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2010.12.29

12/28 仙谷官房長官「専業主婦は病気」という産経記事見出しのデマ宣伝

仙谷官房長官が、「専業主婦は病気」という発言をしたかのような産経新聞のデマゴギー。何だよこの見出し。

仙谷氏「専業主婦は病気」と問題発言か 本人は「記憶にない」と釈明産経新聞 12月27日(月)13時31分配信

産経新聞にも良識的な記者はいるし、かつてマスコミの左翼論調全盛時代は左翼勢力の間違いをきちんと追い続けたという業績は評価しながら、しかし最近の産経はひどいレッテル貼りを煽る記事が多い。

仙谷氏はこの発言をした全私保連の会議で、日本社会が男女共働き社会になっていかざるを得ないし、これは特異な状況ではなく、高度成長が始まるまでの日本社会の当たり前の姿だったと指摘、家庭責任を女に押しつけ、男が異様なまでに働くこの社会構造を放置してきたのが病気だ、保育園の役割は高いし政権として強めたい政策なので全私保連のみなさんかんばれ、と話している。

それを私立幼稚園業界のFAXレターで見出しや要約「専業主婦は病気」と打っただけの話で、産経がそれを見つけてミスリードするような見出しを書いて、高崎経済大学の八木秀次はじめ、にわか右翼がぎゃあぎゃあ騒ぎ出している構図である。

当の産経の本文を読めば、そんなこと仙谷氏が言っていなというのは、産経自身も認識している。東スポじゃないんだから。

●直情的なネットウヨみたいに、専業主婦が日本の伝統などという人は、それを証明して見せよ、と思う。
昔、それらしきものがあるのは、ごくわずかの上層階級だけであろう。今も地方都市に行けば、純粋な専業主婦は公務員か全国企業の転勤族の妻しかいないと言っても間違いではない。高度成長期の首都圏、大阪圏、名古屋は、たまたまいろいろな好条件が重なって、多くの女性が専業主婦になれた。もうこれからはどんどん少なくならざるを得ない。

●最近の右派は重みがない。昔の左翼の跳ね返り分子のような騒ぎ方、レッテル貼りをする。安倍晋三現象とでも言おうか。違う思想の人をどう理解したらよいのか、「テロルの決算」でも読め、と言いたい。

●民主党政権を批判したり擁護したり。しかし間違っていないことは弁護、擁護しないと。

仙谷氏「専業主婦は病気」と問題発言か 本人は「記憶にない」と釈明産経新聞 12月27日(月)13時31分配信

 仙谷由人官房長官が4月の子育てシンポジウムでの講演で「専業主婦は病気」と受け取られかねない発言していたことが27日、分かった。仙谷氏は同日の記者会見で「そんな表現をした記憶はない。男性中心社会の固定観念が病気であると、絶えず申しあげてきた」と釈明した。

 幼稚園情報センターのホームページなどによると、仙谷氏は4月26日、全国私立保育園連盟による「子供・子育てシンポジウム」で講演し、「専業主婦は戦後50年ほどに現れた特異な現象」と分析。「(戦後は女性が)働きながら子育てする環境が充実されないままになった。もうそんな時代は終わったのに気付かず、専業主婦に家庭の運営を任せておけばいいという構図を変えなかったことが、日本の病気として残っている」などと発言した。

 仙谷氏は27日の記者会見では「工業化社会に入る前は女性は家事労働もし、(男女で)共同作業をしていたが、戦後の一時期、分業体制が固定化されすぎていた」と持論を展開。「志ある優秀な女性にとっては日本の社会構造は生きにくい」との認識を示した。

 この発言は、雑誌「正論」2月号で高崎経済大の八木秀次教授が指摘した。

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