10/15 大村秀章衆院議員、思いとどまれ
名古屋の河村市長が、大村秀章衆議院議員に知事選挙の立候補を要請。それに対して大村氏は即答を避けている。
河村氏と友人であろうがなかろうが、年越し派遣村で汗をかき厚生労働関係に造詣の深い大村議員が、減税が第一の公約の政治勢力から立候補要請を即座に断らないというのは、自己否定につながらないのか。
社会保障、労働関係の施策は、企業福祉、家庭内福祉を多用して小さな政府路線をとってきた日本で、行き詰まりを見せている。多少なりとも社会保障について知識がある政治家なら、減税はできるわけがないと知っているはずである。
減税するなら、社会保障の大幅な縮小をやるしかない。それが誰もがやりたがらない厚生労働関係の細かいけれども当事者には生死を分ける大事なことである政策調整に携わってきた大村氏の政治家としての価値をどれだけ落とすことになるのか。河村氏の要請による立候補など、ぜひとも思いとどまってほしい。
●少し遅れた話になりますが、吉野川河口堰反対運動のリーダー的存在であった、姫野雅義さんが登山事故で死亡という報せ。徳島県知事選挙のときに、いろいろ話を聞かせていただいたが、穏やかな方でした。本当に残念です。ご冥福をお祈り申し上げます。
河村市長、自民・大村衆院議員に愛知知事選立候補を要請2010年10月15日11時2分
来年2月6日に投開票される愛知県知事選で、河村たかし名古屋市長は15日、自民党の大村秀章衆院議員(50)=比例東海ブロック=に立候補を要請したことを明らかにした。自らが代表を務める地域政党「減税日本」の支援候補とし、減税などの公約をともに訴えたい考えだ。
河村市長は15日朝、報道陣に「郷土愛のある方。減税ができる人ということでお願いした。感触はよい。出てくれると思っています」と語った。一方、大村氏は朝日新聞の取材に「河村市長とは盟友だ。ただ、知事選について正式な話はない。現時点でこれ以上のコメントはできない」としつつ、立候補の可能性については「あるともないとも言えない」と含みを残した。
大村氏は愛知県碧南市出身で当選5回。自民党政権では厚生労働副大臣を務めた。
同知事選は、民主党が元総務省官房審議官の御園慎一郎氏(57)、自民党が内閣府行政刷新会議事務局参事官補佐を務めた重徳和彦氏(39)、みんなの党が医師薬師寺道代氏(46)を擁立する方針。
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