10/2 国家公務員宿舎5年だけの凍結へ
本日午前10時頃に野田首相が基地跡地を訪れ、現地視察の後、国家公務員宿舎建設の凍結を明言した。どうにも止まらないという常識の公共工事に、政治判断として踏み込んだことを評価したいが、凍結期間は5年という条件がつき、また解凍される危険性があるほか、業者への損害賠償金が5年の間にふくれあがるなど、それはそれでまた問題が発生することになった。
また5年間、再び解凍されないように運動をし続けなくてはならないことになった。最終決着が先送りされたことで、またこの問題をめぐって朝霞市はごたごたし続けなくてはならないのかと思うと、勘弁してもらいたいと思いながらも、引き続き運動をしていかなくてはならないと思う。私は、やはり中止か、ここでいったん業者との関係を整理して永久凍結にして市民合意を作り直すべきだと考えている。前回の事業仕分けのときも、枝野幸男代議士が、凍結することで「緑が守られる」と断言されたのに、気がついたら、国が押し込んだのか、市が招いたのか、お互いに責任をなすりつけあって真相が明らかにならないまま、国家公務員宿舎の建設が再開されたことで、再び混乱が始まったといえる。
朝霞市民は政治に翻弄されてきました。無駄ゼロ、公務員への必要以上の厚遇をやめると言ったはずの民主党が、この地域では国家公務員宿舎建設に率先して旗を振ってきた。反対する市民は、何度も市議会に請願を出しても、その度に、継続審議を何回も繰り返されたり、不誠実な対応に追われてきた。自治体議会の機能や国と自治体の関係など自治体に関して様々考えさせられる課題である。
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