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2011.12.31

12/31 今年一年お世話になりました。

年末年始を特別扱いするのがどうも苦手で、ブログを書いていても特に年末、年始について改まったことはあまり書かないできました。

今年はほんとうにいろいろなことがありました。そしていろいろお世話になりました。

2月、出張の帰りの立ち寄りで久しぶりに大分県臼杵市の父の郷里を訪ねて、3日間ゆっくりと過ごした時間がずっとずっと昔のことに思えるようなぐらい、大きく変わったのは、3月の地震でした。

地震のあった当日は、帰宅できなかったり、東京に滞在していた組合員が帰郷できずに頼ってきたので一晩応対したり、高めのテンションで過ごしましたが、翌日から本当に重苦しい気持ちになりました。同僚の親御さんがなかなか生存確認できなかったり、自分も何かしなければという焦りと、ガソリン不足を始めとして何も動けないもどかしさがありました。
そのなかで、原発の爆発による不透明な未来があること、身近なところでは寒い中、電車が止まり、停電を何度か経験し、そしてマンション管理組合の理事長として停電の二次被害を起こさないように住民に注意喚起して毎日のように壁新聞を書き換え続けました。
自分が死ぬということはリアリティーがありませんでしたが、どこかでいつもそれを意識しておかなくてはならないと感じています。

4月になって子どもが小学生になると同時期に、全国の自治労組合員によるボランティア派遣が始まり、その受け入れ準備とロジスティックのために福島の事務所を担当し、福島との間を何度も往復しました。

運送業者も石油業者もやってこなくて、市職員が取りにタンクローリーや大型車を運転して取りに行ったという相馬市職員の話には胸が詰まりましたし、その話している彼は、親御さんが自宅の確認に戻ったときに二回目の津波で流されたということでした。
また目に見えない被害、におわない被害と向き合っていかなくてはならないしんどさ、現実を受け入れたくても目の前にある美しい山河から離れなくてはならないのか納得ができないでいる人々の姿、そして住んでいるところから逃げて都会の避難所で将来の不安をひた隠しにしながら生きている人々の姿、うまく言葉にできないできました。
放射能が恐いのはもちろんですが、原発を止めてこられなかった罪悪感の方が大きかったです。
そして、まだこのようなものに頼った社会を続けたいという人たちがいることに驚かざるを得ませんでした。

また非常事態のために、ふだんから仕事をシンプルな仕組みにしておくことも大切だと痛感しました。きめ細かく不満がないように計算しつくすのが戦後の日本人の仕事の仕方ですが、何もかも手動で始めなくてはならない非常事態のときにはそうした仕事の仕方は動かないものです。

震災とは関係ありませんが、人生も大きな転換をしました。
死ぬまで今の朝霞市を放置しておいていいのかと思ったことと、それこそ「メンバーシップ型雇用」の中で労組職員としてどのように活動家として生き残っていくのか、考えた結論でした。誰かやってくれという地域にニーズに応えたかったし、棺桶に入るときにやっておけばよかったと思わないようにしたいと思ったからです。
まだ労働運動を仕事にしたいと思いもありましたが、思い切って朝霞市議選に挑戦しました。自治体をどうしていくのか、というところでは連続性がある仕事だと思っています。

選挙に関しては、関わっていただいたみなさんに大変なご負担をかけてしまったと思っています(お礼等は書けないので意を汲んでください)。無事当選できたので、なんとか市議会の論戦や、市役所の動き方が変わることで応援していただいたみなさんにお返しできればと思います。

来年こそよい年に、と簡単に言えるような年末ではないですね。
死亡者数こそ違うものの、社会に与えた打撃、復興の負担など考えると、敗戦に匹敵する災禍です。またこれからの災害への不安もどこかに頭においた状態で生活していかなくてはなりません。

そして景気や雇用など社会環境があまりにも悪くて、不安だらけの社会に私たちが生きている。少しずつだけどもみんながお互いに安心できるための工夫と声かけをしていきながら、乗り越えていけたらと思っています。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。引き続き、ご指導、お支え、交流をお願いいたします。

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12/30 日本の特殊な労働慣行の形成過程がわかる「日本の雇用と労働法」

選挙とその後処理で丸3ヵ月間、まともにじっくり本を読む機会を失ってしまいました。
市内に勤務地が移り、電車通勤がなくなって本を読むしかない時間がなくなった(札幌から帰ってくるとき、本を読める通勤電車ということで、混雑率が低い東上線の沿線の朝霞市に戻りました)ことも悪影響もあります。

ようやく読書再開というところですが、まず読まなくてはと思っていた本の一冊、濱口桂一郎さんの「日本の雇用と労働法」(日経文庫)を読みました。

職務にもとづく契約関係ではなく、身分丸ごと雇用する日本独特のメンバーシップ型雇用の形成過程を簡単にかつ丁寧に説明されていて、特に戦前から戦後の連続性についてわかりやすく書かれている新書としては唯一に近い存在です。とくに戦争直前から戦争中に関しての労働政策の変化、国民を国家に強烈に統合していく過程で、賃金統制ととにも、上からの労働者保護が行われ、日本的な労使協議制が敷かれ、それが戦後の労組結成のベースになったという話は興味深いものでした。

また、裁判官がそうだからなのかも知れませんが、転勤・出向・時間外労働に関する判例がグタグダで、こんなひどい労働環境になってしまったんだということもよくわかる本です。

●小室直樹の「危機の構造」(中公文庫・絶版)もあわせ読むとよいように思います。

●日本には能力主義がないからダメなんだと短絡的に思いこんでいる人に違和感を感じる人は必ず濱口先生の本をお読みになった方がよいと思います。明快にその違和感が正しいと教えてくれます。
職業に全身全霊を注げる経営者タイプの人以外は、賃金に見合う労働をすればよくて、それは契約原理が根底にあって、職務が明確にされた上で雇われるのが普通なんです。ですから明確にされた職務を行っていれば契約違反にならない。しかし日本のように全従業員を身ぐるみ身分で雇うというのは、経営者になるようなエリート層にしかやってはいけないことなんでしょう。問題は自分がエリート候補生と思っている人は、職務給なんてされたら屈辱に感じることかも知れません。

●メンバーシップ型雇用だから従業員の不始末に会社が謝罪したり、私生活を規制したりするわけです。仕事の仕方も外形的な達成を問わず、企業に対する忠誠をどのように表現するかが問われるわけです。

●余談ですが、雇用がメンバーシップ型、小室直樹流に言えば企業がコミュニティーになってしまったがために、かつてはOL型女子労働者がいて社内結婚ができたが、今は難しくそれがそのまま未婚率の上昇と書かれているp191のコラムはおもしろい。今はそれが派遣労働者に置き換わって、下手にちょっかい出すと、地位利用のセクハラになります。そもそもコミュニティーの一員としてみなしていないから、よっぽど話好きな人でもなければ、お互いに品定めして決断する対象ではないのでしょう。個々人にとって職場以外のコミュニティーづくりが大事です。

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2011.12.30

12/30 橋下大阪市長の労組バッシングの問題

橋下大阪市長が労働組合をスケープゴートにしはじめている。該当する新聞記事のツイッターの反応を見ていると感覚的には喝采6割、心配2割、反対2割ぐらいな感じである。すっかり労組を悪者にしてバッシングする政治風土は定着しつつある一方で、そんなことやっても政治家としての品位を下げるだけではないかと心配したり、小泉の二番煎じは通用するのかと橋下氏を心配する声が出始めていることも注視したい。

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2011.12.29

12/29 民主党離党者についての雑感

民主党から離党者が出たと大騒ぎしているが、300人以上いる衆議院議員のうちの11人に過ぎない話だと思う。またこの時期に離党するのは政党助成金がらみの駆け込みで、足下見えてしまう。民主党政権ダメだと思うところも多いが、この一件に関しては、民主党の崩壊などという話ではないと思う。

増税反対、マニフェスト守れというスローガンしか感じられず、基本的な路線論争でもない。この国をどうしたいという大局のある話でもない。鈴木宗男人気に何とか救済され世論から見放されずに済んでいるものの、民主党支持者が割れるような話ではないのではないか。

次の衆院選で民主党はたとえ勝っても300議席を確保することは難しいと思われるところから、党内ではていの良いリストラになったと思われているのではないかと察する。

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12/28 12月の市議会が閉会しました

市議会議員選挙があったために他市より遅くかけ足で開かれた12月定例市議会が昨日で終わりました。
最終日、採決や休会中の委員会運営について審査して閉会となっています。今議会は人事案件が大半で、議案も国法の変更や市町村合併など変化に対応する受け身の議案が中心でした。一般質問の内容について、基地跡地利用など大きな課題について執行部の答弁を中心に後日まとめたいと思います。

最終日の採決や選挙の結果です。
【市長提出議案】
○議案68号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例
非常勤職員の公務災害(≒労災)についての決めた条例のうち、引用している国の法律の条文番号が変更になったことにともなう条例改正です。
→全会一致で可決
○議案69号 彩の国さいたま人づくり広域連合を組織する地方公共団体の数の減少について
○議案70号 埼玉県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数の減少について
上記2議案とも、県内自治体が参加する広域連合に、川口市と鳩ヶ谷市が合併して鳩ヶ谷市の名前がなくなったことにともなう確認の議案です。
→全会一致で可決
○議案71号 監査委員選任に関する同意を求めることについて
通常、監査委員2人のうち1人は議員が行うことになっていますが、12月17日の市議会議員の任期満了で空席になっていた監査委員を市長が任命することに同意を求めるものです。なお市長は船本祐志市議会議員を提案しました。
→動議により無記名投票の提案が行われ、無記名投票に付され、議長、船本議員を除く22人で投票を行い、賛成19、反対3で市長の提案どおり任命されることになりました。
〈私の対応〉選挙中あるいは当選後の議会内での交流で、船本議員の識見、人格ともにすぐれ監査委員としての能力は十分と考えています。しかし、経歴では朝霞市の中枢的な幹部職員であった期間が長く、監査委員となるべきか疑問に考えるところもあり、その一点で私は反対を投じました。無記名投票について是非論があります。議会での議員の各議案に対する賛否は、市民が唯一現職議員の業績評価を行う選挙の機会で、政党名や学歴、年齢などより重要な判断材料であることだと思うので、原則は賛否は市民に公開されるべきと私は考えていますが、賛否の分かれる人事案件についてはその内容の妥当性以前に、議員どうしの無用な感情的な対立になりかねないため、無記名投票が必要と考えています。
【市民からの請願】
○請願9号 一般質問通告事項一覧表をホームページに掲載を求める件
市議会で議員が行政事務全般について質問できる「一般質問」の時間が、年4回の定例会のうち3日、一議員25分の質問時間を3往復分設けられています。その一般質問内容については、市役所に関することであれば自由なので、議事進行の整理と、市役所の答弁用意のために市議会規則第62条で議会事務局に提出しなければならないものです。提出されたものは議長、市役所、議員に配布されます。
市民のみなさんが議会傍聴をする際、会期中全てを出て内容を把握するということは不合理であろうし、特定の政策課題について傍聴を希望する市民が、自分の関心のある課題についてどの時点で議論されるのか把握したい、そのためにこの「一般質問通告書」の内容を事前にホームページで閲覧させてほしい、というのが請願の趣旨でした。
担当の議会運営委員会で審議し、議員より先に公開しない、などの条件を付して、公開をすることを前提に今後やり方について検討する、という意見を得ています。
→全会一致で採択
〈採択とならなかったもの〉※不採択はなし。
△請願8号 子ども医療費の無料化を(中学生まで)拡大してください
担当の民生常任委員会で検討したところ、要望は高いものの、予算や小児医療の提供体制など実現するためのハードルについて再検討したい、という意見が多く、継続審査となりました。
〈私の対応〉民生常任委員会に所属している私も判断を求められました。私自身も判断材料がまだ少ないので、少し時間をもちたいと思い、継続審査を支持しました。
社会保障について、税や保険料と、受診料や利用料とどちらか負担を重くすべきかということでは基本的に税や保険料でやるべきという考え方です。社会保障が必要なときというのは確率論みたいなものでたまたまその人その時に必要だからだと思っています。運悪い人に重い負担を課すより、社会連帯で負担をした方がよいからです。さらに、来るか来ないかわからない不運のために全員がせっせと貯金すれば、経済はその運用先の確保と利息を捻出するために破綻します。
ただし、受診料や利用料の無料化は、安易な社会保障の受診・利用を促して医療や介護の供給がパンクしてしまう可能性もあります。そのあたりの妥当性を今後探っていきたいと思っています。低所得者に無料化の政策をとりつつ、その他の多くの人には若干の自己負担を残して軽減するというのが妥当なところではないかと思っています。確かに今の5割負担というのは重すぎる感じがします。
※余談ですが、インフレを前提にした借金頼みで、税も保険料も受診料も利用料もすべて安くという政策はもうできません。今以上の安心社会を作るためには、今、政府で議論されている社会保障と税の一体改革について、増税した分すべて社会保障の財源として国民に返す考え方ですから、細論では異論がありますが、半歩前進として私は評価する立場です。ギリシャやスペイン、イタリア以外の西欧諸国は必要なコスト負担をどうするかという問題から逃げてきませんでした。民主党の国会議員にはこの問題を増税問題だけに矮小化せず政局化しないように望みたいところです。また国民には社会保障の負担増を、広く薄く負担してもらった公費による支え合いでやるのか、病気や手助けが必要なときに税金を払わず貯めてもらったお金を自己負担でやることがいいのか十分考えてもらうように投げかけるべきだと思います。

△請願10号 一般質問について一括方式もしくは一問一答式の選択制の導入検討の件
担当の議会運営委員会で検討したところ、他市議会では国会の委員会審議のような一問一答式の導入が進み、その方が市民にわかりやすく課題について深堀りした質疑応答が可能だ、と認識しつつ、技術的課題についての検討や、他の議会改革に関する課題とともに今後議論していく必要がある、として継続審査となりました。

【議員提出議案】
○議案7号 朝霞基地問題の利用促進を図るため国の理解と協力を求める意見書
市議会から国に提出する意見書です。内容は①宿舎予定地3haは迅速に市民の利用することができるように②土壌汚染の除去は国の責任で行う、③公園予定地については国有財産法22条の規定により無償で貸し付けを、という内容です。
→全会一致で可決
【朝霞市が加入している一部事務組合・広域連合の人事】
○朝霞地区一部事務組合議会議員の補欠選挙について
朝霞市は消防、一部障がい者福祉施設の運営、屎尿処理を和光、新座、志木市と共同で行うために朝霞地区一部事務組合を設置して、各市から長と議員をそれぞれから送り出しています。議員は各市の市議会議員の中から会派間のバランスを考慮しながら4人を選出しています。今議会の期中に、議員の所属会派の変更があったことにともない辞職願が提出され、代わりに私が選出されることになりました。
→全会一致で承認

●無所属で立候補・当選した14人の議員のうち4人以外は、議会内の政党のようなグループ「会派」を結成されました。私は、今回(多分当面の間も)会派に属しないで、完全な無所属議員として議員活動を始めましたが、善し悪し両方あります。
マイナス面は、様々なことが会派間調整で決まっていくので、議長人事などを中心に根回しの外におかれることなどがあります。また議会というところは多数決原理や、議席比例で意志決定していく面が多いので、一人でいるということは非力な面もあります。
プラス面は、朝霞市議会は、公式な会議の場(議会運営委員会や会派代表者会議)で、無所属、一人会派議員に対してオブザーバーとして参加を求められるので、一年生議員であっても議会の運営に関しての諸調整の場に立ち会い、ときに言わなくてはならないことは発言することができます。そのことで鍛えられる、と実感しています。無所属・一人会派議員で控室が一緒なので、議案の採決や人事案件について、休憩時間などに他の議員と討論して、自分の意見と他の議員の意見の違いをすりあわせてみたりすることもありますが、基本は自由な立場で、自らの信念と支持者がどうして私を送り出そうかと思った気持ちを考えながら、是々非々主義を貫けると思っています。
獅子倉議員という純粋な保守の世界にいる議員の方と無所属室で一緒に行動してみると、保守の人たちが曲がったことにぶちあたったときの問題意識の持ち方、仕事の処理の仕方など結構勉強になりました。

●次回市議会定例会は3月になります。おおむね2月中旬に日程が公表され、市民による請願、議員による一般質問通告が締め切られます。その間、民生常任委員会の「所管事務調査」などが行われます。
また次の議会までの間、できるだけ多くの方、とりわけ福祉事業をされている方や教育施設にお伺いして課題についてお聞きし、意見交換をしていきたいと考えています。

●ブログの内容に重複しますが、今議会の報告と近々、議会報告の発行と議会報告会を開催したいと思っています。

●朝霞市民のみなさんには、公職選挙法の規定で来年(今度のお正月)から年賀状をお送りすることができなくなりました。なかなかお会いできない人には数少ないコミュニケーションの手段で残念ですが、確かに政治家が有権者に年賀状を出すときりがないので、それを避けるための制限だと思って諦めるしかありません。
なにとぞご容赦いただきたいことと、都内通勤がなくなったのですから、リアルなコミュニケーションに努めたいと思います。

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2011.12.28

12/27 子ども手当が目的外使用されるのが問題なら現物給付中心に切り替えるべき

子ども手当が子ども以外に使われていると報道されて、あたかも子ども手当が問題政策だという宣伝がされている。こんなことは導入以前、児童手当の時から分かり切っている話であり、もっと言えば、扶養控除も含めて、子どものために使われるという縛りはないものだ。

また子どものために使っていないとしても生活費のためなら、まだいいではないかと思っている。実際に公務員の7割以下の賃金の人たちにとっては、生活費はかつかつなはずである。生活環境全体を向上させて子どもと保護者の関係が良くなる可能性はないわけではない。

それでも目的外のばらまきだと騒ぐなら、そもそも扶養控除を含めて現金を通じた子育て支援という発想をすべきではないと思う。

そういうことを心配するなら、私はずっと昔からパチンコや自動車のローン、ガソリンに消える可能性は高いと指摘してきたし、そういうことを排除したいなら、私は、子ども政策が保育所、幼稚園、学童保育の整備、給食や高校授業料の無償化など現物政策でやるべきと書いてきた。

気分だけで、「必要だ」という声の裏側にある本当のニーズの把握をせず、政策効果の見込みや一貫性のない気分や感情的な政策判断をすると、こんなことになるといういい見本である。

●目的外でも消費されているなら、それでも雇用を作り、働けない人を救済することになる。一番まずいのは貯金やローンの返済といったかたちで金融機関に回収されていくことである。満足な利息を稼いでこれる生産的な投資先がない今、金融機関にお金が集中することがデフレを悪化させることになるからだ。

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2011.12.26

12/26 レモンをお金に変える法

労働法教育を求めた議会質問でも、先日のブログでも、労使関係が市場にとって不可欠だということを説明しなくてはなりません。
資本主義社会に生きながらほとんど労使関係を知らないこの地域の多くの人にどうやって理解してもらうのか、と思い返したらこんな本を思い出しました(昔も紹介したような記憶があります)。

私はこの本を小学生のときに、どういうわけか赤旗を愛読していた先生に勧められて読み、赤旗の思想とは真逆のそのリアリティにものすごく感動したものです。

レモンをお金に変える法

主人公は、夏休みにレモネードをネタに金儲けを始め、徐々に成功し、従業員を雇ったら賃金に不満で、労使交渉を申し込まれ、交渉決裂、ストライキ、ロックアウト、仲裁、労使交渉が妥結、事業再開、そしてさらに商売は繁盛し、夏休みの終わりに成功したレモネード屋を売り払い商売は大成功、めでたしめでたし、という話の絵本です。

商売をやっていくといずれ労働力の購入が不可欠で、それはそれで市場原理が働き、売り手の主体として労働者があり労働組合があり、そことの交渉が不可欠という話が、金儲けのメカニズムを教える中に必ず入っています。アメリカらしいリアリティの持ち方です。

子どもたちだけの街「ミニ●●」でも、「ギッザニア」でも私が労働組合のブースが必要だというのはこのことです。

一方、日本の起業だとか、ベンチャーだとかの世界は、まったくこうした労使関係の教育がなく、精神論とブラック企業化するような甘言ばかりです。
そして労使関係でいうと、あるのは労務対策だけで、よりによってコンプライアンスに名を借りた従業員抑圧のための手練手管を教えたりします。

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2011.12.25

12/25 復興財源のための国家公務員の賃下げが進まないのは野田首相だけの責任か

民主党政権のマニフェストが総崩れと揶揄する報道が相次いでいる。その記事の中で公務員賃金の引き下げが先送りになったとも揶揄されていた。しかしこれは私は野田首相の責任よりも、足を引っ張った自民党にあると思っている。

震災復興財源のための国家公務員賃金の7%カットは以下のとおり話が進んだ。

①震災復興のために国家公務員の賃金引き下げを財源とする政府の方針が出た。
②しかし国家公務員賃金は労働三権の大半を制約する代わりに人事院勧告に従うこととされており、人事院勧告は民間労働者の賃金の上昇の比率にあわせて動くことになっている。この範囲を超える単年度の大幅な賃下げは人事院勧告制度の枠外、労使合意でやらざるを得ない。
③そこで政府は国家公務員の労働組合と協議し、連合系との間で震災復興財源のための賃下げに合意。合意の前提は、公務員制度改革を早急に推進し、労使関係は労使交渉にもとづく労働協約に準ずるもの(団体協約)をベースにするもの。そして今回の賃下げは労使合意によるものだから人事院勧告は実施しないという内容。
④ところが秋に入り公務員賃金改定の時期になって、自民党は人事院勧告実施しないのは憲法違反などと理屈を引っ張り出して、この処理に反発。政局化。
⑤自民党も中途半端で、震災復興のための賃下げのうち人事院勧告▲0.23%は別処理する案を持ち出す。また公務員制度改革の労使関係の部分について先送りするよう求める。
⑥参院逆転のもとで、自民党の抵抗で公務員制度改革も復興財源のための給与法改正もできないでいる

という状況で政府案も自民党案も膠着したままになっている。
しかし自民党は、労使自治を原則とし、労働協約権またはそれに準ずるものをもって労使関係を作り、賃金・労働条件を決めることを含めて、公務員制度改革をそもそもとりまとめた立場であり、人事院勧告が憲法違反という以前に、人事院勧告をもって労働三権の大半を規制している今の法律が人権侵害という価値を共有してきたはずだ。

そしてその前提を知っているからこそ、震災復興を理由にした、人事院勧告を上回る賃下げをするなら労使合意が必要ということも百も承知で、こんな抵抗をしている。

結果として、民主党政権と自民党とのチキンレースになってしまっている。国民にとっては本当どうでもよい政策でチキンレースをしていると言ってよい。そして、身を切って権利を回復しようとした公務員労組も組合員も顔が立たない、復興財源も確保できない、公務員制度改革も進まない、ないないないの展開になっている。

かつての社会党はいつも現実政党かと揶揄されてきたが、こんなしょうもない抵抗はしたことがない。自民党が政権に復帰したいのなら、もっと筋の立った首相批判をしていくべきではないかと思っている。

●グローバリゼーションに心酔している人ほど、公務員の賃金を政治的圧力で一方的に引き下げられると勘違いしている。しかしこうした方々は多くの国で公務員賃金は労使関係で決定されていることを認識していない。政治的に引き下げられるという誤解は共産国と日本だけの独特の発想である。
公務員賃金を下げたいということなら、労使の話し合いで合意していくしかない。そのためには彼らが最も忌み嫌う労働組合に交渉権を認めて、きちんと話し合っていくように制度改正すべきなのだ。

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12/22 選挙公約の保育園の課題、マンション政策、公共交通の充実などに質問 2011年12月定例会

22日の私の一般質疑と答弁の要約は以下のとおりです。メモ要約なので正確な文言は後日公表される市議会議事録でご確認ください。

①朝霞市議選のと投票率の低下について
Q 新人が多数立候補している中で投票率、投票者数ともに大幅に低下したことは問題。一義的には候補者の票の掘り起こしの問題だろうと思い政治家の側が厳粛に受け止めなくてはならないが、選管としても政治をネガティブに捉える風潮を変えていくための啓発活動は行ってほしい。その上で前回市議選との啓発活動の違いを挙げてほしい。
A(選挙管理委員長) 今回、のぼりや懸垂幕などの掲示は工夫した。後も投票率向上に取り組んでいきたい。
〈解説・感想〉 事前の事務局とのやり取りでは、投票率向上の防災無線の案内は苦情がとても多く、回数をへらさざるを得なかったということ。その分掲示物でがんばったようです。政治家が投票率や選挙規制について安易に選管の責任にしてはいけないという意味も含めて質問しました。

②保育園政策について
Q待機児童問題がまた深刻化している。毎年認可保育園を2~3園開設する努力は認めつつ、待機児童問題の増加は社会構造の変化にともなうものなので、引き続き保育園増設に向けて努力の決意を聞かせてほしい。
A(福祉部長)待機児童問題が再び大きくなっているので、保育園開設に取り組みたい。
Q朝霞台方面など保育園がそもそも足りないと思うが、待機児童問題の地域的偏在はあるのか。
A根岸台、三原などが数字が高いが、全体的に数字は高い。待機児童問題に地域的偏在はないが、絶対数で少ない地域はある。
Q家庭保育室への支援、質の向上に向けて市からの情報発信と第三者評価などの実施はしないのか。
A補助を行っているのでそれを通じて質の向上に取り組んでいる。
Q公立保育所の8ヵ月から始まるゼロ歳児保育の引き下げと延長保育の拡大について
Aニーズとコストについてデータ把握のため、調査研究をしたい。
〈解説・感想〉待機児童対策では後に質問に立った共産党の石川議員の方が突っ込みが深く、その点反省すべきかと思いますが、保育行政の重要な課題について幅広く問題提起をいたしました。課題の多い8ヵ月からのゼロ歳児保育と20時までの延長保育の拡大について、「調査研究」としてデータの明確化に踏み込む答弁があったことは共通の議論の土台ができあがるものと期待しています。

③労働法教育について
Q労働三権を丸暗記させられて、労働法の基礎知識すらなく社会に放り出されて、つまづく若者も多い。市が推進するキャリア教育にあわせて、労働法の実践的な教育をすべきではないか。
A(学校教育部長、教育長)知識注入型の労働法教育にとどまっているので実践的な教育のあり方についてキャリア教育の充実とあわせて検討したい。
〈解説・感想〉とくに集団的な労使関係で、労使対等の交渉で職場のルールは形成されるんだ、という労使関係についてワークショップ等で学べるような仕組みを考えてもらいたいとお願いしました。教育委員会の関心は高いものの、こうした自らを守るための技術教育について学習指導要領にどう位置づけられるかが課題のようですが、すでに厚生労働省などは「今後の労働法制度をめぐる教育の在り方に関する研究会」などで必要性を強く訴えているものです。

④公共交通の改善について
Q副都心線の開通で東上線の準急が減便され、今年3月のダイヤ改正で和光市での急行接続の案内がなくなって、朝霞駅利用者が不便をしている。東武鉄道に働きかけはしないのか。
A(都市建設部長)東武鉄道とは沿線自治体との協議の場があるので、そこを活用してこれまでエレベーターの設置や改札口の電光の時刻表設置を実現してきた。この協議の場を使って急行停車や和光市駅でのスムースな急行乗り換えができるなど内容を検討して働きかけていきたい。
Qわくわく号について増便やバス停の増設など求める意見が多い。5年に1度審議会を開いて見直すといのうはあまりにも頻度が少ない。採算路線は力を入れ、不採算路線は必要なテコ入れが必要だろう。もっとニーズに敏感に運用、運行を見直すために路線別の乗客数や運賃収入など把握すべきではないか。
Aやり方が難しいので、今後ニーズ変化をどのように把握するのか検討したい。
Q民営バス路線で活用しようがあるのにあまりにも本数が少なくて利用されていない路線がある。そうした路線を活用していくために民営バスと協議しないのか。
Aわくわく号の運営のために年に数回民営バス事業者と話し合っているので、その場を活用できないか検討したい。
〈解説・感想〉これもまずまず前向きな答弁でした。民営の交通事業者と市役所が話し合い、市役所がポリシーをもって市民の公共交通の環境の改善に向けて取り組んでほしいと思います。わくわく号については、共通の議論をするべき基礎的データがなさすぎます。特段カウントしていなくても年間乗客数などはじき出している民営バス会社の手法など取り入れてほしいと思います。

⑤マンション政策について
Qマンションブームから16年経過し、マンションの維持・修繕に課題が生まれている。朝霞市をスラム化させないために管理組合等を支援するための技術的啓発、学習の機会の設定、マンション管理組合どうしのネットワークづくりなどに取り組むべきではないか。
A(都市建設部長)マンションの維持・修繕に関する政策が必要だと考えている。今後検討していきたい。
〈解説・感想〉一言で要約してしまいましたが、課題認識を共有し、非常に前向きな答弁でした。市税を膨大に使う話ではなく、市がコーディネーターとしていくつかのNPOや専門家集団と協調しながら振る舞う施策だと思います。

⑥米軍基地跡地利用の問題について
Q市議選の前後に公務員宿舎が中止なとり市民の関心はその後の使い方になる。国は中止後の利用計画を見て基地跡地の対応を決めたいとしている。市役所には今までのように決めてきた結論を市民に押しつけるのではなく合意形成に努力をしてもらいたい。市役所として①今後の基地跡地利用の進め方について何か考えているものはあるか、②公園利用すると絵を描いた部分について強い開発規制がかかる地区計画は維持されるのか、③業務系複合施設用地やシンボルロードなどはどのようになるのか。
A(審議監)基地跡地利用については中止になった後については国との協議によるところが多く未定である。地区計画はそのままである。業務系複合用地やシンボルロードについても継続するものと考えているが、国が求める利用計画をどの範囲で作る必要があるのかによる。

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12/22 初の一般質問に立ちました

22日10:00過ぎから朝霞市議会の一般質問に立ちました。質問内容は
  ①市議会議員選挙の投票率向上について(選挙管理委員会)
  ②保育園政策について  待機児童問題解消、保育園の偏在について、公立保育園における延長保育の拡大とゼロ歳児保育の引き下げ、家庭保育室への支援(子育て支援課)
  ③学校における労働法教育の実施について(教育委員会学校教育部)
  ④市内公共交通の改善について  東武鉄道ならびに民営バス会社との協議の場の活用によるダイヤ見直しと運用改善の働きかけ、わくわく号の改善に向けたデータ収集について
  ⑤マンション政策について  管理組合への支援、管理組合のネットワーク化など(都市建設部)  
  ⑥基地跡地利用の今後について  今後の利用計画、地区計画の継続、市民合意のとりつけ(政策企画室)
の6項目です。
※質疑応答のやりとりは別記事で報告いたします。

●朝霞市議会は議案に対する質疑・討論のほか、市政全般について質疑できる「一般質問」が設けられ、1議員25分の質問時間×3回の持ち時間があります。他の市議会は一人10~15分程度なので比較的長く認められています。議会改革などでは他市に遅れを取っている課題がたくさんありますが、この点については他市より幅広く深く議論ができるものと言えます。ただし質疑・答弁が3往復に限られているので、市役所の逃げ切りが可能だと言えないこともありません。また市民からすると長い朗読質問に長い朗読答弁で、質疑と答弁の関連性、答弁不十分なときのつっこみ不足になることなど、よりわかりやすい議論の仕方があるだろうと思います。私は国会の委員会質疑のように一問一答方式の導入に向けて働きかけます。これについては今期改選した保守系含めて少なくない議員が導入する方向で考えたいと言っているので、時間はかかるかも知れませんが実現する可能性が出てきました。

●議会に先立ち会派代表者会議の開催で、議事開催が40分程度遅れました。星野議員が無所属から保守系最大会派の進政会入りする所属会派の変更にともない、その議席位置変更を協議するためです。会派変更にともなう副次的な課題も出てきて、本会議終了後に再度会派代表者会議が開催され、議席位置の変更について了承し、26日の本会議で承認が求められます。
なお会派構成は、進政会6人、公明党5人、絆4人、共産党3人、明政会2人、無所属・一人会派4人となりました。

●他議員の質問の中で注目すべきところでは、小中学校のエアコン設置について、予算の確保を前提とする前向きな市長答弁が行われました(獅子倉、駒牧議員の質問)。気になるのは田辺議員の基地跡地利用の質問に対して、業務系複合施設用地に市庁舎建て替えをすることに、傍論として耐震補強より建て替えの方がコストが低いと評価した市長答弁でした。業務系複合施設用地にただちに市役所の建て替えが行われるわけではないと思いますが、市民の評価が分かれることだけに、今後も注目が必要です。

●恥ずかしい話なのですが、議員控室に私のデスクがありません。
事務局に相談したら一議員に一デスクを割り当てる慣習がなく、現職・退職者の差分で廃棄する事務機があれば回すことができる(ただし臨時・非常勤職員数が増えるとまた待ちとなります)ということなので、待つしかありませんが、その間議会内で事務仕事をできる環境を何とか確保しなければなりません。開会日でなければ16:30には退庁を求められる規則もあり、仕事って何だろうと考えさせられてます。
これまでのサラリーマン人生で、新人が職場にやってくると言えば、机といすを用意して必死で片づけや掃除をやったものだけどもなぁ、と思いました。

●有権者から無効票をめぐる疑義が訴えられ、市議会議員選挙の有効性について選挙管理委員会の審査に入るようです。

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2011.12.20

12/18 一般質問に登壇します

市政全般について質問できる朝霞市議会の「一般質問」にエントリしました。順番は2番で、22日9時過ぎからです。
テーマは、①投票率の低下について、②保育所の課題、③マンション管理組合への支援、④公共交通政策について民間事業者との協議の推進、⑤労働教育の取り組み、⑥基地跡地利用について質問する予定です。

一般質問日程(日程は議長による抽選で決定します)
22日 獅子倉議員、黒川議員、田辺議員、石川議員、大橋議員、駒牧議員
26日 山口議員、松下議員、遠藤議員、佐野議員、斉藤議員、岡崎議員
27日 福川議員、船本議員、本山議員、星野議員、小山議員

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12/18 初めての市議会

12月18日、初めての議会として登庁いたしました。

市議選後の初めての議会は、議長選挙や副議長選挙、会派の確認、議席の指定、常任委員会の配分、議事日程の決定などを行いました。

市議会には会派という議会内の政党のようなものがあります。意見集約をしたり、党派性をわかりやすくしたり、控室の配分など事務的な効率性を確保する効果があって存在しています。届けられた会派については以下のとおりです。私は無所属としました。ところが今回は無所属、一人会派が多く、最大会派と肩を並べる勢力になっています。
進政会(保守系最大会派) 石原、野本、福川、大橋、高橋
明政会(民主党系保守) 小池、佐野
公明党 利根川、岡崎、本山、遠藤、駒牧
日本共産党 斉藤、石川、山口
絆(保守系新会派) 船本、須田、神谷、松下
無所属・一人会派 獅子倉、田辺、小山、星野、黒川
※新会派の「絆」は、同期議員である進政会に所属していた船本氏、明政会に所属していた須田氏、無所属の神谷氏に、みんなの党の松下氏が加わった会派としてスタートしています。議長選、副議長選などの対応をみると与党会派とみられます。

佐野仮議長のもと議長選が行われました。
●議長選は、
利根川 16票
石原 5票
斉藤 3票
という結果で、公明党の利根川議員が議長に選出されました。
利根川議長による副議長選挙が行われました。
●副議長選は
大橋 16票
獅子倉 4票
石川 3票
佐野 1票
という結果で、進政会の大橋議員が副議長に選出されました。
なお、議長選、副議長選挙は、従来、本会議で一発投票で決定するかたちが取られましたが、選出過程に関する不透明さがぬぐえないことと、無所属議員とって候補者を選択する機会がないことから、田辺議員はじめ無所属議員5人と松下議員の賛同で、立候補による選挙を求めました。佐野仮議長による調整が行われ、今回は議長選の前段で全員協議会室で非公式に、全議員に対して自薦立候補、他薦立候補のそれぞれ推薦者による理由説明が行われました。

上記議長選の結果からみると、数字では改選前より野党議員は増えたものの、与党の結束は強まったりする傾向が出ています。

会期の設定は、12月28日までで、22、26、27日が市政全般について質問ができる「一般質問」の日程となっています。朝霞市議会は、1人25分の上限時間で質問することができます。もちろん政策を語ることを約束してきた私としてもエントリし、22日の9時頃、獅子倉議員の次の2番目のバッターとして登場することが決まりました。

所属委員会の割り振りについては、無所属議員は冷や飯食べると言われていましたが、おおむねみなさん第一希望が叶った結果となっています。私と星野議員が民生(厚生労働関係)委員会、小山議員が総務委員会、獅子倉議員と田辺議員が教育環境委員会となりました。
どの議員がどの委員会に所属するかは、①会派内での委員会の配分バランス(特定会派だけで特定の委員会を独占したり比率にあわない配分にしない)、②会派の意向などで決まります。数の力でごり押ししたり、議員本人の希望をふみにじるようなこともなく、譲り合うところは譲っての比較的よい決め方になったのではないかと思います。

その他、埼玉県南西部一部事務組合(消防、障害者福祉施設運営、下水道)議員、戸田競艇運営の一部事務組合の議員、議会広報の委員会などの選出が行われました。

最後に市長提案の議案が提案されましたが、今回提案された3件はいずれも国の法律の条文番号変更や、市町村合併による条例の整合性を合わせる条例案だけで、問題議案はないように見えます。

これだけの議案ならまっすくやればすぐ終わりますが、事前に会派代表者会議や、途中での会派内調整での休憩をはさむため、例年になく早いといわれながらも、議事は21時までかかり、私は21時30分過ぎに退庁しました。

●長く朝霞市議会の最大会派であった進政会が、新人の補充がなかったことと、船本議員の離脱で、最大会派は維持したものの公明党に肩を並べました。また1議席少ない会派「絆」の誕生、無所属室が5人になったことで、実質的には会派勢力が拮抗した状態になっています。会派間の水面下の調整を抑制し、各会派が個性を出し、議場で堂々と意見を出し合うことをしていけば、透明性の高い議論のできる議会になるだろうと期待しています。
余談ですが、松下議員の「絆」入りが報告されるまでは、松下議員も無所属室に仮置きされていて、その状態が続けば無所属室が最大勢力となったのですが…。

●無所属議員は会派代表者会議や議事運営委員会など議会の運びを決定する委員会に正式な委員は送り出せませんが、それぞれ一人ずつ5人がオブザーバー参加ができます。そのことで他の会派所属議員は控室で待機させられている時間も、運営のためにどんな議論が行われているか聴くことができます。市議会のシステムを勉強するにはとてもありがたい状況です。

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2011.12.11

12/11 18日から初議会です

私にとって初の議会が18日9:00から始まります。初日は議長選、議席の決定、議会内諸人事が議事内容です。初日は全議員対等の原則のところから、議長を選び、議席を決め、と人事からみの案件が多いので、この日は暫時休憩が繰り返される可能性が高いので、根気のある方だけ傍聴に来てください。
議案への討論や一般質問などの議事が行われる翌日以降の日程も18日以降に決しますが、どのような日程になるのか今から気になる方は、必ずしも同じということではありませんが、市のホームページで、4年前、2007(平成19年度)12月議会の議事録をご参考ください。

●しばらくお世話になった朝霞市本町の後援会事務所ですが、本日、暖房やコピー機の撤去を行い、事実上の機能を終えます。この間、お騒がせした近隣住民のみなさんにお詫びし、事務所を訪ねてくださった様々な方々にお礼を申し上げます。

今後は、自宅と12月18日からは議会控室を拠点に仕事をしていくことになります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

いろいろ思いでのある事務所で一抹の寂しさはありますし、大量の荷物が自宅に帰ってくることを考えるとぞっとします。

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2011.12.05

12/5 2011朝霞市議会議員選挙の分析

12月4日に行われた朝霞市議会議員選挙の結果について、私は以下のように考えました。

○公明党は過去最多の前回市議選の得票はできなかったものの、前々回までの得票水準より少し上積みした安定した強さを発揮しました。投票率が50%程度になっても全員当選できる力量をみせました。

○町内会等強固な地盤や後援会を持つ保守系候補は票をほとんど変化させていません。同一町内会地域で複数立候補した候補については合算すると前回、今回ほぼ同じ得票で、朝霞市はまだまだ町内会中心の組織選挙が機能することを明らかにしました。一方では都市化が進み、市議選での町内会推薦候補が擁立しにくい朝霞駅周辺の本町、仲町や、朝霞台駅周辺の西原、北原、朝志ヶ丘1丁目、三原などの地域では、町内会推薦以外のルートでの議会での発言力確保が課題です。

○4月の県議選落選者が3人全員出馬しましたが、全員当選しました。県議選出馬で市議を辞任→市議選にチャレンジした2人については、その効果がはっきり現れ、3~4割の票の上積みがされています。

○1人の民主党公認候補は票をほぼ半減させてしまいました。候補者が議員として問題行動があったわけでも悪評があったわけでもないことから、地域では民主党に強い逆風が吹いていることを明らかにしています。私も民主党推薦と勘違いされて、よく駅頭等で怒られることがありました。今も民主党の支持率は20%前後ありますが、朝霞市の地域の選挙のなかでは、町内会の人間関係、同窓会の人間関係、地域のさまざまな運動の人間関係を凌駕するブランド力の再確立が課題だと思います。

○みんなの党新人については支持率に見合う得票数を獲得しています。私とともに、引退議員の地盤を継承しない数少ない新人候補を当選させることができました。

○共産党については、いずれの候補も前回得票を2割減させています。最下位から2人を共産党が占め、2人は低い投票率に救われたと言えます。

○市民運動・市民活動を母体としている私を含めた候補4人について、私が立候補して候補者が増えたにもかかわらず、得票数を若干減少させたことは注意していかなくてはなりません。若干の減少で済んだことは4人の中で移動しつつもそれなりに固定票があることを示していますが、一方で、今回藤井候補を落選させてしまったように、まだ4人を安定して当選させるに必要な基盤が作られていないことも示しています。
また基地跡地の運動以外の課題についても、それぞれの候補者が争点を提示して、個人の強みを発揮する必要があると痛感しました。
またこの政治的ポジションは、他の自治体では女性議員がたくさん活躍するところですが、朝霞市では私を含めて男性ばかりで、次の市議選では女性の擁立できるかが課題です。朝霞市の男女平等の課題でもあります。

○私を含めて無所属新人候補は、低い投票率のあおりを受けました。私以外の得票順は、駅頭活動と組織活動のバランスで組織活動を重視した順ではないかと思われます。和光市や新座市では定着した浮動票を取りに行く選挙が、まだまだ朝霞市では難しく、これからの課題です。

○今回の選挙結果を覆う、あまりにも低すぎる投票率は本当に問題だと思いました。結果として現市政を追認する選挙結果となっていますし、ゼロから挑戦した候補はほとんど討死したことは、次回以降の新人の挑戦を躊躇させる結果になっていないかと心配です。
これまで私は新人候補がたくさん出れば投票数は上がり投票率は上がるという仮説を立ててきましたが、今回はまったく裏切られる結果となりました。この仮説か働くには別の要因が必要だと考えています。
また、これまで投票率は下がっても、投票者数は同水準に維持してきたものが、今回は2500人も投票者数が減少したことは市政そのものへの危機感を持たざるを得ません。大多数の市民が市政を突き放しているとしか思えない状況です。何とか市政にかかわることが生活を変えていくことなんだと実感できるように取り組んでいくことが必要なのかなと思っています。

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12/5 当選証書の交付を受ける

午前中、市役所で当選証書授与式で、当選証書の交付を受けるために当選者が集合。低投票率を受けてほとんどの現職が当選したことを受けて顔なじみの雰囲気の中、引退した議員の地盤を引き継がない数少ない新人当選者として気持ちを引き締めなくてはと思いました。当選証書は無事交付されました。
なお事務連絡で、市議としての任務は18日から始まること、報酬は18日からの日割りで支払われる旨告げられました。1日でも議員でいると1ヵ月分の報酬を丸々支払う自治体があると問題にされましたが、朝霞市は衿を正していると言えます。

終了後、これまでも市政や福祉の課題で意見交換し、懇意にしてきた小山香議員の使用する「無所属」の控室を表敬訪問。会話の中で、控え室のつくりについて話が及びました。
私は、事務用机よりも応接セットが場所を取っていることに考えさせられました。待機部屋としての機能より市庁内で必要な事務や書類調べなどするための機能を重視して控室を使っていこうと考えている私としてどのようにしたらよいか考えなくてはなりません。

午後は来訪者の対応、選挙結果のちらしの印刷を行いました。

●近日、駅頭で市議選全体の選挙結果をまとめた「活動報告」の配布をはじめます。9月より市民の利用する各駅頭で朝夕続けてまいりました政治活動ですが、今後は頻度を落としながらも、情報をお伝えするために、節目節目で続けてまいります。

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12/4 朝霞市議会議員選挙に当選

今日4日投開票のあった、朝霞市議会議員選挙に当選いたしました。17位1064票です。
  2011年朝霞市議会議員選挙結果
低い投票率がたたってか、選挙戦の感触と異なり、政党所属候補や現職候補に比べほんとうに厳しい結果となりました。一部に聞いた前評判と異なり上位当選するようなことはありませんでしたが、一票一票の顔が見えてくる大事な結果になったと思っています。

これからも働くこと、福祉の課題など政策活動に取り組んでまいります。またこのブログも書き続けていきます。

※公職選挙法によりお礼をすることは禁止されていますので、報告といたします。

●環境の課題に取り組み続けた藤井由美子さんが惜敗、駅頭立ちで妙な連帯感ができた候補のみなさんも落選、他の候補のことを思いやる余裕はない、と言われそうですが、ほんとうに残念な結果もありました。

※お昼に一部訂正しています(当選順位の誤記のための訂正)。

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2011.12.04

12/4 公務員制度改革の労働基本権付与見送りは政治的詐欺ではないか

公務員制度改革について、労働基本権付与の部分は見送りというニュース。

国家公務員の賃金カットと労働基本権の付与はワンセットで、賃金カットの合意条件だったはず。時間差などと言うが、公務員賃金のカットと抱き合わせで実現できないで、いつ実現できるのかと思う。また、賃金カットされた側の国家公務員にとってはいい面の皮で、政治的詐欺と言われても仕方のない結論だと思う。

自民党や公明党も問題だ。この公務員制度改革は、もともと自民党政権時代に立案されたもので、労使関係の骨格はもっとラジカルなかたちで提示されていた。それを行政学者等の意見を採り入れ、ややマイルドなものになって今の案になっている。

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