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2011.10.06

10/6 基地跡地利用をめぐり朝霞市役所が方向転換か

朝日新聞からの情報で、野田首相が基地跡地利用の5年間凍結を決めたことに対して富岡市長が、白紙から議論し直せ、と求めています。これまで朝霞市は国家公務員宿舎建設を推進し、先の事業仕分けで凍結となった際も「早期に結論を求める」かたちで、財務省に言わせると「地元の求めがある」態度を示してきました。また市民からの建設反対の声をほとんど無視し続けてきた経緯もあったことから、建設中止に向けての最も障害になるのが市役所の存在ではないかと言われてきました。

今回の「白紙から」という富岡市長の発言の真意がどのようなものなのか確認する必要があると思いますが、これまでにない市関係者の発言から、最もかたくなであった朝霞市の基地跡地利用の政策について方向転換が図られる可能性があります。

ただし一方で、元々基地跡地については、富岡市長の親分格である故渡辺利昭元県議の市長選出馬の選挙公約や商工関係の一部関係者はレジャーランドやショッピングセンターにする意見もありますし、増税回避ということでは当然払い下げという選択肢もありえるので、市長の「推進か中止」を求めたということの、「中止」の選択肢の中に、思わぬ副作用をともなう可能性もないわけではありません。

あいまい決着 地元反発/朝霞宿舎5年凍結2011年10月04日朝日新聞

◇市長「根本的議論を」
 野田佳彦首相が朝霞市の国家公務員宿舎の建設予定地を視察し、正式に表明した「5年間凍結」の決定に対し、地元からは反発の声が上がった。事業の中止ではなく、今後も市中心街の一等地は利用できないままだ。市や市民は、まちづくりの停滞を心配している。
 富岡勝則・朝霞市長は3日夕に緊急会見を開き、「推進か中止のどちらかだと思っていた。問題の先送りになってしまい、あいまいな決着と感じる。この問題で5年間翻弄(ほん・ろう)され、また5年も翻弄されるのは不本意」と不快感を示し、「事業を中止して白紙に戻し、本当に必要な公務員宿舎のあり方を根本的に議論して欲しい」と強く求めた。
 宿舎予定地は市中心部にある国有地。住民は立ち入れず、地元にとっては有効活用が長年の懸案だった。計画では宿舎内に市の付帯施設として、休日・夜間診療所と児童館、女性センターを建設する予定だが、凍結で進まなくなる。
 富岡市長は「5年間は長い。その先も分からない」として、国に対し、宿舎計画から付帯施設の撤回を求め、宿舎以外の用地を確保するなどして独自に整備する方向性を示した。あいまいな決着について、富岡市長は「結局、いつも地元に迷惑がかかり、こういう形で物事を進められると政府を信用できなくなる。民主党は、地方分権を推進するならば、地方の声をしっかり聞いて欲しい」と話した。

◇反対派「先送り最悪」
 建設に反対してきた住民グループ「朝霞基地跡地利用市民連絡会」の大野良夫代表は「問題を先送りしただけの最悪の決定だ」と切り捨て、「5年間塩漬けになると、多額の賠償金が発生し、新たな無駄遣いになる。財務官僚が書いたシナリオに乗ったのだろう。5年後の計画再燃が心配だ」と批判した。
 野田首相は3日午前、建設予定地を視察した。大野氏は事業中止と建設費の復興財源化を首相に求める申入書を用意していたが、首相の車が予定とは異なるゲートから出入りしたため、手渡せなかった。
 連絡会は、跡地の樹木を広く残し、和光樹林公園(和光市)や平林寺(新座市)の雑木林のように保全しながら楽しむことを訴えてきたが、凍結で緑地を利用する機会も閉ざされた。
 前代表の大石紀子さん(71)は「フェンスで囲んだまま、5年間放置するのだろうか。ここを公園にして開放してほしい。近くの保育園児が遊び、老人ホームのお年寄りが散策できる場所にしたい」と話した。

◇「一定の評価したい」 福島・双葉町長
 加須市の旧県立騎西高校に住民が集団避難している福島県双葉町の井戸川克隆町長は、野田首相が5年間の事業凍結を打ち出したことについて、「一定の評価はしたい」と話した。
 井戸川町長は、「町民は故郷を追われ、明日が見えない不自由な生活を強いられている」と話し、「国家公務員宿舎でいい生活をする人がいると思うと心が痛む」と打ち明けた。

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