12/8 本人の責任か周囲が根性なしか
菅首相が寺田学代議士はじめ、側近にしか会わないというニュース。こういうところは小泉純一郎と比べてしまう。彼はいろいろな人、考え方の違う人とも会って上手に利用した。男女共同参画などはそのおかげでずいぶん前進したと思う。
情報過疎の一因?首相、面会・会食は側近ばかり
政治家相手以外にコミュニケーション能力がないのではないかと思われてしまう。そんなことはないはずだが。
●寺田氏について「首相に直言する姿勢を首相が買っているとされる」という一文は注目に値する。他の若手議員たちは直言しないのだろうか。首相就任前から結構いろいろな人の批判を聞いてきたが、誰も面と向かって言わなかったのだろうか。
菅直人氏にキレられて根に持ってはっきり言わない民主党議員が多いのだろうか。たしかに大きな政党になる過程で、坂本龍馬だ何だと自己規定する割に、はっきりもの言わない、主義のない議員が増えたと感じている。また、一期だけ民主党議員をした水島広子氏も著書で自己愛人間ばかりと批判していた。そんなところに、何度さいころ振っても菅、鳩山、小沢しか名前が挙がらないこの党の問題があるのだろう。
●結構社交的だと思っていた自分が、最近、菅首相同様ひきこもりがちなマインドにあることはよくない。意見がちがってもヘラヘラとごまかしてとにかく時が過ぎるのを待ってしまったりすることも多い。しかし時間がない。
●きょう、日米開戦70年。戦前と戦後のアメリカへの屈折を振り返る大切な日。ジョンレノンの命日という報道しかなかった。夏休みには様々な戦争を振り返る番組があって、NHKやるなぁ、と思ったが。
情報過疎の一因?首相、面会・会食は側近ばかり
読売新聞の調べによると、首相が半年間で最も面会、会食した相手は菅グループ所属の寺田学首相補佐官で、その他も、9月まで首相補佐官を務めた阿久津幸彦内閣府政務官らグループ所属議員が目立つ。「首相官邸は情報過疎地帯」と嘆く首相だが、身内とばかりつきあう姿勢にも一因があるようだ。
首相は、夕方に記者会見を行った6日も、東京・赤坂のすし店で菅グループの江田五月前参院議長と藤田一枝衆院議員と夕食をともにした。3人は食後、首相が使う公用車に乗って、首相のなじみの銀座のバーに繰り出した。
首相が官邸や公邸以外で会食(海外や夕食会などを除く)したのは半年間で79日。うち、寺田氏の登場回数は17回で突出している。10位(9位は4人が同数)以内でも、寺田、阿久津両氏のほか、江田氏、荒井聰前国家戦略相、加藤公一首相補佐官ら菅グループのメンバーが上位を占めた。
一方、内閣の要として首相を支える仙谷官房長官とは9回会食しているが、2人きりではわずか1回だった。
閣議や政府の会議を除く面会数でも、寺田氏は仙谷長官や福山官房副長官らを上回っている。党幹部では、民主党の岡田幹事長と枝野幸男幹事長代理が10位以内に入った程度だ。
寺田氏は当選3回の34歳。9月の党代表選では、菅陣営のスポークスマン的な役割を果たした。首相に直言する姿勢を首相が買っているとされる。
民主党内には「首相は“身内”とばかり飯を食べていないで、党の有力者や国民新党の亀井代表らともっと会うべきだ」(ベテラン)との指摘も出ている。
(2010年12月8日10時02分 読売新聞)
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コメント
確か水島代議士は2期務めていた筈なのでは・・・・・1回が選挙区当選・1回が復活当選だったと記憶してる。
投稿: 杉山真大 | 2010.12.08 23:58