12/11 朝鮮出兵
表向きの大義名分があるのかも知れないが、菅首相が朝鮮半島有事に法人救出のために自衛隊派遣できる体制を韓国と作ると発言。
非常に危険な予感がしている。邦人救出という大義名分が立てば、どこにでも自衛隊の駒を進められるロジックである。また専守防衛という日本の防衛の基本理念にも関わる。
判断力のない政権が、非常に危険なところにこの国をもっていってしまっているような感じがしている。危なくなった頃に兵隊に取られそうな子がいる私として、生存本能的な危機感をもってしまう。
拉致被害者家族との会合の席で、持ち出したというのが悪質。拉致被害者の救出は実力行使ではなく外交交渉でしかありえない、実力行使の話を持ち出すというのは、火事場泥棒的のような議論の立て方である。
●自分の子どもを殺されたくなければ、次の統一自治体選で民主党に死の鉄槌を下すことではないかと思う。選挙で落ちる限りにおいて、彼らは死ぬことはない。
●そうして民主党の政治家たちは雇用不安におびえるがいい。非正規化する労働やつまらないことで解雇をちらつかされながら働いている国民の不安を、部下である公務員を「民間並みに」叩いて免罪されるより、身をもって体験するのがいいだろう。
●政党や政治家が政治的な節操のない行動ばかりしていると、もうかばいようがないという境地に立つ。自民党政権末期の支持団体のメンバーもそうだったのだろうか。
●このインタビューはハローワークでのもの。その感想を読むと、首相は相変わらず失業をミスマッチにと思いこんでいるよう。阪大の小野教授は相談役から降りるべきではないか。
有事の邦人救出、自衛隊派遣を韓国と協議へ
菅首相は11日昼、朝鮮半島有事が起きた場合、在韓邦人救出のための自衛隊の現地派遣を実現するため、韓国政府と協議を開始する意向を表明した。
視察先の東京・西新宿で記者団の質問に答えた。
首相は、「有事で自衛隊機で救出に向かおうと思った時、まだ日韓の間ではルール作りができていない。自衛隊の輸送機などが受け入れてもらえるか、そういうことについて考えなければいけない。韓国との間でも安全保障に絡む協力関係が進んでいるので、少しずつ相談を始められれば(いい)」と述べた。自衛隊に対する韓国国民の複雑な心情に配慮しつつ、自衛隊派遣の道を探る考えを強調したものだ。
朝鮮半島有事の際の邦人救出のための自衛隊派遣に必要とされる自衛隊法改正については、「そういうことを念頭に置いて考えなければならないが、今すぐどの法律をどうしろということを指示している段階ではない」と語った。
(2010年12月11日13時03分 読売新聞)
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