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2012.12.01

12/1 衆院選公開討論会を傍聴しました

今日の午前中、青年会議所が開いた衆院選の候補者の公開討論会を聴きに行きました。

出席したのは次の衆議院選挙で、現時点で候補者としてエントリしている4人全員でした。テーマは、経済政策、外交、震災対策と各人が重要政策と思われる政策で討論が行われました。

民主・神風氏は、経済政策、技術革新の重要性、女性の参加を高めることを必要なことだと指摘されていました。女性の社会参加を高める政策はこれまで神風氏があまり言わなかったことで意外かつ、加点材料だと思いました。一方、「身を切る改革」を実証するために委員長手当を返上したと力説したことは、ガタッと来るものがありました。また外交について、環境に依存するのでマニフェストにそぐわない、と断言したことは、外交問題について針のむしろみたいな社会環境のなかで勇気ある発言だったと思います。敬意を表したいと思います。

自民・豊田氏は、社会保障政策への思い入れが伝わってきたところが加点材料だと思いました。また、アメリカ型の負担は少なく給付も少ない社会にするのか、スウェーデンのように負担は大きくても給付も大きい社会にするのか、決断するべき時期だ、と力説されたこともよかったと思います。ただし、子どもに対してシバキ主義をわざわざ言及したことと、インフレターゲットを強調したことは、残念なことだったと思います。また再生可能エネルギーの育成やエネルギーの固定価格買取政策を強く主張したのは評価できますが、そこまで言いながら原発に対する姿勢が見えませんでした。神風氏が外交にマニフェストは合わないと言ったことに同意したことはよかったと思います。

共産・桜井氏は、革新政党支持者がほとんどいないであろう青年会議所主催というアウェーの場で、率直に自分の言葉で共産党の政策を語っていたことは好感を持てました。課題は、共産党の持つ政策の限界かなと思いました。外交については、ややいけいけどんどんの論調が強いなかで話し合いの重視を徹底的に言い続けたこともよかったと思いますが、北方領土について全千島が対象というのは、言わなくてもよかったのではないかと思います。

維新・青柳氏は、マニフェストが工程表ではなく政策決定の価値判断基準になるべきと言ったことはよかったと思います。一方、日本がなめられているという感覚かどうなのかと思いましたし、消費者主権の行政サービスの競争で改革をというのも障がい福祉などをどう見ているのか疑問に思いました。年金を積立方式との主張は無謀なことだと思いました。

●こうした催しを開くのに、最大の障害は候補予定者がそろうかどうかですが、今回のように現時点での全候補予定者がそろうように尽力し、私たち市民のためにこうした機会を作っていただいた主催者には敬意を表したいと思います。

●苦言を呈すると、録音・録画・写真撮影の規制です。
40万有権者にもっともっと選挙への情報にアクセスできる機会を増やすには、参加者が広げていくということが大切だと思います。趣旨は特定の候補の売名行為への協力でも投票依頼でもないと思うので、多様な市民によってメディアに広げてもらうことが必要だと思います。
選挙戦に向けて、各候補予定者が何を言ったか、多くの人が記録に残すことは重要だと思います。

●しかしやはり今回の選挙、決めきれない選挙です。私のスタンスからは維新は論外にしても、それぞれの候補に一長一短ありました。

●これまで衆院選というと、市外の選挙区の現場を走り回っていましたので、こうした催しに聞く側として参加したのは初めてでした。

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