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2012.08.06

8/6 原爆忌の黙祷

広島原爆忌の今日。

私は物心ついたときから、17歳まで、毎年この時期は大分県に帰省していました。この日、従兄弟は登校日で平和教育を受けていました。広く西日本ではごく当たり前のことでした。革新系の人たちだけの伝統ということそうでもなく、自民党支持の祖父母も、その仕事のつきあいの人たちも、広島や長崎の慰霊式の中継を見ながら黙祷をし、当然のことながら私も一緒に黙祷をしてきました。黙祷が終わると祖父の教育が待っています。20万人が亡くなるということはどういうことか、遠縁にも罹災者がいたので原子力爆弾というものがどのようにむごいものか、そして話は自らが出張中の大阪大空襲の中を逃げた話などもしてもらいました。
こうした戦後日本人の間で行われてきた官民通じての平和教育と、それによる認識というのは、左派の専売特許ではないと私は感じてきています。

そして、何が何でも平和教育をすべきとは思わないし、やり方を間違えれば変な効果しか出ないと思いますが、しかしやはり戦争という場面で、死んだ者にとっては不条理なことで命を失っていった人たちに思いをはせ、戦争という手段を使わずに問題を解決していく努力をしなければならないという認識を、どこかで共有していくことは重要だと思います。
我が子が小学校に通学するようになり、この日は登校日でも何でもなく誰にも歴史の思い過去を背負った日なのだという認識が形成されていないことを、慰霊式の中継テレビを見て「?」という表情しか浮かんでいない我が子を見て気づきました。過去にも先の大戦で日本が勝ったか負けたかにしか関心と理解のないことも思いだし、出支度のなか、初めて我が子に黙祷をさせました。

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