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2013.01.11

1/9 民主党の新綱領は時間と手間をかけて

民主党がいよいよ綱領を作成するらしいが、3月までというのは急ぎすぎです。

綱領と政党の考え方の根幹をなすものであり、イデオロギー政党なら●●主義政党である、ということが最低限書いてあればまだ何とか持つが(1945年日本社会党は3カ条の綱領で短いながらも実に社会党の本質を示す言葉でまとめられてなかなかの名文)、民主党のように主義を肯定していない政党にとって綱領作成は千差万別の言葉をまとめていく作業だから、相当時間がかかるはずである。

民主党はしばしば組織性がないと言われているが、綱領はなく、基本政策は一部の幹部国会議員が極めて属人的に決め、党首は国会議員だけの空気で決めて、党員にも、党所属自治体議員にも、党所属国会議員にも、組織性を持てという方が無理である。

党員は何のために党費を払い、党の会議に出ているのかわからないし、そういうことだから、党員になりたがるのは議員になりたいだけの人が中心になる。そういうことは常に党組織の造反の温床になっているし、同じ党員どうしでは足の引っ張り合いになりがちである。
まじめな党所属自治体議員は、選挙のときだけ助太刀にやってくる無所属自治体議員の自由な立場がうらやましくて仕方がなくなる。それで自らの政党を自らのものと思い、身を挺して組織を守るなんて発想にはならない。自分たちの政党の方向性は自分たちも決めているというオーナーシップと、モラルを確立しないと、いつまでたっても自民党にバカにされつづけることになる。

市民が主役、新しい公共など、民主党は行政に向けては参加の論理を主張し、統合度の高い国づくりをめざしてきたが、自分たちの政党の内部における参加の論理が全然ダメで、秩序なき民主集中制といってもよい実態にある。

社会党みたいに、何から何まで党員討議にかけて、社会党を支持した1200万有権者よりたかだか5万人の党員の願望が、公器である野党第一党をダメにしてきた過去をみると、必ずしも党内民主主義を第一というつもりはないが、しかし党首の決定、綱領の決定、政策コンセプトや基本政策の決定ぐらいは党員レベルの判断を求めないとまずいと思う。

また今回は選挙の敗北を受けてだから、民主党を支持して選挙のために構成員の票をまとめてきた各団体、労働組合にも意見を求めて、彼らが何のために民主党を支持してきたのか再確認し、党としてそれをどのように位置づけるか整理するかの作業が必要だろう。また、単に力学に流されないためにも、さらには政権時代に関与してして研究者などにも意見を求めるべきではないかと思う。

そういうことをきちんとやっていくとするなら、今回、せっかく綱領を作るなら、じっくり時間をかけて作るべきではないかと思う。

民主の党再生本部、週内に初会合
2013/1/7 19:11 記事保存

民主党の細野豪志幹事長は7日の記者会見で、先の衆院選総括を担う党再生本部について、週内にも初会合を開く考えを示した。党の新綱領に関しては「できるだけ早い段階でたたき台をつくりたい」と指摘。衆院選総括と新綱領は3月に開く党大会で了承を得る方針だ。

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