10/31 監視カメラは30人に1台
クローズアップ現代の監視カメラの回の録画を見る。
国内で330万台も監視カメラがあるという話で、国民30人に1台監視カメラがある勘定になる。こんなにたくさんのカメラを誰がモニタリングしているのか、実にあやしい。カメラの監視のためにこの国の労働力も経済力も消耗していくような危機を感じた。
とにかく安全のため、という危機感の煽り方で、カメラを設置することに反対したり、カメラに異議を挙げること自体がしにくい中で、いけいけどんどん太平洋戦争、という感じで進められている。
番組中で、成城警察署が監視カメラの設置の営業に同行しているシーンがあった。また、ふつうの民家に監視カメラを付けているというのが驚きである。
問題は写されている側がどのように使われているのか、撮られているのか把握できないで民間活力と警察当局の奨励で増設され続けていることがおかしいという番組は正しい姿勢だろう。
●330万台となると、もはや警察が設置を奨励しているというのは国民監視が中心(もちろんその目的もある)ではなくて、主目的はカメラ屋の利権がらみというにおいがして逆におもしろい数字でもある。
●他人の細かいところを監視してチェックばかりする、粘着質で性格の悪い人がのさばりやすい社会というのはなんだかいゃなものだ。
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