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2013.05.27

5/27 政労使三者協議は共産主義という細野幹事長の問題

民主党の細野幹事長が、安倍政権が構想している政労使三者構成による労働政策の合意形成の場を、「共産主義的」と抗議したらしい。

まったく認識不足としかいいようがない。

北欧や西欧では、労働政策や社会保障政策制度の変更にあたっては、政府・労働組合・使用者団体の三者による協議で運営するのが当たり前であり、日本ではそれが十分に機能しないために、生活に困る人がいきなり生活保護や最低賃金のような限界の制度のお世話にならなくてはならない社会になってしまっています。

安倍政権の魂胆があまりしっかりしていないのは確かですが、しかしだからと言って「共産主義的」と全然的外れな非難するのはどうかと思います。政労使三者の合意形成のシステムは、「共産主義」に批判的な北欧や西欧の労働組合が、政治参加を通じてかちとってきたものです。

民主党の最大の応援団である連合としても、こうした反応の仕方しかしない民主党に対して、厳しい抗議を申し入れるべきでありましょうし、それが叶えられないなら次の参議院選挙では、象徴的な選挙区で自民党支持に切り替えるぐらいの厳しい姿勢が必要ではないかと思います。

連合としても、今どき民主党政権を作ったからといって政策を丸呑みさせることはできないし、せめて労働者が組合さえつくれば社会参加できる社会システムをつくってくれ、というところが限界だと思いますが、そこすらメンツまるつぶしにされたわけですから、組合員に選挙運動への参加を求めていくには、非常に厳しい状況ではないかと思います。

●この件は民主党として自己批判して撤回された方がよろしいのではないかと思います。

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