12/28 宇宙開発の広報より、不便で豪華な国家公務員宿舎の建設が優先事項なのか
NHKニュースで、JAXAの広報施設が事業仕分けのおかげで今日をもって閉鎖となることが伝えられた。JAXAの広報施設がどの程度お金がかかり、どの程度弊害があったのか専門家ではないので詳しくは知らないが、行政の広報活動、とくにこうした研究・科学部門については、効果がどんなふうに上がっているのか、判断しづらいものなのだろう。ただし多少なりとも有益な面はあるのだろうということは、よくわかる。
一方、しつこいが朝霞市の国家公務員宿舎建設が事業仕分けで凍結されたのに、再び解凍されたことについては、全く理解できない。少なくともJAXAの広報施設より公共性が高いと思えない。
民主党の五十嵐代議士は、地元の要望が多いと発言しておられたが、誰が要望したのか情報公開されていない状態では、ウソとしか思えない。
他省に税金使うなとしめてかかっている財務省自ら、こんな無意味な税金の使い方をするのが理解できない。古い都内の公務員宿舎をリフォームして使い続ければいい話で、なぜ通勤に1時間もかかり(しかもその有楽町線たるや混雑がひどくて毎日遅延している)、環境破壊みたいなことして建設するのか。
民主党政権の正当性を疑わせるようなことだと思う。
●富岡朝霞市政がとにかく基地跡地に何か建物を建てて、その一部でも商業施設が作れればいい、という魂胆が見え見え。何でもいいから建物建てたいという、しょうもない土建国家的体質そのもの。
事業仕分けによる凍結前の計画で、保育所なんて計画に何一つ入っていなかった。さらには、保育、学童保育の増設に関しての庁内の提案を、市長側近が破って突っ返したという話を聞いたことがある。次世代計画、前エンゼルプラン、新エンゼルプランで増設せよ、とされていたものを富岡市政は無視し続けてきてのことである。また立地となる朝霞駅周辺地域は保育所がある程度あり、朝霞台や志木に近い地域より保育所開設の緊急性が低いしバランスが悪い。昨今の待機児童問題が社会的にクローズアップされて、どさくさまぎれに紛れ込ませて、保育所が必要だという世論の圧力を利用しようとしているのだろう。こういう魂の籠もらない保育所政策がろくな結果を生まない。需要とかニーズとか将来的な課題がまったく見えていないで思いつきで施設を作ろうとしているのがありありと見え、泉佐野市のように急速に市の財政状況か悪化するのではないかと、本当に将来が心配になる。
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