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2013.03.09

3/9 11日の本会議での議案質疑の内容

11日の本会議で、私も議案質疑を行いますが、内容は以下のとおりです。

第20号 平成25年度一般会計予算

①当予算による単年度の収支について
→財政調整基金を取り崩す一方、市債の返済に毎年10億円近く投入しており、企業で言うところの純利益の見通しを確認する。
②財政調整基金の確保の見通しについて
→枯渇に向けて走り続けている財政調整基金を確保するために何ができるのか。市民生活の根幹に関わることが標的にしないか確認する。
③新規起債のうち、国が元利償還を交付税措置するものはどれか
→市の借金には国が返済の面倒を見るものと、市が単独で返済していかなくてはならないものがあり、その仕分けを確認。
④土木費の国庫支出金の活用について
→25億あまりの土木費のうち、国庫補助金が300万余しか使われていないので、どうなっているのか確認。
⑤計画策定のコンサルタント業者選定方法について
→コンサルタントの委託料を競争入札で選定して数万円節約して、事業費が毎年何千万も垂れ流しになっているものがあるのでそうしたことがないよう指摘。
⑥パスポート発給事務の開始について
→本当に必要なのか。県の補助金は不十分なままスタートしているのではないか。テロリストへの危機管理なども含めて質疑。(予算額460万円、今後毎年300万円)
⑦電気自動車関連の予算について
→本当にエコなのか、小中学校でエアコンを必死に節電して勉強している中で、電力消費量を増大させ、無料スタンドとして市民開放することのポビュリズムを問う。(予算額約1000万円、今後毎年130万円+電気料金)
⑧公衆無線LANの設置について
→市民に便利だからといって財政難の今年に設置しなければならないのか。市職員一人ひとりの仕事のICT化による効率化・高度化なしに本庁や支所・出張所に設置することは意味はないのではないか。公民館・市民センターには設置してくれという具体的なニーズが上がっているのか。(予算額約400万円)
〈その他福祉・医療関係予算については民生常任委員会で質疑〉

第21号議案 平成25年度朝霞市国民健康保険特別会計予算
〈民生常任委員会で質疑〉

第22号議案 平成25年度朝霞市朝霞都市計画下水道事業特別会計予算
(質疑しない)

第23号議案 平成25年度朝霞市介護保険特別会計予算
〈民生常任委員会で質疑〉

第24号議案 平成25年度朝霞市後期高齢者医療特別会計予算
①県広域連合からの医療給付情報の提供に向けた取り組み
→後期高齢者医療の給付費をコントロールするためには医療給付情報を市の保健センターの保健業務と共有されていなければならないはずだが、そうした情報は届いているのか。県営の健康保険ではなくて、市町村の持ち寄りという広域連合の形態をとったことでのガバナンス不能になっているのではないか(今後も国保の県一本化でやり方を間違えると同じ問題がおきる)。
〈その他は民生常任委員会で質疑〉

第25号議案 平成25年度朝霞市水道事業会計予算
①県水道(購入)の逆ざやについて
②八ッ場ダムに関する県水道のコストアップについて

第26号議案 平成24年度朝霞市一般会計補正予算(第7号)
①保健衛生費、予防接種の追加額の内容について(内容確認の)
②交通安全対策費、歩道橋改修の内容について(内容確認と歩道橋政策を問う)
③土地開発基金の繰り出し金の必要性について(内容確認のみ)
④補正予算における新規事業はどのように発注・執行されるのか
→今回補正予算は3/29に採決が行われ執行するが、年度末に決定した補正予算をどのように執行するのか、次年度予算にしなかったのはなぜか、その判断基準を問う。

第27号議案 平成24年度朝霞市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
〈民生常任委員会で質疑〉

第28号議案 平成24年度朝霞市朝霞都市計画下水道事業特別会計補正予算(第3号)
〈質疑しない〉

第29号議案 平成24年度朝霞市介護保険特別会計補正予算(第4号)
〈民生常任委員会で質疑〉

第30号議案 平成24年度朝霞市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
〈民生常任委員会で質疑〉

第31号議案 朝霞市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
   →市職員の時間外賃金の計算単価を、従来のエイヤという簡素な計算式から、労働基準法へそろえる変更
①この条例を必要とする背景について(内容確認のみ)

第32号議案 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
   →条例で定める審議会・委員会の変更にともなう変更
〈質疑しない〉

第33号議案 市長及び副市長の給与等に関する条例及び教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例
   →市長、副市長、教育長の給料10%カットの延長
〈2012年9月市議会で同趣旨の議案があり質疑済〉

第34号議案 朝霞市放課後児童クラブ設置及び管理条例の一部を改正する条例
   →朝志ヶ丘放課後児童クラブの6月移設
〈民生常任委員会で質疑〉

第35号議案 朝霞市こども医療費支給に関する条例の一部を改正する条例
   →子ども医療費無料化の年齢枠拡大
①同趣旨の請願が審査中であることをどのように考えるか
②無料化を医療のコンビニ化をもたらすと警鐘を鳴らしている医療関係者が多いがどのように受け止めているか
③無料にすることで患者としての医療へのチェックが弱まってしまうことにどのように対処するか
④条例作成にあたり所得制限は考えなかったのか
⑤条例作成にあたり慢性疾患やぜんそくなど症例を絞ることを考えなかったのか
⑥患者や保護者に保健事業からの適切な利用について啓発することは検討されていないのか
→財政難のときにやり方があるだろうという問題意識と、3割自己負担は高すぎるものの、ゼロにすることが本当の子育て支援なのか、18歳まで無料化することで子育て支援という政策的定義から、子どもへの保健事業の一環と切り替えるべきではないか、と質問。

【審議会・委員会設置条例】
第36号議案 朝霞市表彰審査会条例
①本条例が成立しない場合の問題(障害について事実確認)

第37号議案 朝霞市行政改革懇談会条例
①本条例が成立しない場合の問題(障害事項について事実確認)
②第2号委員(関係団体枠)を詳細に指定する必要があるのではないか
→行政改革を求める側と、行政改革の影響を受ける側が一体で第二号委員と指定されているが、一方的な利害を代表させないという意味で、それぞれ定義しなおす必要があったのではないかと問います。

第38号議案 朝霞市循環バス検討委員会条例
①本条例が成立しない場合の問題
②「循環」と名付けた理由
→こうしたバスには「循環」とかイメージが固定されて、ニーズと合わせた政策開発になっていないのではないかと問題提起をします。
③現状のわくわく号の課題や問題点
→市がわくわく号の経営問題についてどの程度正確に認識しているのか、確認します。
④民間バス、タクシー、鉄道とトータルで公共交通政策をデザインするなかでわくわく号の見直しをする必要があるのではないか
→バス単体で議論すると、民営バスの改善で対処できることが放置され、我田引鉄みたいにわがまちにバス停を路線をという話になりがちなので、トータルデザインをする必要があるのでなはいかと聞きます。
⑤交通過疎地域の定義について
→1日4本しかバスが来なくても、バス停があるだけでバス空白地域と定義されていないことの問題をただします。
⑥担当するコンサルタントの選定方法について
→現在のわくわく号の計画が、競争入札によって提案能力のないコンサルタントを指定したことで乗客数の管理も路線ごとの収支も管理されていないことで、経営改善策が打てず、毎年6000万円がバス3社へのバラマキ補助になってしまっており、優秀なコンサルタントを呼ぶための選定方法をどうするのか聞きます。

第39号議案 朝霞市立小、中学校通学区域審議会条例
①本条例が成立しない場合の問題

第40号議案 朝霞市入学準備金及び奨学金貸付審査会条例
①本条例が成立しない場合の問題
②学識経験者の委員が必要ではないか
→学校長と市職員だけで審査する提案になっていて、基準に従って判断するだけなら問題ないが、現在の基準の問題点や改善点を指摘できる委員がいないことが、制度創設の趣旨から問題ではないかと質問します。

第41号議案 朝霞市社会福祉法人認可等審査委員会条例【新設】
①本条例が成立しない場合の問題
②問題の多い法人を認可してしまったときの手続きについて
→2000年頃からの社会福祉法人参入の規制緩和からの問題意識なのですが、朝霞市が万一認可してしそまった不良法人が出てきた場合どうするかです。現在、社会福祉法人の破綻処理のスキームがなくて、「解散命令」で解散させる処分しかありません。そのときに福祉の利用者の行き場がなくなる問題をどうするのか、接収という手段を持つべきではないかと質問します。

第42号議案 あさか子どもプラン推進委員会条例
①本条例が成立しない場合の問題
②子育て環境の整備と、保育サービスの整備の複合計画となっているが、保育所を利用している保護者代表が公立保育所の保護者しかいないことを問う
→前回計画策定のときより、民営保育園が大量に増設され、民営保育園の保護者の声や、最も過酷な課題を抱えている家庭保育室の保護者の声を反映させる場はないのか、と質問します。
③子ども自身の意見は取り上げないのか
→子どものための計画なのに当の子どもの意見を聞かなくていいのか、近隣では和光市、西東京市などでと倫でいることが朝霞市でできないのか問います。

第43号議案 朝霞市予防接種健康被害調査委員会条例
〈民生常任委員会で質疑〉

第44号議案 シティ・セールス朝霞ブランド検討委員会条例
①本条例が成立しない場合の問題
②これまでの「朝霞ブランド」の取り組みの評価について
→単に良い商品だからと宣伝するだけでは商品広告に矮小化されていたのではないか、生涯学習や地域の文化活動などを力づけ生活の中への朝霞市の産品が溶け込み、ライフスタイルの中に入っていかないと政策効果は上がらないのではないか、商工会で中心的に取り組む職員に視察研修をさせる必要があるのではないか、などを問います。

第45号議案 朝霞市都市計画マスタープラン検討委員会条例
①本条例が成立しない場合の問題
②現在の都市計画マスタープランの成果や課題・反省点について
③市内をゾーニングすることに意味があったのか
④医療や福祉施設、学校などの分布や、公共交通などと都市開発との調和を今後どのように図っていくのか
→単に地域を線引きして緑のまちとか水のまちとか定義することは無意味で、お金のかかる福祉や教育の供給量と人口政策を連動させる重要な計画ではないかと問いただします。
⑤マスタープランの成案は議会に諮ることは考えられないか
→国・県との間でのがんじがらめの都市計画と市の諸計画をつなぐクラッチのような重要な計画なので、計画決定に議会の関与がないのか問いただします。

第46号議案 朝霞市景観計画策定委員会条例【新設】
①本条例が成立なしい場合の問題
②景観保護のための土地利用や建築の規制強化をする選択肢はあるのか
→朝霞にとって景観とは何だろうかと考えると、黒目川や基地跡地というものがある一方、低層の住宅地の安心感もあるのではないかと私は考えており、それをどのように守り改善させていくのか、景観を守るというのはどのようなことを手段として持つのか問いただします。
③計画成案について議会に諮る可能性はあるのか

第47号議案 朝霞市消防賞じゅつ金等審査委員会条例
①本条例が成立しない場合の問題

第48号議案 朝霞市新型インフルエンザ等対策本部条例
〈民生常任委員会で質疑〉

【市道関係】
第49号議案 市道路線の廃止について
  →溝沼地区の市道299号線の廃止新設
第50号議案 市道路線の認定について
  →溝沼地区の市道299号線の廃止新設、49号議案の関連議案
※事務折衝で東武鉄道の敷地と等価交換として取得した市道用地であり、市として損得ない取引だったということを確認し、質疑しません。

第51号議案 市道路線の認定について
※質疑なし

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