3/27 全国の議会改革の取り組みにふれる
25日法政大学構内で開かれた、議会改革に取り組む運動で毎年全自治体に調査をかけて白書を発行している市民と議会の条例づくり交流会議の総会とセミナーに出席しました。
総会では運営委員の一員に組み入れられました。議会改革が始まったばかりで役員など受けられないとお断りしましたが、他の運営委員のみなさんからイベントの労務提供を期待しているということなので、それならとお引き受けすることになったものです。
総会ののち開かれたセミナーでは、宮城県気仙沼市議会が続けている議会説明会、議会説明会を復活させた取手市議会、議会説明会を始めた福島県南会津町議会の報告がありました。
報告の後には、議会改革がなぜ進まないのか、議会改革の居住自治体の進度別に参加者が集められ、グループ討論を行いました。片道25分3往復の一般質問など朝霞市の議会の質問時間についてはグループのメンバーから評価されたものの、議案に対する賛否の公開、資料の提供、とくにインターネットの活用などについて、やはり遅れているという評価をいただきました。
議会改革を進めていくために何をするのか、というディスカッションをしたなかでは、他の自治体の多くでは最大会派をどうやって説得するのか苦心しているという話を受けました。また委員会審議を長老議員が仕切ってしまっていて、少しでも余計だと思われる質問をすると遮られるなどというとんでもない話も出てきました。
朝霞市議会では、現議長が議会改革にとりわけ熱心で、リーダーシップを取られているので、この流れに期待しながら、朝霞市民自身が、多様な市民意見の集約を行う場として機能している、という実感をもっていただけるような議会改革を進めていきたいと考えています。
●終了後の懇親会で、震災後の気仙沼市議会や市議会議員が何をしたのか詳細にお伺いすることができました。当時の気仙沼市議会は新年度予算を含む議案の採決を残していた状態で、急ぎ、電話も何も通じない状態で議会事務局職員が一人ひとり議員を見つけ、議場につれてきて、何とか定足数を満たして議案を採決をしたいということです。また震災後は、避難後の要望の調整をやった議員や、交差点の交通整理などを行う議員など地域のニーズに応じてさまざまな動き方をされていた、というこことです。
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