9/1 税金使って「バカはなおせる」
多分、子どもが学校でもらってきたビラだと思うが、市の教育委員会の企画で、全市の学校を通じて動員がかけられる講演会の内容をみて、口あんぐり。
「脳科学!子どもも大人も、育脳!!
本当はもっと凄い!あなたの潜在能力を引き出す、脳の訓練法
(中略・講師紹介で)
主な著書に「バカはなおせる 脳を鍛える習慣、悪くする習慣」「脳力で手を伸ばす」…」
自己啓発セミナーか、いんちきなエステティックサロンの広告みたいな言葉が次から次へと並んでいる。
もうその言葉遣いから、長田百合子や、高橋某のようなノリが感じられる。
親どうしの子育てのあら探しをあおるようなものなのだろう。
●こういう疑似科学みたいな講演会に限って、手話通訳や要約筆記や、保育がついて、弱者対策が行われるんだな。うちのまちは。
もうちょっと市民が本当に自信をもってレベルアップできるような、市民どうしが役立てられる関係が作れるような講演をやってもらいたいものだ。
●バカは治せるという発想が、共産主義の啓蒙思想を感じる。昔、ソ連の社会主義の輸入元の権威がバカや変態性癖は資本主義特有のもの。科学が発達した社会主義になったらなおせる、とのたまわった発想と似たものを感じる。
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コメント
はじめまして。
子供の大学の図書館にあったという「バカはなおせる」について調べていて、こちらに参りました。
私も随分胡散臭いタイトルだなぁ、と思いましたが、中身はそれ程ヒドくないようです。(Amazonで、読んだ方々の感想などを拝見しました。)
脳科学で解明されている事と、まだ未解明な事も、キチンと線引きされているようです。
但し、脳科学からの切り込みで、全てをシステマティックに解決できるとは思いませんので、あくまで参考に、という程度かも知れませんが。
ノウハウ本で買うに値するものをほとんど知りませんが、興味が湧いたので、子供に図書館から借りて来るよう頼みました。
講演も少し気になります。
それにしても、タイトルはヒドいですよね。
元々日本で「焼き畑農業的文化(村上春樹氏命名。短期間で多くの人がワッと集まり、食い荒らして、何も残らず育たず不毛となる。)」が根付いてしまった上に、更に考えない日本人が増えたからでしょうか。
投稿: しっぽなぁ | 2011.10.02 15:51