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2012.12.12

12/12 与党会派が継続審査と結論先送りした請願と同趣旨の市長公約をどう考えるか

本日、市議会一般質問の冒頭で、富岡市長が表明した、来年度中の子ども医療費無料化の18歳までの拡大について、ただそれをやるのでいいのかと思いながら、先日の市議会民生常任委員会の議論の展開が良かったのか、改めて反省しなければならないと思っています。

7日の民生常任委員会では、新日本婦人の会朝霞支部が提出した「子ども医療費無料化を拡大してください」と題する請願について、与党の3人の委員は「さらに調査・研究したい」という理由で、採決をせず、継続審査としました。私は○でも×でも、昨年12月市議会に提出された請願をいつまでも採決しないことは良くない、また市長選で富岡市長が公約で言いかねないことで、議会として店ざらしにしておくのは良くないとして採決を求めました。共産党の石川議員はすでに請願に全面的に賛成の立場で、最初から採決するよう求めています。私と共産党の石川議員が採決せよ、としているのを、与党会派の議員は押し切って、「継続審査」と決定したはずでした。

しかし、7日から2営業日しか経たない今日の市長答弁は何だったのか、と思わざるを得ません。

与党会派の議員なら、次期市長選の富岡市長の目玉公約ぐらい、7日の段階で聞こえていたはずで、その公約にそう内容の請願について「さらに調査・研究」と言っていたのかと思うと、そういう審議のやり方でよかったのか、問題だと思っています。

提出している団体が与党系ではない、など与党会派にとって政局的な問題があれば、標準会議規則などでは公正・中立を前提に行われることを想定している請願審査のあり方としては問題は残りますが、堂々と否決すればいいはずです。否決して、富岡市長の出している拡大案は、拡大範囲も給付のやり方も別物だと主張すれば、まだ筋が通ります。

市民が議会に提出した請願については、提出者や市民に恨まれたりしたとしても、議会の議決責任として、既成事実が先行する前に、時宜を得て採決することが必要だと思います。

●市長与党も圧倒的多数であり、ここ7年、最大の朝霞市政の争点であった国家公務員宿舎建設問題を丸くおさめた富岡市長に対して、市長選での対決する大義名分も少ないなかで、現職市長優位の情勢が続くことだと思います。そうした中で、少なくない財政負担が伴う政策を市長はここで打ち出すのか、心配しているところです。財政調整基金の減り方を見ると、遅くとも2~3年後から、市民サービスの大幅なカットなどが避けられなくなるのではないかと心配しています。

●朝霞市議会は、与党会派所属議員が圧倒的多数で、チキンレースのような会派間抗争や与野党の抗争は少なくて、発言の揚げ足を取られることも少なく、そういうところは本当にありがたいと思っています。一方で、与野党が拮抗している議会であれば紛糾してしまうようなことが、何事もなかったかのように時々起こります。

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