7/31 来年3月副都心線が東横線に直通
7月下旬、地下鉄副都心線が東急東横線に直通することが、東武、西武、東京メトロ、東急の私鉄各社から発表がありました。
横浜へ行くには便利になりますが、一方で乗り入れの拡大とともにダイヤの混乱が日常化しており、そうしたことは毎日の通勤で利用している方々には危惧されることだと思います。また乗り入れのたびにダイヤの見直しがされますが、その度に、調整不足なダイヤを何年も利用しなくてはならない思いをしており、経営努力をしていただきたいと思います。
さて、鉄道各社から発表された内容では、東急と東京メトロは具体的な本数まで言及しており、東急が1時間に18本、うち4本を渋谷折り返し、渋谷・小竹向原間を日中1時間に14本運行することが明らかになっています。現在が12本(15分に急行1・各停2を4回)で、日中2本増発となりますが、中途半端な運行本数なのでパターンダイヤではなくわかりにくいダイヤになる可能性が高いと思います。1時間に4本は東急との直通の急行と発表されており、ここは現在の運転本数と変わらないとみられます。
一方、東武側、西武側の運転本数もどのようになるのかも発表されていません。東急も副都心線も15分ごとの急行を軸にダイヤを組む一方、東武は急行が5本を軸にしたダイヤ、西武は急行3本を軸にしたダイヤを組み合わせるわけですから、東武が2008年以前のように急行を減便、西武が急行を増便してダイヤのパターンの間隔を合わせないかぎり、かみあわないダイヤとなることは間違いありません。しかし東武についてはいったん増便した急行を減便するというのは考えにいくいと思います。
東急主導で運行本数が決められ、それに東武や西武のダイヤを合わせていくということで、2008年以来続いている、朝霞、富士見、ふじみ野市民には使いにいくダイヤが相変わらず続くのではないかと危惧しています。
またダイヤ混乱の最大の原因となっている小竹向原の平面交差ですが、上りについては、この直通と同時期に解決する目標で工事が進められていますが、下りはさらに2年後のようです。
※東京メトロ平成24年度事業計画より
●東京メトロが近年、遅れてもない電車をわざと遅らせる時間調整を頻繁に入れます。こうした手法は、山手線や銀座線、丸ノ内線のように1路線だけで完結している路線での混雑の均等化には効果がありますが、行き先や急行・各停がバラバラに乗り入れてくる有楽町線や副都心線では、来た電車に順次乗る乗客ばかりではなく何本も待って目的の電車に乗っている乗客が少なくないので、こういう調整は全く無意味です。
相互乗り入れしてお互いの路線のダイヤに影響し、ダイヤの混乱が思わぬところに拡大しているので、とにかく1本1本の電車の定時運行に努めてほしいと思います。
●6月市議会で2008年にあったようなダイヤの混乱が再発しないように、朝霞市が、沿線自治体で構成する東上線改善対策協議会を通じて鉄道会社に対策を求めるように、要請いたしました。
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