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2012.10.30

10/30 地方交付税の交付時期の延期

政府が地方交付税の11月交付分が延期されることにしたようです。

幸い朝霞市は地方交付税の交付額が比較的小さいので多少の延期は何とかなるようですが、全国的には資金繰りが苦しくなる自治体が少なくないようです。

世間的には自治体が借金しまくっているような印象がありますが、朝霞市も含めてこれまで自治体が借金するときには、非常に厳しい制限があって、総務省が認めたものしかできない状態が長く続きました。今年度から一部自由化されたものの、簡単には借金ができない制度になっています。
※これが変な制度で、国の動員する政策につきあえばその財源の一部を借金できる一方、借金の返済額による影響が少ない財政体質の自治体が、貯金を残しておきたいなどの理由や、自治体独自の政策を行う目的で、政策的に借金をする選択をすることがほとんどできないようになっています。

税収も一部の独自課税を除けば、全国の自治体の税収は一律の体系なので、自治体の収入面は自治体独自で変えられる余地はほとんどない、自治体のおかれた環境を変えない限り、大きな税収の変化はないと考えるべきです。

そうした中で11月分から地方交付税が止められ、資金繰りが窮する自治体が出てくる中で、いくつかの自治体は一部自由化した制度を利用して、本来しなくてもよい借金をすることに踏み切ることがあるかも分かりません。そうなると、これまで自治体の借金の総務省の規制の運用が、大きく変化する契機になるかも知れません。

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