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2011.01.10

1/10 有権者の運動を恫喝する民主党神風代議士

民主党の神風ひでお議員が、米軍朝霞基地跡地に国家公務員宿舎の建設に反対する市民運動に内容証明を送りつけたという知らせが入った。

神風議員の送ってきた文書の全文は以下のとおり。

 冠省
 貴会の活動の中で頒布している文書および電子文書内において、朝霞基地跡地の利用に関する事業につき、あたかも私自身が国家公務員宿舎建設事業再開を国に要請しているとの記載があります。私が朝霞市幹部と財務省を訪問した本旨は、朝霞市の要請文にあるように、朝霞市が宿舎に付帯して設置を予定している諸施設および地区計画の推進への影響が懸念されることから、整備事業の進展について、早期の結論を求めることであり、貴会の認識は、重大な事実誤認があり、私は著しく名誉を傷つけられ、政治活動に重大な支障をきたすおそれが多分に考えられます。
 私は貴会に対し、事実関係を精査したうえで、事実認識に関する部分の訂正と謝罪を求めます。万一、この要求を無視するような行為が行われた場合は、法的手段も辞さない所存であることを申し添えておきます。
                 草々
 平成二十二年十二月二十八日
  朝霞市三原一丁目六番一号
      衆議院議員 神風 英男〈押印〉

●国家公務員宿舎建設反対運動を繰り広げている基地跡地利用市民連絡会のビラ
基地跡地市民連絡会ニュース№1012号をダウンロード

●何が事実と違うのかわからない。「推進するとは言わずに結論を早く出せと言っている」、「推進していないが便宜を図ってやった」と言いたいのだろうが、そんなわけのわからない卑怯な言い回しがこの社会で通用すると思っているのだろうか。
富岡市長が神風議員を使って、財務省に国家公務員宿舎の建設を再開したことは市議会等で報告されている。さらに文中では、推進しているのではなく早期に結論を求めたのにつきあっただけだ、と書いているが、「諸施設や地区計画の推進」ということは、国家公務員宿舎抜きの諸施設や地区計画の代案がない限り、これは事業仕分けで凍結されたはずの建設再開にほかならないことだ。

●また、「朝霞市幹部」の陳情を取り次いだだけと言いたいのだろうが、朝霞市民の最低7000人(強制力のない厳密性のない署名が行われたときであれば30000筆あった)が反対や見直しを求める米軍基地跡地の開発について政治問題化していることは、たった4市だけで構成される選挙区の議員なら知らないわけがない。国家公務員宿舎建設に反対する市民に対しては、何ら陳情の斡旋も仲介もしてこなかったのに、建設推進側の陳情だけ取り次ぐということは、明らかに国家公務員宿舎建設の側に立場をおいたということだろう。

●政治家は政治課題については、街頭演説やビラによって自らのこの問題に対する見解を表明すべきだろう。意見が違う人と公開の場で議論をたたかわせて、結論を得るのが民主主義の手続きであろう(私はこの文脈で、合意形成をしなにければならない問題について、よっぽど追い詰められて他に選択肢がないのでもなければ、行政訴訟を乱発するような運動や政治手法は間違っていると思う)。

●神風議員が、選挙区内で問題になってきたこのことについて明確な立場を聞いたことがない。説明もしたことがない。いつも駅の階段下の薄暗いところで、この地区の課題にはほとんど関係のない天下国家の壮大なロマンと、茨城のどこかの自民党の大物を相手に選挙で挑戦したことだけ書いていないビラを配っているところしか見たことがない。これが私には騙しにしか見えない。この地区の民主党の連中が地域社会について考えていることが全く明らかにならない。
国家公務員宿舎という国と地方自治体、地域社会がこじれにこじれている問題について、朝霞市長に次いで国会議員として責任ある立場にあるのに、ほおかむりを続けてきたことは無責任だと言わざるを得ない。

●気に入らないことに対して、内容証明を送ってよこすセンスというのが、不動産屋の所有地ばかりにポスター掲示板がある埼玉4区の民主党の体質というか。法匪というべきか。立法府にいる人間が、政策論で司法を頼るな、と思う。

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