7/20 夏祭りと選挙運動最終日
お日柄のせいか、市内数カ所と、近隣市(とはいえ地理的には我が家のすぐ隣の地域)のお祭りが集中する今日です。私もいくつかまわってみようと思っています。
●長い参議院選挙も、選挙運動をする日として最終日です。私が支持を表明し、応援いているのは下記の4人の候補者です。
埼玉県選挙区 山根りゅうじ(民主党・現職)
東京都選挙区 大河原まさ子(無所属・現職)
比例代表・個人名投票 あいはらくみこ(民主党・現職)
かわいたかのり(民主党・現職)
私は、現在どこの党の党籍もなく、市議会でも数少ない純粋無所属なものですから、どこかの陣営に肩入れする義務はありません。そのなかで私の政策の基本理念「ゆりかごから墓場までの安心感」と価値観を一つにする候補者たちを応援して歩きました。
①埼玉選挙区。民主党の「山根りゅうじ」さんは「雇用と福祉」という、今いちばんぐらついている政策にきちんとくさびを打ち込む1議席が必要という意味で応援しています。
いたずらな雇用や流動化政策や福祉の競争政策で、現場を疲弊させるだけの改革ではなく、社会の安心感につながる改革に取り組んでもらいたいと思っています。
②東京選挙区で無所属の「大河原雅子」さんは、元々、生協組合員を母体にした東京の地域政党「東京生活者ネットワーク」の自治体議員経験者です。国会議員になってからは、食の安全などの観点から、脱原発や反TPP、巨大公共事業の見直しなどにも取り組んできました。また、自治体議員の時代から、当事者参加や市民参加の福祉政策づくりにも携わってきた方で、私も国会議員になる前から一緒に政策を考えてきた同志のような方です。
今回は、公示日2日前に民主党の公認も外され、やや手薄になった応援態勢のなかで、私も県境を越えて何度か助太刀に選挙運動に参加しました。大河原さんはかえって、良心の自由を思う存分訴えることができたと思います。
③参議院の比例代表選挙は、政党が獲得した票で政党ごとに議席が配分されますが、配分された議席の中で誰が当選するかは、個人名投票の獲得順で決まります。したがって、同じ政党のなかでも「誰を」当選させるかということは有権者の審判に委ねられています。例えば、脱原発を掲げる政党のなかで、原発を推進する人が組織票で上位を占めたりすることだってあります。したがって個人名投票で対抗していくことは重要です。
そのなかで、私は、パート・アルバイト・派遣労働者が4割という時代に即して、労働問題から社会を改良しようとしているお2人の個人名投票をよびかけます。ときに主流派閥の所属議員が、労働者の政策要望チャンネルを切れと暴言をはく彼らの所属政党に納得いっているわけではありません。しかし、権威主義で正解ばかり有権者におしつける政党ではなく、他に労働問題に関してもの言える適当な政党がない選択肢のなかでは仕方がないかと思っています。
「あいはらくみこ」さんは、札幌市役所の非常勤職員の労組のリーダーを振り出しに、一貫して自治体のパート労働者の安定雇用と待遇改善に取り組んできました。自治体の行政サービスの多くが最低賃金に毛が生えた程度の賃金水準のパート労働者で担われて、継続雇用すら全く保障されない今の公務員制度の改革は、市民にとっても重要な課題になります。民主党の比例候補のなかでは明確に脱原発を掲げている候補です。
「かわいたかのり」さんは、繊維工場、デパート・スーパー、ファミレス、介護、喫茶店、葬祭業などの職場のサービス業の労働組合であるUAゼンセン同盟の推薦候補です。UAゼンセン同盟はこの数年、労働組合のなかでは数少ない、パート労働者を積極的に組合員化してきた労働組合で、多数のパート組合員を背景に、ぶつ切り雇用やパート労働者の低賃金問題、パート・アルバイト労働者の正社員化への道筋づくりに力を注いできています。
●また激戦区で緊張感あるたたかいをしている以下の選挙区でこの人をと呼びかけます。とくに私の支持者が多数いるわけではないですが、政治家としての良心もしっかりしている候補者たちなので、このブログを読んでいる当該地の有権者の方々が投票して当選することができれば、政治の流れは少しはましになると思います。
岩手選挙区(定数1) 平野達男さん(無所属・現職、元復興担当相)
山形選挙区(定数1) 舟山康江さん(みどりの風・現職)
農村・国土を疲弊させるTPP&農業土木のバラマキに立ち向かう農政のプロです。
神奈川選挙区(定数4) 牧山ひろえさん(民主党・現職)
世の中の進歩のネックになっている保育政策の前進のために必要な議席です。
三重選挙区(定数1) 高橋千秋さん(民主党・現職)
大阪選挙区(定数4) 梅村聡(さん民主党・現職)
堅実な医療制度の改革を考えられる民主党では少ない良心です。
沖縄選挙区(定数1) 糸数慶子さん(沖縄社会大衆党・現職)
自民、民主の議員に、沖縄の基地問題をきちんと考えてもらうためのタガをはめる大事な1議席です。
●候補者の名前の紹介や投票依頼がきょうまで。名前ばかり宣伝しても、投票所に行くことをお願いしわすれてはいけませんね。
ここから先は選挙運動に当たらないのであすも書きますが、国政に関しては、有権者が税金を使う人を審判できるのは選挙だけです。
選挙結果は、投票に行った人たちのなかで決められます。棄権した人はいなかった扱いになります。選挙に行かない人の票は、行った人の票を増やすことになります。誰も気に入った人がいないと思っても、そのなかで一番ダメじゃなさそうな人に入れていくことをしないと、必ず選挙に行く人の票を増やすことになります。
●今回参院選で各候補の支援にまわるなかで、選挙制度から政党の体質の問題まで、いろいろ感じることがありましたが、投票箱のふたが閉まった後に書いてみたいと思います。
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