7/11 新聞各紙の予測まとめ
参議院議員選挙について、4~5日に新聞各社が行った情勢予測を6日の朝刊で公表しています。朝日、読売、毎日、日経の記事を並べて、各選挙区ごとに見ていった結果、以下のような感触です。まぁ、まだ選挙はじまったなぁ、という有権者も少なくないので、情勢は変わることもあります。
●1人区で野党が優勢なのは沖縄のみ。自民と非自民の対決型になっているのは、岩手、山形、三重の3選挙区のみ。それ以外は自民が優勢、抜け出すという表現です。
岩手は野党が分裂しなければ勝てた選挙区を旧民主が分裂して平野前復興相が孤軍奮闘している構図。
山形は都市部の浮動票が、三重では浮動票と維新流出票を取り戻すことがカギになる状況のようです。
対決に持ち込めていなくても、情勢次第では可能性がないと言えない、「自民が頭一つ抜け出す」という表現が見られるのが、石川、香川、鳥取、島根、大分。自民党がよほどこけたときにひっくり返る要素のある選挙区です。沖縄は公共事業の投入でひっくり返される不安要素がないわけではないみたい。
●11ある2人区は、都議選同様、自・民仲良く分け合うことになっている選挙区がほとんどですが、野党内での2位争いも目立ち、民主が危ういのが茨城、京都、兵庫、広島。序盤ということで浮動票が見えないため、北海道、宮城、福岡でも共産党やみんなの党に追走されいるようです。
●5つある3人以上区では、いずれも1位は自民。埼玉は自公が当選で、最後の議席を民主vsみんな、神奈川と大阪では民主vs共産で最後の一議席を争っていて、千葉は自民の現職以外、自民、みんな、民主、共産のすべてに可能性、愛知では自民、民主が確定して、残り一議席をみんな、維新、共産でからみあって追いかけるという構図のようです。神奈川ではみんな、大阪では維新が上位に入るというのもお土地柄という感じです。
●東京選挙区は、いずれの新聞が上位4人を武見、丸川、山口、吉良と名前を挙げており、自自公共は当選圏に入りつつあるなかを、残り一議席を鈴木、山本、桐島に大河原が入ったりなかったりという予測になっています。
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