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2010.08.09

8/9 まことに場をふまえなくてよろしくない首相の核抑止力発言

菅首相の原爆忌の対応がいただけない。

首相の核抑止力が必要、という発言がよろしくない。仮にリアルポリティックからはそういう議論になるのかも知れないが、原爆忌で言う必要は何もない。実際の核廃絶のプロセスロードを議論するときに必要な議論だと思うが、そのときにやればいいことで、原爆の被害を追悼する場で言うべきことか。先の大戦で、外務省を中心に天皇の意を忖度して終戦工作が始まった段階で、アメリカが原爆を投下したのは、まさに核抑止力を前提に、アメリカが国際社会で優位な力関係を形成するために、半ば実験として行われたからだ。その犠牲者やその家族を前にする発言としては、あまりにも不適切である。
原爆の被爆者が怒って謝罪を求めても、一方ではリアルポリティックという面で否定しがたい議論もあって謝罪しようもなく、実に菅直人のイメージを低下させるだけの始末の悪い発言だと思う。

先日、樋口恵子さんもこの発言についてひどく怒っておられた。

それから、些細なことだが、原爆の被爆者団体との意見交換でのマイクの持ち方がなっていない。マイクの頭を包み込むように持って話していた。あれはカラオケか、選挙終盤戦のみやるべきことで、非常にゲーム的場面を思い起こさせるため、厳粛な場では、ややなめている印象を与える。首相になったのだから、あのマイクの持ち方はやめるべきだ。

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