2/27 番組に拍車や歓声を入れるのはナチスの技術
NHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったか」の第三回メディアは、今日のテレビや新聞報道を見ていると同じことやっているんじゃないかと思わざるを得ないような内容で興味深かった。
番組中に出てきたメディア研究をしている竹山昭子さんの言葉にはっとさせられた。
演説会の中継ラジオの背景に、大衆の熱狂の歓声や拍手を送信するのは、ナチスのプロパガンダ技術にルーツを持つという。戦前のNHKラジオは、ナチスのプロパガンダ放送をよく研究して、利用していたという。
最近、バラエティ番組で、作った笑い声や拍手をわざわざ入れている。また、ニュースでも通行人の声をやたらに入れて、特定の意見をさも世の中全体の意見のように見せる傾向が見られるのも、この技術の延長にあるなと思った。小沢一郎が犯罪者だというイメージづくりなんかは、この手法が十分活用されている。
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