1/25 やっぱり代議士は国家公務員宿舎の建設を推進しているんじゃないか
民主党の神風ひでお代議士が、朝霞基地跡地利用市民連絡会が配布したビラをめぐって、その内容がウソを書いたと言わんばかりの文章の内容証明を送りつけ、法的手段に出ると恫喝したことがあった。その内容証明本文では、神風代議士が国家公務員宿舎建設を推進した事実はない、国家公務員宿舎建設がどうなったのか事実確認しただけだ、と反論しているが、これが事実ではないと裏付けるような話が飛び込んできた。
朝霞市商工会の新年賀詞交歓会のあいさつので、神風代議士は、市長、市議会、商工会が一緒に推進する国家公務員宿舎建設については協力したいと言う発言をしている。
法的行為で脅かされた「朝霞基地市民連絡会」の事務局長ホームページにその内容が掲載されている。
神風英男議員 宿舎事業を全面的に応援したいと賀詞交歓会で挨拶 -朝霞基地跡地-という記事の中で、神風代議士は
富岡市長の方からご要請がありまして、このキャンプ跡地はいったいどうなるのか、市の方でもいろいろ検討している項目があるから、なるべく早くその行く末をはっきりしてもらいたいというご要請がありまして、富岡市長と一緒に財務省の方で政務官の方に要請をしてきたのであります。その結果おかげさまで今回、事業が継続するという、予算がつくという形になったところであります。
この事業に関しましては賛否両論あろうかと思っております。ただそういう中で富岡市長あるいは朝霞の議会の皆様方が総合的な判断の中で事業継続するというご判断をいただいているわけでありますので、私の立場としてはこれを全面的に後押ししたい、応援したいと思っております。
神風代議士は基地跡地市民連絡会の事務局長を名誉棄損なり何なりで法的手段に訴えたら良いと思う。こうした事実がある限り、訴えれば誣告罪である。またそういう覚悟がなくて法的手段などと脅かすような文句を入れて内容証明を送りつけたなら、半ば脅迫罪である。まさか有権者とのコミュニケーションとは言えまい。
●代議士のあいさつの中身にウソがある。神風代議士は朝霞市議会が公務員宿舎建設を推進する立場にいることになっているが、朝霞市議会は1回も基地跡地に国家公務員宿舎建設を推進するとは確認していない。市議会は、市民からの建設反対の請願を、市長の専権事項だからという理由で価値判断をせず、権限外として請願不採択としただけである。
●この問題では菅vs小沢でねじくれている象徴である。もともと事業仕分けで基地跡地の公務員宿舎の建設を止めたのは菅系である。復活を画策したのは、神風代議士、吉田泉政務官ともに小沢系である。
ところが菅首相がぶちあげた新成長戦略でがらっと変わった。基地跡地に無駄な国家公務員宿舎を建設することが「新成長戦略」の一環に位置付けられ推進事項となった。それ以降、緑は守られるんですね、と宣言した枝野代議士は何も発言しなくなってしまった。
一方、菅内閣が消費税増税を推進する立場となったことから、今度は無駄一掃で国民のの生活第一というのが、小沢系の政策理念となった。ところが小沢系の神風代議士が推進しているものだから、国民の生活改善に直結もしなければ、無駄でしかない国家公務員宿舎は菅系、小沢系、両方が推進する政策となってしまった。
まぁ、どうでもいい民主党内の政局分析だが、大事なことは朝霞市では民主党が、菅系であれ小沢系であれ、何の価値があるのかわからない国家公務員宿舎の建設を推進する側に立っているということである。
●新しい公共がらみのNPO関係の集会の案内をもらう。しかし、民主党の有名政治家●と●が来る、という呼び込み方に、違和感というか、既視感というか。
違和感はそんなに政治色出さなくてもいいじゃないかと感じる部分。民主党と仲良くするのはいいとは思うのだが、政治家で釣られて参加する活動家ってどうよ、と。既視感はそうしたことについて、私の日常の生活の中で感じていることです。政治(正確に言うと政治業界)が上位概念になってしまって、私たちと同じ失敗はせんかね、と。わが業界は15年前に政治を上位概念とする発想をやめましたが、いまだにその転換がやりきてれいなくて、苦労している。
まだそれぐらいなら可愛いが、日本のNPOは行政の支援や、行政の委託業務と密接不可分な関係があったりして、政治と仲良くしすぎると、変な利権に付け込まれるんじゃないかと心配になるときもある。
もちろん選挙と政策を取引するようなことはあってもいいが、個所付けみたいな話になってくると、おかしくなっていくんだろうなぁ、と思う。
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