7/4 税金払っているから必ず投票に・参院選が始まりました
4日、参議院議員選挙がはじまりました。
この選挙が終わると、大型国政選挙は3年はないと言われています(ハプニングで衆議院が解散されれば別ですが)。1年、2年後にこれじゃいかんと思っても後の祭です。
とくに国政はそうですが、参政権を実質的に行使できるのは、国政選挙のみと言っても過言ではありません。税金が高い、増税は許せない、といった意見はよくいただくのですが、国政選挙に積極的に関与しない限り、税金は取られるだけのものなんです。前払い料金を払ってもらえる権利だと思って、積極的に参政権を行使することをおすすめします。
そして選挙はベストの候補者を選べることができればいいのですが、そうでないときも、よりましな候補者を選んでいかないと、誰かは必ず議員になるのですから、政治が良くなりようがありません。
などと上から目線のお願いをしたところで、私が今回応援する参議院議員選挙の候補者をご紹介します。
私には、どこの党の党籍もなく、市議会でも数少ない純粋無所属なものですから、どこかの陣営に肩入れする義務はありません。しかし「ゆりかごから墓場までの安心感」を掲げて、中道左派ぐらいの立ち位置の政策を掲げる政治家に、積極的に当選してもらいたいと思っています。そういう観点で今回応援している候補はおります。
①埼玉選挙区。民主党の山根りゅうじさんです。「雇用と福祉」という最も民主党が行わなくてはならない政策を掲げての立候補です。
②東京選挙区で無所属の大河原雅子さんです。元々、生協組合員を母体にした東京の地域政党「東京生活者ネットワーク」の自治体議員経験者で、食の安全などの観点から、脱原発や反TPP、巨大公共事業の見直しなどにも取り組んできました。また当事者参加や市民参加の福祉政策づくりにも携わってきた方です。
民主党の公認も外されたので、良心の自由を思う存分訴えることができると思います。
③比例代表選挙では個人名投票で、民主党のあいはらくみこさんと、かわいたかのりさんを応援しています。
参議院の比例代表選挙は、政党が獲得した票で政党ごとに議席が配分されますが、配分された議席の中で誰が当選するかは、個人名投票の獲得順で決まります。したがって、同じ政党のなかでも「誰を」当選させるかということは有権者の審判に委ねられています。脱原発を掲げる政党のなかで、原発を推進する人が組織票で上位を占めたりすることだってあります。したがって個人名投票で対抗していくことは重要です。
あいはらくみこさんは、札幌市役所の非常勤職員の労組のリーダーを振り出しに、一貫して自治体のパート労働者の安定雇用と待遇改善に取り組んできました。自治体の行政サービスの多くが最低賃金に毛が生えた程度の賃金水準のパート労働者で担われて、継続雇用すら全く保障されない今の公務員制度の改革は、市民にとっても重要な課題になります。民主党の比例候補のなかでは明確に脱原発を掲げている候補です。
かわいたかのりさんは、繊維工場、デパート・スーパー、ファミレス、介護、喫茶店、葬祭業などの職場の組合であるUAゼンセン同盟の推薦候補です。UAゼンセン同盟はこの数年、労働組合のなかでは最も積極的にパート労働者を組合員化してきた労働組合で、多数のパート組合員を背景に、ぶつ切り雇用やパート労働者の低賃金問題の解決に力を注いでくれると期待しています。
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