12/30 議員年金廃止の処理にみる年金積立方式推進論者の間違い
自治体議員の間で、議員年金廃止のやり方について議論がされている。
議員年金廃止を推進してきた議員からは、①廃止になったことは前進、②しかし既受給者については打ち切りや切り下げはせず、税金で処理することは問題、と批判している。
これから議員になる人がどんな老後を送るのか心配しながら、この②についての怒りはごもっともだと思った。議員が入る共済組合はそもそも組合員自治が原則なのだから、自分たちの年金がどうなるかについてきちんと議論もしてこなかったために財政破綻におちいったのは自分たちの責任といってもよい。それで後任の人たちから年金を奪って、自分たちは年金をしっかり受け取っているのはおかしい。
そんなことを考えてみて、実は、年金の積立方式に移行せよと声高に主張している経済学者の類というのは、この処理を国民におしつけようということを言っていることに気づく。
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