3/29 市長提出議案の全てが可決…3月定例市議会
3月29日市議会定例会の最終日。すでに採決を終わらせている2議案以外の、平成25年度一般会計予算はじめ33本の市長提出議案と、市民請願の1本が可決、市民請願の1本が否決となりました。
またこのうち1議案は当日追加された第45議案「副市長の選任」で、小沢隆副市長の退任にともなう新しい副市長の選任で、田中寿さんが選任されています。田中さんは、埼玉県庁職員で、坂戸市で助役を経験された方です。
●各議案に対する賛否は以下のとおりです。なお、議案の前の記号は私の投票態度で、
〈全〉…全会一致(全員賛成)した議案
〇…賛否が分かれ私が賛成した議案
×…賛否か分かれ私が反対した議案
〈退〉…私が採決を退席した議案
と表現しています。
【予算関係】
〇第20号議案 平成25年度朝霞市一般会計予算
反対 田辺、小山(無所属)、斉藤、石川、山口(日本共産党)
〇第21号議案 平成25年度朝霞市国民健康保険特別会計予算
反対 田辺(無所属)、斉藤、石川、山口(日本共産党)
〇第22号議案 平成25年度朝霞市朝霞都市計画下水道事業特別会計予算
反対 田辺(無所属)、斉藤、石川、山口(日本共産党)
〇第23号議案 平成25年度朝霞市介護保険特別会計予算
反対 田辺(無所属)、斉藤、石川、山口(日本共産党)
×第24号議案 平成25年度朝霞市後期高齢者医療特別会計予算
反対 黒川、田辺(無所属)、斉藤、石川、山口(日本共産党)
×第25号議案 平成25年度朝霞市水道事業会計予算
反対 黒川、田辺(無所属)、斉藤、石川、山口(日本共産党)
【2012年度補正予算関係】
〇第26号議案 平成24年度朝霞市一般会計補正予算(第7号)
反対 田辺(無所属)
〈全〉第27号議案 平成24年度朝霞市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
〈全〉第28号議案 平成24年度朝霞市朝霞都市計画下水道事業特別会計補正予算(第3号)
〈全〉第29号議案 平成24年度朝霞市介護保険特別会計補正予算(第4号)
〈全〉第30号議案 平成24年度朝霞市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
【一般条例】
〈全〉第31号議案 朝霞市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
→市職員の時間外賃金の計算単価を労働基準法へそろえる変更
〈全〉第32号議案 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
→条例で定める審議会・委員会の変更にともなう変更
〈全〉第33号議案 市長及び副市長の給与等に関する条例及び教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例
→市長、副市長、教育長の給料10%カットの延長
〈全〉第34号議案 朝霞市放課後児童クラブ設置及び管理条例の一部を改正する条例
→朝志ヶ丘放課後児童クラブの6月移設
〈退〉第35号議案 朝霞市こども医療費支給に関する条例の一部を改正する条例
→子ども医療費無料化の年齢枠拡大
退席 黒川(無所属)
【審議会・委員会設置条例】
〈全〉第36号議案 朝霞市表彰審査会条例
〈全〉第37号議案 朝霞市行政改革懇談会条例
〇第38号議案 朝霞市循環バス検討委員会条例
反対 田辺(無所属)
〈全〉 第39号議案 朝霞市立小、中学校通学区域審議会条例
〈全〉 第40号議案 朝霞市入学準備金及び奨学金貸付審査会条例
〇第41号議案 朝霞市社会福祉法人認可等審査委員会条例【新設】
反対 田辺(無所属)
〈全〉第42号議案 あさか子どもプラン推進委員会条例
〈全〉第43号議案 朝霞市予防接種健康被害調査委員会条例
〈全〉第44号議案 シティ・セールス朝霞ブランド検討委員会条例
〈全〉第45号議案 朝霞市都市計画マスタープラン検討委員会条例
〈全〉第46号議案 朝霞市景観計画策定委員会条例【新設】
〈全〉第47号議案 朝霞市消防賞じゅつ金等審査委員会条例
〈全〉第48号議案 朝霞市新型インフルエンザ等対策本部条例
【市道関係】
〈全〉第49号議案 市道路線の廃止について
→溝沼地区の市道299号線の廃止新設
〈全〉第50号議案 市道路線の認定について
→溝沼地区の市道299号線の廃止新設、49号議案の関連議案
〈全〉第51号議案 市道路線の認定について
→三原5丁目市道850号、膝折3丁目市道851号線、溝沼4丁目マルエツ隣市道852号線、根岸台7丁目市道853号線、854号線の新設
【人事案件】
〈全〉第54号議案 副市長の選任
●議員インターン派遣をするNPOドットジェイピーからインターンの学生を2ヵ月受入してきました。この間、私の議員活動に同行してくださいました。公務員志望だということで、議員に対応する公務員の姿、公務員にものを言う議員の背景となるさまざまな市民との関わり、市民活動団体の動きを見ていただいたり、市内福祉施設で私とボランティアをしました。私にとってもよい刺激になりましたが、インターンになっていただいた学生にとってもめざす職業に対するモチベーションと使命感を刺激するよい機会になったのではないかと思います。
●年度末、議会事務局長が定年退職となります。最初は、こちこちの地方自治法、議会規則準則の解釈で意見が合わず、あれ、と思うような事件にも遭遇し、対立することが多かったのですが、現在取り組まれている議会改革をめぐっての技術的相談、意見書案の作成、決議案や修正動議の相談、議会のさまざまなトラブルへの対応など、いろいろ意見交換するなかで信頼関係ができつつある中での退任、残念な思いでいます。
しかし、議会事務局職員という仕事は、市役所のなかで最も神経を使う部署の1つであり、それにあわせた特殊な役割が求められ、相当な気遣いと自己抑制が必要な職場です。そこから定年で離れることができるのは幸せなことかも知れませんので、これまでのことにお礼をと、これからの人生にお祝いを申し上げます。
●小沢隆副市長の退任、学校教育部長の現場への栄転など役所内ではお別れの日でもありました。
小沢副市長とは市政だけではなくまちづくりから政局まで幅広く、時々意見交換をさせていただきました。とくに基地跡地の国家公務員宿舎建設問題の終息にあたっては、審議監とともに宿舎建設反対運動の住民とも十分に意思の疎通を図り、禍根の残らない展開になるよう尽力していただきました。議場では、私や共産党の斉藤議員が求める、役所の発注する仕事で働いている人たちの労働環境、労働条件を公正な契約のなかで担保させる公契約条例の制定に理解を示し、他市の事例などを積極的に研究されていたことは、心強かったと思っています。
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