測まとめ

参議院議員選挙について、4~5日に新聞各社が行った情勢予測を6日の朝刊で公表しています。朝日、読売、毎日、日経の記事を並べて、各選挙区ごとに見ていった結果、以下のような感触です。まぁ、まだ選挙はじまったなぁ、という有権者も少なくないので、情勢は変わることもあります。

●1人区で野党が優勢なのは沖縄のみ。自民と非自民の対決型になっているのは、岩手、山形、三重の3選挙区のみ。それ以外は自民が優勢、抜け出すという表現です。
岩手は野党が分裂しなければ勝てた選挙区を旧民主が分裂して平野前復興相が孤軍奮闘している構図。
山形は都市部の浮動票が、三重では浮動票と維新流出票を取り戻すことがカギになる状況のようです。
対決に持ち込めていなくても、情勢次第では可能性がないと言えない、「自民が頭一つ抜け出す」という表現が見られるのが、石川、香川、鳥取、島根、大分。自民党がよほどこけたときにひっくり返る要素のある選挙区です。沖縄は公共事業の投入でひっくり返される不安要素がないわけではないみたい。

●11ある2人区は、都議選同様、自・民仲良く分け合うことになっている選挙区がほとんどですが、野党内での2位争いも目立ち、民主が危ういのが茨城、京都、兵庫、広島。序盤ということで浮動票が見えないため、北海道、宮城、福岡でも共産党やみんなの党に追走されいるようです。

●5つある3人以上区では、いずれも1位は自民。埼玉は自公が当選で、最後の議席を民主vsみんな、神奈川と大阪では民主vs共産で最後の一議席を争っていて、千葉は自民の現職以外、自民、みんな、民主、共産のすべてに可能性、愛知では自民、民主が確定して、残り一議席をみんな、維新、共産でからみあって追いかけるという構図のようです。神奈川ではみんな、大阪では維新が上位に入るというのもお土地柄という感じです。

●東京選挙区は、いずれの新聞が上位4人を武見、丸川、山口、吉良と名前を挙げており、自自公共は当選圏に入りつつあるなかを、残り一議席を鈴木、山本、桐島に大河原が入ったりなかったりという予測になっています。

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7/10 ネット選挙が始まって

今回の参議院議員選挙からインターネットの選挙運動が解禁になりました。
以前は、インターネットに投票依頼をしたり、候補者の売名行為につながりかねない文言を入れると一律違反で、選挙運動期間なのに、インターネットに限らず何も政策を語り合えないという、変な選挙でした。そういう意味では、候補者やその政策について、限定はあるにしても、インターネットやソーシャルネットワークサービス上で自由に書けるようになったことはよかったのではないかと思います。

ネット選挙が解禁になって、いくつか反省点もあります。ここをきちんと是正していかないと、ネット選挙なんか情報の氾濫だからやめろ、とまた日本人的な規制がはじまりかねません。

①TwitterやSNSの掲示板のようなところで、選挙運動の報告をやるのはほどほどに。
  誰が演説していようと、何しようと、有権者には意味ありません。陣営内部の元気づけでしかない情報ですから、そういう事後報告的な記事は極力絞ってもらうか、blogやホームページなど読みに行きたい人だけが見るツールでの公開にした方がよいです。

②いつ演説会があるのか、何を手伝ってもらいたいのか、と有権者に働きかける情報が少ない
  広く市民参加が行われる選挙に向けては、インターネットで伝える情報に、有権者への行動提起が重要です。いつ演説会があるのか、手伝ってほしいのか、手伝ってもらう業務があるのか、公開していくことは重要です。いささか、追い風選挙になれきった陣営に、自己防衛的にそういう広がりの輪を作る情報公開に弱いところがあります。

③政策がない
  政策論争についてちょっとでも書いている記事が少ないです。紙媒体では禁止してできませんし、じっくり考えたい人にはふさわしいツールなのですから、もっとインターネットを活用してほしいものです。
  本来、そこをやりとりするのが大事なインターネット選挙だと思います。そうでなくて日本的なコミュニケーションの手段を義務的に一つ増やしただけとするなら、もったいないことです。

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2013.07.06

7/6 中身のない一本化ではないから造反有理なのだ

参院選の候補者のなかで気がかりなのは、東京選挙区の大河原雅子さんです。ぐらつく民主党のなかで、脱原発やTPP反対、巨大公共事業を見直せ、という主張の旗振りをやってきました。また東京生活者ネットワークの自治体議員の体験もあり、当事者参加・市民参加を基本とする福祉政策に詳しい人です。

残念なことに民主党は、大河原さんの公認を取り消し、男性候補への一本化をしたため、今回は無所属での立候補になっています。民主党の候補者の一本化の過程は「世論調査の結果」だけで、大河原さんの掲げた脱原発や反TPP、巨大子公共事業への問題意識がどうなっちゃっているのか、そういう政策も一本化されたのかまったく説明がされていません。
その一本化された男性候補が、アベノミクスに深くささりこんでいる新経連の重点候補となっていることもきがかりです。この新経連の重点候補のほとんどが小泉構造改革を推進した自民党議員です。
このドタバタ劇も民主党が信頼を失った大半のパターンと同じで残念と言わざるを得ません。

●こうした中、大河原さんを応援している菅元首相に、細野幹事長が「黙れ」とコメントしたようです。組織統制上、言っておかなくては、という事情はあるのでしょうが、その一方で、ちゃんとした一本化ができないまま、世論調査だけで決断をした采配ミスを指摘せざるを得ません。造反有理という言葉があります。

民主・細野氏「菅さん黙ってて」 大河原氏支援に不快感 朝日新聞

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7/4 税金払っているから必ず投票に・参院選が始まりました

4日、参議院議員選挙がはじまりました。
この選挙が終わると、大型国政選挙は3年はないと言われています(ハプニングで衆議院が解散されれば別ですが)。1年、2年後にこれじゃいかんと思っても後の祭です。
とくに国政はそうですが、参政権を実質的に行使できるのは、国政選挙のみと言っても過言ではありません。税金が高い、増税は許せない、といった意見はよくいただくのですが、国政選挙に積極的に関与しない限り、税金は取られるだけのものなんです。前払い料金を払ってもらえる権利だと思って、積極的に参政権を行使することをおすすめします。

そして選挙はベストの候補者を選べることができればいいのですが、そうでないときも、よりましな候補者を選んでいかないと、誰かは必ず議員になるのですから、政治が良くなりようがありません。

などと上から目線のお願いをしたところで、私が今回応援する参議院議員選挙の候補者をご紹介します。

私には、どこの党の党籍もなく、市議会でも数少ない純粋無所属なものですから、どこかの陣営に肩入れする義務はありません。しかし「ゆりかごから墓場までの安心感」を掲げて、中道左派ぐらいの立ち位置の政策を掲げる政治家に、積極的に当選してもらいたいと思っています。そういう観点で今回応援している候補はおります。

①埼玉選挙区。民主党の山根りゅうじさんです。「雇用と福祉」という最も民主党が行わなくてはならない政策を掲げての立候補です。

②東京選挙区で無所属の大河原雅子さんです。元々、生協組合員を母体にした東京の地域政党「東京生活者ネットワーク」の自治体議員経験者で、食の安全などの観点から、脱原発や反TPP、巨大公共事業の見直しなどにも取り組んできました。また当事者参加や市民参加の福祉政策づくりにも携わってきた方です。
民主党の公認も外されたので、良心の自由を思う存分訴えることができると思います。

③比例代表選挙では個人名投票で、民主党のあいはらくみこさんと、かわいたかのりさんを応援しています。

参議院の比例代表選挙は、政党が獲得した票で政党ごとに議席が配分されますが、配分された議席の中で誰が当選するかは、個人名投票の獲得順で決まります。したがって、同じ政党のなかでも「誰を」当選させるかということは有権者の審判に委ねられています。脱原発を掲げる政党のなかで、原発を推進する人が組織票で上位を占めたりすることだってあります。したがって個人名投票で対抗していくことは重要です。

あいはらくみこさんは、札幌市役所の非常勤職員の労組のリーダーを振り出しに、一貫して自治体のパート労働者の安定雇用と待遇改善に取り組んできました。自治体の行政サービスの多くが最低賃金に毛が生えた程度の賃金水準のパート労働者で担われて、継続雇用すら全く保障されない今の公務員制度の改革は、市民にとっても重要な課題になります。民主党の比例候補のなかでは明確に脱原発を掲げている候補です。

かわいたかのりさんは、繊維工場、デパート・スーパー、ファミレス、介護、喫茶店、葬祭業などの職場の組合であるUAゼンセン同盟の推薦候補です。UAゼンセン同盟はこの数年、労働組合のなかでは最も積極的にパート労働者を組合員化してきた労働組合で、多数のパート組合員を背景に、ぶつ切り雇用やパート労働者の低賃金問題の解決に力を注いでくれると期待しています。

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2013.07.03

6/25 市議会6月定例会が終わりました

6月26日、市議会定例会が終わりました。

すでに提出されている市長提出議案に、処分事案からの市長給与カットの1ヵ月10%上積みする条例案が加わり、採決を行いました。

このうち、賛成・反対が分かれたのは2議案で、
朝霞市手数料徴収条例の一部を改正する条例(田辺議員、共産党3議員が反対)
朝霞市職員の給与の臨時特例に関する条例(黒川、小山議員、田辺議員、共産党3議員が反対)
という結果で、いずれも賛成多数で可決されています。

私が反対した市職員の給与の臨時特例に関する条例とは、自民党政権復帰後の麻生財務相が、復興増税のために身を切った国家公務員にならって、地方公務員も身を削れ、という理由で、国から自治体に戻す「地方交付税」を一方的にカットし、自治体職員の賃金を下げるよう要請してきたことです。

これに対して私は、以下の論点から反対しました。簡単に言うと、財政的にはやむをえない部分もあるが、自治体は財政だけではなく法と正義が必要で、それからすると適切ではない職員賃下げだ、ということです。

1.今回の国の賃下げ要請と、それにともなう地方交付税の削減は、地方自治への介入であること。とくに地方交付税を楯に、自治体の政策に変更を求めるのは、地方分権を推進してきた自民党政権としてやってよいのか。
2.労使合意だけで決めてはならないとされている今の公務員の賃金は、統計的に調査された結果である「人事院勧告」にしたがっているのが基本。人事院勧告とは違う賃金にするなら、必ず労使の合意がなければILO勧告等に反し、人権侵害となる。
国家公務員が2012年5月に賃下げを受け入れた際、当時の片山善博総務大臣が、連合系の公務員労組だけという片肺ではあっても、①公務員に労働協約締結権(完全な団体交渉権)の実現を含む公務員制度改革法案の国会上程、②地方公務員には求めない、と約束をしています。
3.しかし、その両方の交換条件は無視され、賃下げだけタダ喰いしたのは、ILO勧告への挑戦です。
4.とくに公務員に労働協約締結権を認める公務員制度改革関連法案は、もともと2000年に自民党政権のもとでつくられた公務員改革大綱にもとづくもので、連合系公務員労組は無理な要求をしているわけでもないのに、それを履行していない。
5.そういう不当な話をもとづく賃下げは、財政事情という自治体存立に関わる問題があるにしても、自治体運営に必要な法と正義からしておかしな話で、基本的に賛成するわけにはいかない。人事院勧告の水準をり下回る賃下げさせたいなら、集団的労使関係にもとづく、労使関係での合意が必要。
6.朝霞市として、下げ幅を圧縮したり努力をされていることは見られるが、それもこれも集団的労使関係での労使関係での同意が重要。人事当局は「組合がないんで」と言うが、労働者代表との合意が必要な残業や休日出勤の手続きでは、それそれ職場代表者を選んで労使間で協定書を作って労基署に届け出ているから、労働者代表と賃金引き下げをめぐって合意形成を取り付けることは不可能とは言えない。
7.以上のように単に財政問題だけで賃下げやむなしとは言えないものがある以上、反対したい。

●田辺議員が、外郭団体にも賃下げを押しつけている、と問題視しました。私も同感で、実務を担う外郭団体の職員の賃金が、親会社の市職員より高いのはおかしい、という理由だけで賃下げすることはどうかと思います。しかしここもやはり組合がない問題が出てきます。
現場には不満があるようですが、団結権を侵害している国ではないので、労働組合をつくって必要な交渉をしない限り、親会社が下がったから、要求してきたから、と労働条件が労働者の納得性もなく設定されていくことになるんじゃないかと思います。

●他の自治体の話を聞くと、公務員賃金の引き下げについて、日頃はやれやれと言っている議員でも、今回のやり方は地方分権からも、労使関係からも、よろしくないという理由で反対された方が少なくありません。保守系も含めて反対が上回り、否決された議会もあります。

●手数料条例の改定は、市の登録下水道工事業者の登録料を新たに取るという内容です。額は自治体財政全体からすれば微々たるもので、新たに取るべきか悩みました。登録下水道工事業者を監督可能な数に絞っていく、とくに市外の登録だけして工事を受けていない事業者を登録から外し、管理業務上の効率性が期待できることから賛成しました。

●追加議案の市長の給料のさらにカットする話は、職員の処分に連座するような内容なのですが、その処分の事案からして少し重すぎるのではないか、と迷うところがありました。しかし他に責任のとりようがない、ということで賛成しています。

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7/3 参院選への候補者調整

参院選・東京選挙区の民主党の候補者一本化で、いままでいろいろお世話になってきた大河原雅子さんが民主党の公認を外されるという結果になりました。残念なことですが、ご本人は無所属でがんばるということです。

今回の一本化劇はお粗末と言わざるを得ません。

鈴木寛さんに一本化した理由は「世論調査」の結果だそうで、まぁ、客観的にはそうなのかも知れませんが、一人の政治家をやめさせる覚悟なら、もっとストーリー性が必要なはずです。理念、論理、有権者をも納得せさる大義名分などが必要なのですが、生き残りの論理と、数字の話だけ。

また一本化された鈴木さんから、大河原さんが取り組んできた、TPP加盟反対や、脱原発政策、八ッ場ダムのような首都圏がもたらした巨大公共事業をどうするか、という政策がどのように一本化されて継承されたのか、問われてくるように思います。

タイミングも強引にやるなら、複数擁立が功を奏さないと判断した都議選直後のはずなのですが、公示日直前でありとあらゆる準備が終わりつつある段階で、出るなと言っても混乱しか生みません。

民主党は結党当初、候補者不足を、これまで政治のプレイヤーになる機会を与えられたこなかった女性、若者、障がい者、帰化者などを積極的にキャスティングしていました。社会の多様性を受け入れて変わりゆく日本社会に寄り添う政党になっていく片鱗を見せてくれました。しかし、民主党が強く成長していくと、徐々に男性候補に入れ替わり、条件のよい選挙区はそつのないエリート男が、あと少しの選挙区は体育会系の男が独占するようになっていきました。小泉旋風の頃には、すっかり自民党と立ち位置が入れ替わっています。今の20代後半から30代前半の若者に政党のイメージを聞くと、それより上の世代よりイメージが逆転していることに気づかされます。

そして、今回のように5人区という中選挙区制のような東京選挙区においては、15%程度の得票をすれば当選できるわけですから、候補者をまとめて小さな勝利を取りにいくことになるわけです。そうすると、まとまれば当選が堅くなりますから、小さなパイのなかでケチがつかない候補、女より男、社会の対立軸に切り込んでいる人より世の中の主流に寄り添っている人、支援組織の幹部たちがガタガタ言わない方、という選択肢になるのかな、とみています。
(私はそういう現実があるから、衆議院での中選挙区制の復活には反対しています。中選挙区制時代の候補者の男女比率、当選者の平均年齢などを見ると、中選挙区制というのは広い土地にある程度の票をとりまとめる仕掛けを持っている人が支配する選挙制度なんです。それは1926年に内務省が意図して作った制度なんです。)

残念な判断ですが、大河原さんが出る、ということですし、支援する都内の民主党の政治家も一本化される見通しがたたないでしょうから、民主党のなかでは社会問題に切り込む存在だったこの6年を最大にアピールしていくしかないんだろうと思います。

もともと大河原さんを応援するような票が多い多摩地区と、山本太郎候補の運動が上滑りしそうな、東京23区の東と北の脱原発票をどうやってとりまとめていくか、が課題になるんでしょう。

そういうことを克服していけば都議選渋谷区選挙区のようなことが起きるかもわかりません。

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