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2012.10.26

10/25 違う経路だからって全額追加料金請求する鉄道運賃制度の愚

さまつなことで、以前からも時々書いていることなのですが、池袋と和光市の間、東上線を使うのと有楽町線を使うのと、運賃が違うのを何とかしてもらいたいと思っています。

この区間の有楽町線は、営団地下鉄の営利活動というよりは東上線の複々線化という位置づけで開通させた意味合いがあります。それなのに定期券はルートを固定され、違うルートを使えば追加料金を支払うことになり、普通の運賃でもルートによって全然運賃が違うというのは、利用者不在の運営者側の都合であって、不便で仕方がありません。

それでも東上線が2008年までの急行・準急・各駅停車が均等の間隔でやってくるダイヤなら、時間選好でいけば東上線ルートを選択すればいいのですが、現在は異様なまでのTJライナー優先のダイヤと日中の間引きダイヤのために、時間帯によっては有楽町線ルートの方が早く目的地に着くことも多くなりました。また東上線の準急が減便された分、副都心線の急行が補っていることになっている本数だと思いますので、切符や定期券がどちらかにしか乗れないというのは、問題ではないかと思うのです。

人口減の低成長社会のもと、今後ますます電車の減便は進むと思いますし、複数ルートある場合にそれぞれが便利なだけ電車を走らせることができない時代がやってくるかも知れません。そうすると客が購入した切符はこのルートだから我慢してください、ということでは、そのルートを通る電車を待つ時間ばかり増えてしまいます。
人口減で低成長社会となると、一方で道路は渋滞が少なくなります。都心へマイカーで乗り付けることが容易になりますし、今より時間がかからなくなります。そうすると首都圏以外のようにマイカーに対して電車が競争優位に立てなくなる日が遠くなくやってくるのではないかと思います。
そうなったら電車の収益力は下がり、ますます投資がされなくなり、さらに客が遠のく悪循環が始まります。

ルートが複数になっている通勤電車の運賃計算を、相変わらず運営事業者の都合だけを最優先にしているシステム、それを容認している国土交通省などの政府に問題を感じざるを得ません。

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