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2010.11.11

11/11 馬淵より辞めさせるべき大臣がいる

自民党が馬淵国交相の辞任を要求。

個人への賠償責任がない公法的な考え方からいうと、ポストで責任を持つことになるので、こういう要求になるのだろうが、実質的な責任者は当時国交相であった前原外相だろうと思う。機密漏えいだって、対中外交のミスリードだって、前原氏が国交相の時代の問題だと思う。

最近の政権は属人的資質で動いており、ポストで責任を取らせても、政治はちっとも良くならないという感じがしている。また何ら責任のない後任者が責任を負わされても、形式的に謝罪するようなことになるだけで、無意味だ。

●ビデオ漏えいに関する政権の混乱について、政治的観点からさいたま市議の高木まりさんが的確な意見をまとめている。
信用の危機・政権の危機

●江川紹子さんが、国益のために機密漏えいさせた西山太吉さんを世論は守らなかったし、新銀行東京の内部告発した社員が裁判にかけられたときにも守らなかったと批判。そう思う。
小規模・零細企業の労働組合づくりをしている人の話を聞くと、組合づくりのために会社の内実を労働組合オルグに話すと、守秘義務違反で解雇されたり懲罰を食らったりすることがあるという。そういう社会に当たり前と思っていて今回ばかりは機密漏洩に大義あり、とはならないだろう。
ただ、外交問題につながる情報を初動の段階で機密情報として扱わず、きちんと守らなかった国交省・海上保安庁の過失はあり、本人に罰を下せるかどうかは微妙だろう。

●この問題で中国政府が静かに事態を見守っていることがありがたい。しかし何らかの結論が出てきた後には、大きな借りができるのだろう。

自民、馬淵国交相の辞任要求へ 尖閣ビデオ流出で2010年11月11日11時37分読売

 尖閣諸島沖の漁船衝突事件のビデオ映像がネット上に流出した問題で、自民党は11日、海上保安庁を所管する馬淵澄夫国土交通相の辞任を要求する方針を決めた。

 同日朝、石原伸晃幹事長ら衆参幹部が会談し、「海上保安庁長官だけでなく、馬淵大臣は辞める必要がある」との認識で一致した。政府側が辞任・更迭に応じない場合には、野党が過半数を占める参院に問責決議案を提出することも検討している。

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