« 5/14 「もっと競争を働かせて安くしろ」というのは誰でも言える | トップページ | 5/18 民生常任委員会の視察 »

2012.05.16

5/15 2013年度保育園3園新設・定数230増

午前中、保育園運営審議会を傍聴しました。
議題は待機児童対策で、新年度予算ではなかった話ですが、急きょ、来年度に3つの保育園が開園することが決まりました。

1つは栄町の川越街道旧道沿いの陣屋跡に、三郷市の社会福祉法人が設立する陽だまり保育園で、定員は50人。ここはマンションが林立している地域にもかかわらず公共施設全般が不足しているところなので役割は大きいと思います。
1つは溝沼の旧東洋大学校舎近くに、すでに認可保育所を2ヵ所と家庭保育室を運営するたんぽぽ会が設立する保育所で、定員は90人。朝霞市内で広く保育事業を展開している運営者なので、参入による質が期待できると思います。
1つは三原の星の森公園の向かいに、認可保育所1園と多数の家庭保育室を市内で運営するどろんこ会が設立する保育所で、定員は90人です。この地域は保育所不足に悩んでいる地域なので、期待が大きいと思います。

これまでの保育所増設は、黒目川沿いの低湿地に集中していましたが、今回は不足している地域に市も強く誘導したと聞き、このことは高く評価したいと思います。

審議会の中では、既存認可保育園の施設長から過当競争を心配するご意見などが出されましたが、私は朝霞市において、未就学児7000人あまりに対して、1700人程度しか保育所を利用しておらず、まだまだ女性の就労率は上がって利用者数は増えるのではないかと思っています。

しかし、保育所を増やすことは実際はともかく、外部評価委員会に毎回ネタにされていることが示すように、市民にはかなり経費がかかることのような印象を持たれていますから、将来的な朝霞市民の女性就労率を想定して、最終的な保育所整備のゴールを確認しておく必要があるのではないかと思いました。

終了後、市職員と意見交換する時間があったので、入園申請案内などに多大な税金が使われているとアナウンスして負い目を感じさせるのではなくて、逆にそのことをポジティブに展開し、多大な税金を使って保育したのだから、保育園を卒園してもしばらく朝霞市でふみとどまって、納税者となってお返しいただく気持ちにするようなアナウンスや、保育園の保護者どうし、子どもどうしの人間関係づくりに政策を当てていくべきじゃないか(もちろんそれは保護者や子どもの自発的動きなので予算ゼロかほとんどなくてもできる施策としてやるべき)、などと話しました。

●今日の担当課のまじめな仕事を見て、昨日、保育園に対して朝霞市外部評価委員会のいい加減な予備知識による議論をされた怒りが解消しました。

●このブログを読んで朝霞市は保育事情が良いなどと誤解して転入してこないでください(それでも私に一票を投じたくて転居される方は大歓迎しますが口利きはしませんのであしからず)。まだまだ深刻な状況です。

●朝霞市を見ていると少子化ではないということはそれはそれで大変な自治体運営です。

|

« 5/14 「もっと競争を働かせて安くしろ」というのは誰でも言える | トップページ | 5/18 民生常任委員会の視察 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 5/14 「もっと競争を働かせて安くしろ」というのは誰でも言える | トップページ | 5/18 民生常任委員会の視察 »