12/2 雇用不足と刹那主義の蔓延
仕事先で乗った電車の後ろの席が、就活中の若者たちだった。雇用情勢があまりにもひどいので、下手な鉄砲数撃ちゃ当たるみたいなことを余儀なくされている。
盗み聞きしてしまったみたいでなんだが、その会話の内容、センスが良く、一緒に働きたいと思うような人たちだったが、ずるさとか騙しとか苦手そうで、うまくいけばいいなぁと思った。
●とてもセンスのよいブログを紹介したい。
dongfang99の日記 雇用をつくる
●明日からの北大の山口二郎先生の講演を控え、先生をご接待。政治の現状に一同頭を抱える。条件反射的な反応をしない1940年代前半世代に戻し、政治に対する信頼や落ち着きを取り戻すことが大事じゃないかという話になる。あと政党の理念を熟成させることも。
とにかく恐ろしいのは、ポビュリズムの政党の伸張と、そのポピュリズム新党が民主党以上に期待に添えずに崩壊した後のファシズムの到来。
●その先生を乗せたタクシーの運転士が、あと10年で日本は崩壊する、だの、年金は破綻するだの、語り始めた。こういう人たちに刹那主義みたいなものを植え付けた、小泉政権と、長妻昭のような人たちは罪深い。政治家やオピニオンリーダーは、苦しくなったとしても、この社会は戦乱でもなければ続くんだ、という事実をきちんと伝えるべき。刹那主義の蔓延による倦怠感によって社会が崩れていくことが最も良くない。
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